だんごに恋したっ!~紀州釣りを貪る女のつぶやき~

あづい・・・脳みそトロけそぅ・・・

また貪ってもた

2006年09月25日 | 紀州釣り珍道中

9月23日 塩津


早朝釣り場に着くと、すでに沢山の人出。
特に紀州釣りマンが多い。
ここまで多いのも珍しいんじゃないかって位
ワンサカいる。

風向きを考慮して久しぶりに内向きに釣り座を構える。
いつも通り、まずはふにゃサン。
1投1匹の確立で釣りあげる。
ボラやけど。

それ位、全体的にボラが凄かった。

会長も顔を出して下さり、ワタシも娘と釣り見学。
すると会長が娘をピアーランドに連れて行ってくれる
と言ってくれる。
甘えさせてもらい、娘は会長と共に公園へ。

「そんなん悪いわぁ」と言っていたワタシ。
会長と娘が車に向かって歩き出した途端
イヤらしい程の機敏さで自分の釣りの用意を始める。

数投のタナ調整の後、サシエにオキアミを着けて
更に③投したら
なんとチヌちゃんげっちゅ

まぁまぁの型を仕留めた。

ふにゃサンにも火がつき、①枚げっと

昼前になり、会長宅で餃子パーティー。
会のみんなにはワタシが普段“主婦業”をしてるのかと
疑惑を持たれてる感があるので、
ココはサクっとワタシの華麗な餃子の皮包みを披露
してやろうと気合を入れる。

しかし元来、高倉健なぞ比ではないくらいの不器用。
ヒダヒダを寄せる度に目は寄り、指と一緒に
首も顔も歪む。

釣り場でハリを結ぶ際も顔面まで歪んでしまうため
必ず人のいない方を向いて結ばなければならない
実は苦労人なのである。

⑩個も作ると次第に勘も取り戻し、芸術的に美しい、
まるでオブジェの様な餃子が次々に作り出されていった。

みんなでワイワイ食べて、再び海へ。
本当にご馳走さまでした!

眠たくなった娘を車で寝かせる。
ふにゃサンは釣り。

その後1度交代するも、釣れず。

釣りも終わり、みんなでたぁちゃんちへ。
おいしいお鍋を食べ、お風呂もいただき、
すっきり気分で車中泊ぅ

★。、::。.::・'゜☆。.::・'゜★。、::。.::・'゜★。、::。.::・'゜☆。.::・'゜★。、::。.::・'゜

9月24日 塩津

今日も風が強いとの予報。
ふにゃサンは高の裏に釣り座を取る。

ワタシは一人、昨日と同じ内向きに決める。

昨日の釣れ方が納得いかなかったから。
生意気やけど。

タナがピタっと合った。
だんごもボラを交わす為にパサをしっかり握り、
ボラアタリの後のチヌのアタリを取った。
それで釣れたのは確かだが、他の部分で全く納得いかない。
その証拠に夕方はボロボロだったから。

