きのつらゆき(Kino_Tea)

紀貫之のごとく、気の向くままに、つらつらと、(書いて)ゆきましょう。
ブログというより備忘録。スケート関連多い。

4回転ジャンプ(4A、4Lz、4F、4Lo)を跳ぶ男子選手の一覧表

2018-10-19 | Skating

(Update 2020-12-05)

ブログ記事「4回転ジャンプ(4A、4Lz、4F、4Lo)を跳ぶ男子選手」をもとに一覧表を作成した。2017年2月に調べ始め、だいぶ増えてきた。完璧に把握しているわけではないので参考程度の内容。年齢は2020年11月時点のもの。


名前

所属

生年
or
年齢
ジャンプ 備考

4A 4Lz 4F 4Lo 4S 4T
マイケル・ワイス 米国 1976         (引退)'98五輪4Lz
リッポン 米国 1989       (引退)
ブランドン・ムロズ 米国 1990       (引退)4Lz世界初認定
ジミー・マ 米国 1995         国内大会で4Lzに挑戦
ネイサン・チェン 米国 1999   唯一の5クワド認定選手
クラスノ・ジョン 米国 2000      
ヴィンセント・ジョウ 米国 2000      
レイノルズ カナダ 1990       (引退)
パトリック・チャン カナダ 1990       (引退)
メッシング カナダ 1992       4Aは'19WTTのEX練習
N・ナドゥ カナダ 1997       4Loは国内
ナム・ニューエン カナダ 1998        
コンラッド・オーゼル カナダ 2000   全種の動画
ジョセフ・ファン カナダ 2001          
ゴゴレフ カナダ 2004   13歳で4Lz(最年少)
高橋大輔 日本 1986          
無良崇人 日本 1991         (引退)
村上大介 日本 1991       (引退)
羽生結弦 日本 1994   4Lo世界初認定
宇野昌磨 日本 1997   4F世界初認定
櫛田一樹 日本 1999          
島田高志郎 日本 2001        
佐藤駿 日本 2004     4Lzは'19JGPFで成功
チャ・ジュンファン 韓国 2001      
李侠 中国 4?           '99ユニバーシアード
ボーヤン・ジン 中国 1997      
マルチネス PHI 1996         (休養)
ブレンダン・ケリー 豪州 1994        
J・フェルナンデス スペイン 1991       (引退)
アダム・シャオ フランス 2001      
マッテオ・リッツオ イタリア 1998          
D・グラスル イタリア 2002   15歳で4Lz
J.ベロラドスキー(兄) チェコ 1999          
A.セレフコ(兄) EST 2001          
ヤグディン ロシア 1980         (引退)
プルシェンコ ロシア 1982     (引退)
ボロノフ ロシア 1987         (引退)
セズガノフ ロシア 1988           (引退)
A・ドミトリエフ ロシア 1992       4Aに挑戦
ゴルシコフ ロシア 1993           (引退)
ミハイル・コリヤダ ロシア 1995        
A・シュレポフ ロシア 1996        
ラズキン ロシア 1997       4Loは国内大会で成功
A・ズベル ロシア 1997     4Aは陸トレ
サマリン ロシア 1998      
U・サモイロフ ロシア 1999   4Fは'17 IceStar など
D・アリエフ ロシア 1999        
エロホフ ロシア 1999      
ペトロフ ロシア 1999          
M・イグナトフ ロシア 2000     '20GPロシアで4Lo
S・レオニド ロシア 2000       '19全露で4Lo
グメンニク ロシア 2002        
モザリョフ ロシア 2003         '20GPロシアで4F
D・サムソノフ ロシア 2005     ノービスA2で4Lz挑戦
レフ・ラザレフ ロシア 2009           ハーネス付き練習
パニオット UKR 1997          
デニス・テン(故人) KAZ 1993       アジア大会練習で4Lo
ルーポラヴァー BUL 1999         4Fは'20と'17に挑戦
サモーヒン ISR 1998    

◎=ISUが認定した
●=各国スケ連が認定した
○=国内外の試合で披露(ただし、回転不足、転倒、両足着氷などで認定されない)
△=練習中(ハーネス付きの練習、陸上練習を含む)、アイスショーで披露
予=予定

・練習中のものは公式記録ではないので参考程度
・出典となる動画、記事はリンク先のブログ記事にある
・文字数の関係でブログ記事を分割
・過不足等あればご一報を
・時間があれば更新予定・・・

更新履歴
(2020.12.05) ワイス、サモイロフ、レオニドを更新
(2020.11.30) 差分を更新
(2019.11.13) 差分を更新
(2019.04.08) 過去に引退した選手も一部追記した
(2018.10.19) 作成

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JGPアルメニア、トゥルソワ先輩4Lz成功、カニシェワもJGPF出場へ

2018-10-14 | Skating

旧ソ連構成国で黒海に近い内陸国のアルメニアで開催されたJGP大会。(東欧のアルバニアとよく間違えてしまう。)
the podium of JGP Armenia
(Gettyimages.co.jp Sorry for not embedding the image.)
左からカニシェワ、トゥルソワ先輩、横井ゆは菜 (=妖精、宇宙人、女芸人)
ゆは菜は「鬼の子も十八」なのか美人になってきた。「馬子にも衣装」かも。

