だんごに恋したっ!~紀州釣りを貪る女のつぶやき~

あづい・・・脳みそトロけそぅ・・・

ありえへん

2007年03月12日 | 紀州釣り珍道中

2007.3.11

小潮・5℃-9℃・北-北西10-8m/s
日の出/日の入り6:16/18:03
干潮3:29(95)/16:37(46)
満潮9:10(142)/23:51(116)
曇りのち晴れ(夜半に雨)




“犯人は必ず現場に舞い戻る”
そのセオリー通り先日の一人爆釣ゾーンへ再び舞い戻った。

朝方まで雨、その後午前⑦時からは晴れの予報は
見事に裏切られた。
実際の天気は雨は午前中残り~の、暴風は吹き荒れ~の、
当然気温はドン冷え~の。
こんな日は場所選びに一苦労する。
ワタシ的には雑賀崎を攻めてみたかったのだが、
風向きの関係もあり既に知っている○▲浦にケテイ。
色んな向きでできるので“困った時の○▲浦頼み”だ。

駐車場に着くなりハプニングが!
不注意なふにゃ太郎が突然クルマのドアを勢いよく開け、
座っていた娘が頭から車外へと落ちてしまったのだ。
幸い娘は無事であったが、ふにゃ太郎が精神の壊れる程の
言葉責めにあった事は想像に難くないであろう。

スネ太郎と化したまま、いそいそと釣り座へ去って行ったふにゃ。
お弁当を食べる娘の横で窓ガラス越しに空を見上げる。
結構な雨、台風並みの風。。。

「こんな日に紀州釣りしに来るバカおるんか!?」
と紀州釣り界・女子の部においてきっと不世出のクソバカであろぅ
自分のことなど棚に上げ、腹の底から笑い出そうとしたソノ時
「おはよー」とクルマ越しに声を掛ける人物が。

近頃足しげくココの釣り場に通い詰めている、
潮都会においての先輩・釣りキチへたっぴ~ず準構成員・
そして永易流紀州釣りを習得し、フィールドテスターを目指している
(長いゎっ)いしばし君であった。

その後もぞくぞくと我が潮都会の愉快な仲間たちが終結する。
みんな好きねぇ。

依然雨もやまず、行きの道中で見かけたマリーナシティの
《それゆけあんぱんマン》イベントへ娘と二人行こうかしら・・・
と思案する。
頭の中でココからマリーナシティまでの自主経路を組み立てようと
試みるが、10分経ち、20分が経過してもワタシの頭の中の地図は
余白にまみれていたので断念した。

そこへふにゃ太郎から
風裏に釣り座を構えることができたと告げる電話だった。

9:30になり、交替の時間となる。
この日は天候のせいか、珍しくヤル気もコン気も五木も皆ないワタシ。
それなら辞退すりゃぁいいのに・・と自ら思いながら釣り座へ。

さぁ ゲ ー ム の 始 ま り で す (娑化鬼薔薇逝ゑ)

「狭い釣り座やなぁー」とは感じていたが、いざ投げようとすると
①右後方・至近距離に外灯の鉄柱
じゃぁクーラーをちょっとズラして・・と移動すると
②右側・至近距離に堤防の壁
③回収しよぅと竿を倒すと①の障害物アリ
じゃぁまた最初の所に移動すっか・・と変わると
①の外灯+④電線アリ。。。

「じゃあコッチ」「じゃあアッチ」とロィロィした挙句、
最初の場所に戻り投げ始める。
が 予想通りシャクを構えると外灯に当たる。
今日はヌカをふにゃ太郎と共同で使わせて貰っているが
パサ過ぎるので水分を足したいけれど、とても気を使う。

イラっとしながら失敗を繰り返していると、

クルックゥ~

ヤツらが来た。
鳩ぽっぽだ。

最初は友好的にムギを撒いてあげたりしていたら
図に乗ったヤツらは

クルックゥ~


クルックゥ~

と催促して来る。

実は鳩が怖いワタシ。
あの“足の指のシワシワ”を見るとゾゾ毛が立つのである。

神様から“知恵”という優れた道具を授かっている高等動物の
底力を見せてやろぅと、少し離れた場所に猫なで声で誘導し
ムギをばら撒いてやった。
しかし恐るべし。
ヤツらの捕食動作のスピードは、カール・ルイスよりも早く、
アっという間に食べつくしては

クルックゥ~

クルックゥ~

と 再び貪欲に求めてくるのだ。

もうこうなったら貪欲女vs貪欲ハトの戦いである。

知恵の勇者・団妻は、硬く握ったダンゴを遠く離れた地点に置いた。
ヤツらは簡単に誘導され、必死でダンゴの中のムギを貪り喰っとるゎぃ。
そぅ簡単にはアノ砦は崩せないだろぅ。

ようやく悠悠とダンゴを投げ、ウキを眺めるワタシ。
と アタリらしき動きがーーーっ!!

電線や外灯に気をつけつつ、バチコーンとアワセを入れたソノ瞬間、
リールに添えられたワタシの手に、何か恐ろしく硬いモノがバシっと当たった。


コケコッコー!!(゜∈゜*)


ヤツらの一員が、【攻撃力20000/破壊力500000】と噂されるアワセ音に
慌てふためき、ワタシの手元目掛けて飛んできたのであった。

あまりの衝撃に、リールを巻くことすら忘れ呆けるワタシ。

・・・負けた・・・
完全なる敗北であった。
人間は己の能力を過信しているに過ぎない。
やはり自然には勝てないのである。
ヤツらは増長し、仲間まで呼んでワタシを取り囲んでいる。
見てはイケナイのにヤツらの足の指ばかり見てしまう。


もはや何をしにココにいてるのか判らなくなったワタシ。
ムキになるポイントを確実に間違えてしまった。

乱反射でウキも見えないし、突風でコンタクトも乾くしで
結局 時間にして①時間弱・有効投数③位で終了。

みんなの釣りしている内向きの堤防へ。
そこで紀州釣り界の伝道バイブラー・○ゅ○○いサンを見つけ、
お声だけ掛けさせて頂く。
お邪魔しました。

夕方も再び一度サオを握るも、ベラが釣れたのみ。


以上


「鳩とワタシ」

について団妻がお送りしました。ペコリ

長文だからと言って釣れてる訳じゃないんやで。