(Update 2016/12/22)
いよいよロシア選手権が始まる。
全日本選手権の「裏メニュー」、いいえ、ロシア女子スケオタにとっては「表メニュー」のイベントが始まるのです。
ジュニア・グランプリ・ファイナル(JGPF)に、ジュニア歴代最高点(207.43点)で優勝したアリーナ・ザギトワももちろん出場するが、ロシア選手権に向けての準備は万端のようだ。
(追記)
こちらによると少しだけ調子が悪かったようだ。しかし視界良好らしい。
(再掲載だがお気に入りの写真だ / ISU Youtube Channel)
ジュニア・グランプリ・スロベニア大会が終わった10月から、ジュニア・グランプリ・ファイナルが始まる12月までの間に、国内のシニアの大会(ロシアカップ第3戦、第4戦)に出場し、シニア用のプログラムを披露した。
シニアのプログラムは、フリースケーティングは要素が1つ追加され、時間も30秒長くなる。さらにアリーナの場合、ショートプログラムはジュニアの構成とは異なっている。
(1)ショートプログラムのジャンプ構成
ジュニアの単独ジャンプの指定が3Loのため3回転ジャンプの構成が違う。
シニア:(ロシアカップ第4戦) 「3Lz+3Lo 3F 2A」 基礎点34.37
ジュニア:(Jr.GPファイナル) 「3Lz+3T 3Lo 2A」 基礎点33.87
(シニア構成はStSqのレベルが低いにもかかわらず基礎点が高い)
(2)フリースケーティングの構成
シニア構成は、ジュニア構成の冒頭にコレオシーケンスを追加したもの。
シニア (ロシアカップ第3戦) 基礎点65.41
ジュニア (Jr.GPファイナル) 基礎点62.36
(1)(2)は、国内大会で出来の良かったロシアカップ第4戦のSP、第3戦のFSを掲載。
(3)世界女王のメドベ先輩のグランプリ・ファイナル
ショートプログラム 基礎点33.10
フリースケーティング 基礎点62.76
アリーナは、基礎点だけならメドベ先輩を上回っている。(SP34.37対33.10、FS65.41対62.76)
しかし、メドベ先輩は技術の出来映え点(GOE)と演技構成点(PCS)が高いので、総合得点ではまだ20点程度の差があり、これから1年2か月でこの差を縮める必要がある。
モスクワの同じリンクで同じコーチに指導を受けている。世界女王の練習を間近で見ているのでやるべきことも分かっているはず。
いよいよロシア選手権が始まる。
メドベ先輩をはじめ、ポゴリラヤ、ラジオノワ、ソツコワ、トゥクタミシェワなどのそうそうたるメンバーが勢ぞろいする。
(ツルスカヤ、ソトニコワ、リプニツカヤは出場しない模様)
(4)'16/'17シーズンの結果
気がつけば、メドベ先輩、ツルスカヤなどと同じように「1位」が多く並ぶ成績を収めている・・・
ロシア選手権 出場予定
ジュニア・グランプリ・ファイナル 1位 (207.43)
ロシアカップ第4戦 シニア 1位 (194.21)
ロシアカップ第3戦 シニア 1位 (194.89)
ジュニア・グランプリ・スロベニア大会 3位 (177.38)
ジュニア・グランプリ・フランス大会 1位 (194.37)
(関連サイト)
(A)アリーナ・ヒストリー
ザギトワとエテリとの出会い
アリーナ・ザギトワの軌跡
ロシア選手権、アリーナ・ザギトワは準備万端です
(B)選手一覧(アリーナのプロフィール)
フィギュアスケート・ロシア女子選手ジュニア (日本語)
セカンドルーパー / 3+3Lo Jumper
(C)アリーナの試合
JGPファイナル優勝
ロシアカップ第3戦(国内シニアデビュー優勝)
JGPスロベニア大会3位(紀平、真凜)
JGPフランス大会優勝