昨日の①枚では納得できない。

10時に交代し、釣り座へ。
回りを見ると、この日もボラに悩まなければならないようだ。
そしてやはり投げ続けるもボラ連発。

とにかくこの場はタナをしっかり把握できる事と
ラインをきちんと出す事・ダンゴの調整のみを課題に続ける。

時折 高の裏で釣りしてる会の人たちのところへ
遊びに行ったりした。

たぁちゃんの後ろに座り、喋りながらも釣りを盗み見る。
そしてまたソコから自分への課題を作り、
釣り座に戻っては試す。

ふにゃサンと娘とランチを食べて交代。

途中、テっちゃんが大きなタツノオトシゴを見つけ、げっと
珍しそうなんで近所の水族館へ持って行くんだと言う。
まるで少年である。

男性ならではの感性なのかも知れないが、
誰しもこうゆう部分があるからこそ
男性は釣りに夢中になるのだろうな。
とっても微笑ましかった。

4時前に子守り交代。
自分の釣り座で始めるも、ボラ連発。
腕が痛くなる程ボラを掛けまくった。

周りの人が「チヌおらんねんで」と慰めてくれる中
ワタシは「絶対におる」と確信していた。
ソレを釣れるかどうかは自分次第だけど。

とにかくダンゴを持たせないといけない。
そぅ考えてパサを締めるも、ボラに割られてしまう。

少しだけアミエビを加えて、更にしっかり握ってみた。
ハワセていたタナも少し詰めてみた。

今まで出なかった明確なボラアタリの後、
寝ウキに波紋が立ち、トップが反応する。
そしてフワーと持ち上がりピンコ立ちで海面に沈みだした。

ばちこーんとアワセを入れる。
竿先がたたいている。
しかし手ごたえが・・軽い。

一瞬不安になるが、隣で会長が「チヌや・・」と
教えて下さる。
手前まで寄せると銀色のウロコがギラっと光り
反転したのが見えた。

一呼吸置いてうれしさでいっぱいになる。
ほんでまた「ヤッター」と言いながら
無事ちぬちゃん げっちゅ

軽く感じたのは、20㌢だったのと、
ボラの引きをイヤという程味わってしまってたから。

みんな本当にありがとーね
ウキが動いたらクーラーからお尻をあげて
騎上位体勢でソワソワしちゃうワタシやけど
前までの、ウキが動いたらヒンズースクワットしてた頃に
比べたらチョットは成長してるハズやから
また来週よろしくね~


あーホンマに嬉しかった

よく『なんでそんなに必死やねん』とか
『なんで紀州釣りが好きなん?』とか聞かれる。
ワタシからすれば、「なんで好きなん?」という質問は
ともかく、「なんで必死やねん」と言われても




好きやから(love)



そぅとしか答えられない。
もしくは『好きだから上手くなりたい』か。
はてまた『変態やから』も正解か。


そりゃ~下手くそやから釣りしてる格好もブザマかもしれんし
自転車釣行にしたって“女性として”で考えたら
レッドゾーンを遥かに振り切ってしまってるよー。

でもねぇ
『ダンナが釣り好きやから』じゃなくって
自分が好きなんよね。
ワタシ一切協調性ないから。
好きとか嫌いなんて、理屈じゃなくて感覚でしか感じられへん。


海に行けたら『ジュンッ』
サオ持てたら『ジュンッ』
狙い通り魚釣れたらそれはもぉ最高のエクスタシーよ

とにかくもぉ、やればやるほど

好きにならずにいられない
by エルビス

って感じ。

愛してしまってるのね きっと。
狂おしい程に。


好きにさせてくれてるダーリンと
いつも楽しく親切にしてくれる皆様に感謝しつつ
フナ虫のような謙虚さと堺のおぃやんのシャクリの
ような豪快さでこれからもがむばってゆきます。

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★番外編★

帰りにたぁちゃんと寄ったラーメン屋兼ごはん屋さん。
娘の大好きな『うどん』がメニューにあったので頼んだ。
一番最初にうどんが出てきて、器に取り分けてやると・・・
「ギャーっo(;△;)o 」と娘が泣いた。
何が起こったのか!?!?慌てふためく我々。
ふとたぁちゃんが「ラーメン食べたかったんちゃうんか?」と言った。
ワタシは「まさかなぁ。まだ②歳やし、うどんも大好物やもん」と思いながらも
「チュルチュルラーメン、食べたいの?」と尋ねるとコクンと頷くではないか!!
たぁちゃんが自身のラーメンを取り分けてくれて、娘は納得したようだ。
確かにいつも和歌山ではラーメンを食べる娘。
でもソレがここまで分かっていたとは思ってもみなかった。
普段一緒にいても見えない娘の成長。
そんな娘がとっても頼もしく見え、心から感動した母団妻なのでした。