銀色のかけら

銀魂感想と徒然日記

WJ銀魂591『血と魂』

2016-06-13 22:22:24 | WJ銀魂感想
師を慕っていた朧が、なぜ追手となって松下村塾を襲い、なぜ師を殺め、その器を再生させたのか。

自分の身を投げ打つほど、命を捧げるほど、師の幸せを願っていた朧。
幸せそうに笑う師の横に、自分ではなく弟弟子たちの姿がある現実を目の当たりにした時、
献身が私欲に一変し、弟弟子たちだけでなく自分までも、求めてやまない陽を失くすことになってしまったなんて…

以前、感想でも書いたのですが、この闘いの中、虚が銀時たちを遠くから見る表情に、もしかしたらまだ松陽先生のかけらが…と思ってしまったことがありました。
そうであって欲しいと。
もう器しか残らない師、虚に忠誠を誓うと言った朧も、その闇で満たされた器の内奥に、かけらでも松陽先生の陽が残っていることを願っているのでは…

弟弟子、高杉との死闘の末。
一番弟子の朧は、松陽先生から貰った命を使い果たしてしまったのでしょうか。

WJ銀魂590『一番弟子』

2016-06-06 09:32:50 | WJ銀魂感想
虚の・・・
いえ、松陽先生の一番弟子は、朧だったのですね。

自分の業に苦しみ、人となりたいと願う松陽先生。
それは、虚の内奥に確かに存在する願いなのだと受け止めているのは、朧ただ一人なのかも知れません。
高杉も銀時も『あの時』松陽先生は死んだのだと、虚は仇なのだと解釈するしか、走り続ける理由が得られないでしょうから。
そのどちらも誤りとは言えず、かといって、どちらも正鵠を射ているとは言えないのでしょうね。

弟子たちを闇より救い、陽を与えた松陽先生。
弟子たちの腹に残った温みは硬く鋭利な悲哀のかけらとなり、彼らに痛みを与え続けていることが、つらくてなりません。

どうか、どうか・・・
皆が救われることを、願っています。

WJ銀魂587『すっとこどっこい』

2016-05-17 18:42:37 | WJ銀魂感想
ついに、自分を失い何者でもなくなった神威。
こんなに意地っ張りだとは・・・
でも、だからこそ、是非は別として、どこまでも真っ直ぐだということが、道を見失い彼に光を見る者が大勢いる所以なのですよね。


なんだか、

高杉に似ていると思いました。

自分を手放しで愛してくれた愛する人を失った、遣り場の無い、ともすれば自分に向けられる、憤り。

神威が高杉に肩入れするのは、同じ匂いがするからなのでしょうね。


高杉に、どんな時も寄り添ってくれる仲間が居るように、神威にも、阿武兎が居ますよね。

阿伏兎が、どんな想いで神威に付き従うと同時にお守り役を買って出ているのか、語られましたね。

(脳内で)まさにあの声で語られ、ぐっときました。


もう、誰も傷付かないで。
どうか、皆、無事で。

安寧を願うばかりです。

WJ銀魂578『井の中の蛙』

2016-03-07 23:47:05 | WJ銀魂感想
今回は神楽ちゃんのパピーと故郷の星『徨安』とマミー・・・いろいろと語られましたね。

まずは、パピー『神晃』っていうお名前だったんですね。
陸奥のお父さんと旧知の仲で、陸奥とも交流があったのですね。

そしてアルタナの影響を受けていたと思われる神楽ちゃんのマミー。
でも、不老不死ではなく、長く患って身罷られたのですよね。
何があったのか、次週語られるのでしょうか。

アルタナ。
地球で言う龍脈。
ずっと気になっているのは、定春と龍脈の関係。
この先、それが回収されるお話(後付けにせよ)はあるのでしょうか。
銀さんに懐く・・・というか、やけに噛みついてますがそれは何か意味が?
延いては銀さんの生い立ちが気になりますよねぇ。

パピー、立派に育った神威と神楽というとっておきがあるから、ふたりを護るためなら捨て身で行けるというのは解りますね!
それが生物の本能ですからね。

銀さんたちだけでなく、辰馬や陸奥もこちらへ向かっているのでしょうか。
なんとか早く・・・!

WJ銀魂577『泣き虫』

2016-02-29 23:22:20 | WJ銀魂感想
本当に強くなりましたね、神楽ちゃん。
強がりなお兄ちゃんを諌められるほど。

神楽ちゃん、黙って離脱してきたようですが、やっぱり地球の家族が追ってきてくれましたね。
だけど、銀さんの嫌な予感って・・・ああ、虚、ここで参戦ですか。

神威のあんなに切羽詰まった表情は初めてじゃないかと。
虚の恐ろしさが知れますね。

義手を落としながらも虚の攻撃を受け止めるパピーは凄い!
最強兎と最強烏の闘い。
だけど、パピーは既に負傷してますし、銀さんたちの到着が待たれますね。

・・・それはまた、つらい闘いが始まるということなのですね。


と、巻末コメント。
空知先生、WJ編集長さまと会食なさったんですね!
深読みしたくなるところですが・・・
昔のWJのお話、楽しそう!
いろんな裏話がありそうですよね。