フィギュアスケート国内大会の選抜方法 (カナダ) についてまとめてみた。
日本や米国と同様に、地区予選、中間予選を経て全国大会に出場する。ジュニア選手がシニア大会に推薦で出場する制度はない。
地区予選のセクショナルズ(10地区)を突破し、各地区(各州)から中間予選「スケートカナダ・チャレンジ」に出場する選手の数は図中の表のとおりで、概ね各州の人口に比例した人数が割り当てられている。(カナダ総人口3600万人強の40%を占める)オンタリオ州は15名、(同20%の)ケベック州は8名など。
(ジュブナイル級のみ地区予選のセクショナルズが最終戦となる。全国大会はなく各地区ごとの決勝戦となる。)
中間予選「スケートカナダ・チャレンジ」は、日本や米国のように開催地を分散せず全国大会として開催し、ジュニアとシニアは最大41名、プレノービスとノービスは50名が出場する大規模な大会だ。(しかし2018年11月の大会ではプレノービスとノービスの女子は50名以上がエントリーしている。)
成績上位の選手がカナダ選手権に出場できる。
プレノービスはこの大会が最終戦(決勝戦)となる。
カナダ選手権の出場者の定員はロシアと同様に少ない(日本は男女シングルは30名だが、カナダとロシアは18名)。この大会の結果によって世界選手権などの出場者や次シーズンのナショナルチーム候補が決まる。
国内大会の選抜方法(公式サイト)
スケートカナダと地区について(Wikipedia)
(関連サイト)
フィギュアスケート国内大会の選抜方法 (日本、米国、ロシア)
ロシアノービス選手権の選抜方法
フィギュア用語(ロシア語)