大会結果抜粋(ISUサイトより)
place
大会結果サイト

JGP7大会が終わり、JGPファイナル出場選手の6名が確定した。
ロシア5、韓国1、日本はついに0となった。
JGP ranking 2018

2年連続で1位通過のトゥルソワ先輩。
しかし10月第1週に行われたロシア国内大会(ロシアカップ第2戦)で4Lz、4Lz+3Tを跳び227.27点(ボーナス点を含む)を出したシェル子(シェルバコワ)は特に強力なライバルとなる選手だ。
ナーヤ様(コストルナヤ)の3A投入は状況次第。波乱が無ければ上位3人のメダル争いになるだろう。


アレクサンドラ・トゥルソワFS フィフス・エレメントと布袋寅泰の曲のミックス

4Lz(GOE=0.00) 2A 3F(r)+3T 2A FCCoSp4 / 3Lz(r)+3Lo 3Lz(r)+1Eu+3S CCoSp4 3F(r) FCSp4 StSq4

現地練習での転倒が気になっていたが、直前に体調を崩しクワドは4Lz1本に絞ったとのこと。同じチームで切磋琢磨するシェル子より先に4Lzを跳び世界初(ISU認定)を目指したのだろう。お手つきを堪えGOE=0.00のジャンプを跳び見事に成功した。

調子が悪いと言いながら4回転に加え3Lz+3Loを含む3回転連続ジャンプを3つも跳び、今回はステップもレベル4を獲得。滑りは下手だと言われてきたトゥルソワだが、この宇宙人ステップを見るだけでご飯が3杯食べられそうだ。GOEも(挑戦目標の4Lzを除けば)+3、+4が並ぶ質の高さ。構成を下げたにも関わらずシーズンベストの高い得点146.81点を獲得している。

いつも同行する母に加え今回は祖母も現地観戦していると実況解説のテッドが言っている。チワワのティナも同行し、おそろいの服を着ている!
Alexandra Trusova JGP
Alexandra Trusova JGP
「私に逆らおうなんて、100年早いんだから!」


アリョーナ・カニシェワSP(The Show Must Go On + ベートーベン月光)
2A(r) FCSp4 3F(r) 3Lz+3T(r) / LSp4 StSq3 CCoSp3

今回は靴を新調しEDEA IceFlyを履いている。3回転ジャンプが跳べるようになってからもしばらく2回転用の靴EDEA Chorusを履いていたこともあるアリョンカ。「弘法は(あまり)筆を選ばず」かもしれない。スノーレパードの選手はタイツで白い靴を隠さないところも気に入っている。

エテリ組も跳ばず世界で他に誰が跳んでいるのか?という2A両手上げジャンプを綺麗に決め、続くFSCpも今回はしっかりレベル4を獲得。さらに3Lz+3Tジャンプの後半を両手上げジャンプに変更し、なかなか意欲的だったが、この連続ジャンプを後半が始まる少し前に跳んでしまったためボーナス点を逃してしまった。(パノワ婆と振付師は何をやっているのか!)
最後のスピンも慌ただしく今回はレベル3。それでも前回と同様の67.75点を獲得した。


アリョーナ・カニシェワFS(チャイコフスキー・交響曲第1番「冬の日の幻想」)

2A(r) 3Lz+3T(r) FCCoSp4 LSp4 2A(r) 3Lo / 3Lz+1Eu+3S(UR) 3F(UR)+2T StSq3 3F CCoSp3

衣装はスノーレパードの元先輩ソツコワのものにどことなく似ている。音楽も、振付師イロナ・プロタセニアの担当なので曲を聞くとソツコワをふと思い出す。

今回も順調かと思われたが後半に疲れが出てしまった。3-1-3のステップアウトは痛恨のミスだったが、3Fの回転不足判定は厳しくないか? とも思う。終了直前に少し時間に余裕がないスピンは体力的に辛そう。演技終了直後の表情は、JGPF出場を逃したと思った悔恨の表れだろうか。
(総合2位以上、総合得点183.08点以上、FSは115.33点以上を獲得する必要があった)

しかし天が味方したのかビギナーズラックなのか、総合2位187.55点となり、JGPファイナル出場が確定した。あぶなかったね。
JGPに出場するともJGPファイナルに出場するとも思っていなかったが、想像以上に凄い選手なのかもしれない。


横井ゆは菜は音響トラブルがありながらも頑張った。冷静に後半にジャンプのリカバリーをしていた。波がある選手なので1戦目の結果がもったいない。それでも同じJGPに出場していた妹きな結に対し、姉の面目を保った。

6位のアリーナ・ウルシャゼは、生まれがラトビア、所属はジョージア、練習拠点はロシア・モスクワCSKAの選手だ。ロシア風味の滑りは好感が持てる。

フランス代表のアンナ・クジメンコはロシア・モスクワのスノーレパード所属の選手でカニシェワのチームメイトである。9月に行われたフランス国内大会「マスターズ」のジュニア女子では1位(大会結果)であり、世界ジュニア選手権にフランス代表として出場する可能性は高い。身長(161cm)の伸びが落ち着けばジャンプが安定し、メイテ、ルカバリエなどの選手を超えシニア代表となる日が来るかもしれない。
Anna Kuzmenko

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