きのつらゆき(Kino_Tea)

紀貫之のごとく、気の向くままに、つらつらと、(書いて)ゆきましょう。
ブログというより備忘録。スケート関連多い。

エリザベータ・ヌグマノワの移籍とサンクトペテルブルクの新しいリンク

2017-06-22 | Skating

(Update 2017-07-17)

*随時更新。現在進行形で確認中の情報を含む。

サンクトペテルブルクに新リンクが建設され、タマラ・モスクビナ(75)が代表者となり指導するクラブ 「ポカレーニエ "M" (=ジェネレーション "M")」が発足したのが3月下旬。
(ロシア語記事日本語抄訳)


新リンクではペアだけでなくシングルの指導も行い、シングルのコーチ(の一人)はベロニカ・ダイネコのようだ。(=ヌグマノワのいとこであるノービスのホープ、アンドレイ・クトヴォイを指導している)
公式な発表が出ているかは未詳だが、女子シングルと男子シングルの選手で、新リンクに移る選手と、ミーシンが率いるユビレイニー(スターアイス)に残る選手が明らかになりつつある。



モスクビナ組

fskate.ruのスケートクラブの紹介NEW

選手
エリザベータ・ヌグマノワ (6/18にAsk.fmで新コーチはダイネコであると回答)
ピョートル・グメンニク
アンドレイ・クトヴォイ (=ヌグマノワのいとこ、ロシア年長選手権で優勝、11歳)
アリーナ・スピヤン (*)
ニコル・ワイトクス
ソフィア・モロス (コーチは引き続きピサレンコ)
Aelita Saikina


(モスクビナ指導のペアは全員と思うが)
川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ
アレクサンドラ・ボイコワ&ドミトリー・コズ口フスキー (ロシア語記事)
Anastasia Melnikova&Ivan Mitlin
(アリサ・エフィモワ&アレクサンドル・コロヴィン?)
(Nika Osipova&Vladislav Tarasenko?)

コーチ
(ペア)タマラ・モスクビナ
(ペア)オレグ・ワシリエフ
(ペア)Artur Minchuk(28)
(シングル)ベロニカ・ダイネコ(*)プロフィールミッキー帽の動画
(シングル)ピサレンコ



ミーシン組

選手
エリザベータ・トゥクタミシェワ
ソフィア・サモデュロワ

アリーナ・ソロビヨワ
マリア・ペレデロワ
ヤスミナ・カディロワ
カロリーナ・コストナー
アレクサンドル・ペトロフ
アンドレイ・ラズキン
エフゲニー・セメネンコ(2003/7/26生、JGPデビューイヤー)

コーチ
ミーシン
プロコフィエワ
ガチンスキー(選手として?)

※ヤスミナ・カディロワ選手のインスタグラムなどで確認できる(現在は限定公開)



フランス・クールシュベルで開催されているミーシンキャンプに参加した選手と、ノヴゴロド(=サンクトペテルブルクの南150km)の合宿に参加した選手のSNS等により、どちらのグループに所属したかを確認できる。

ミーシン夫妻が幼少期より手塩にかけて育ててきたヌグマノワを手放すというのは「意外」であり、よほどの決断だったのだろう。

しかし今季のSBが188.43点と成長し、エリザベータ・トゥクタミシェワのSB192.57点に迫る選手になったことで、どちらの選手をこれからのエースとして指導するかという課題も出てきたのかもしれない。

または引退の準備か。
2022年北京冬季五輪を目指すジュニア以下の選手を、中堅若手のコーチに託したのか?
ミーシンは76歳になり、現在はスケート靴を履かずに指導をしている。


(参考)ヌグマノワのコメントと合わせ、あまり円満ではない移籍か?
Лиза, можешь сказать,почему перешла или это личное?
Это Личное😊

クトヴォイ君もプロフィールにわざわざ下記を記載している。
Тренируюсь у лучшего тренера!



(補足)

(1)新リンクについて
・同一規格、同一デザインの施設を2カ所に建設
・(それぞれ)10000平方メートルの敷地にリンク2面などの施設
・アイスホッケーとの兼用リンク
バブシュキナはフィギュア1面、ホッケー1面ずつ占有使用(ボイコズの記事)

・計画推進者は教え子で2002年五輪金メダリストの国会議員シハルリドゼ(40) (Wiki)
・スポンサー企業は天然ガスの巨大企業「ガスプロム社」
・ガスプロム社CEOのミレル(55) (Wiki)も、モスクビナと同じ第330学校(=小or中学校?)の出身

・ペア拠点のオープニングセレモニーには、川口悠子の姿もあった (ruen)

・ネフスキー地区(市街中心から東部のネヴァ川付近)
   シングル(一部)は、ペレドヴィコフ通り & エントゥジアストフ通り→モロス
   ぺアとシングル(一部)は、バブシュキナ通り & ドゥドコ通り→ボイコズ、クトヴォイ


 

@aleksandraboikovaがシェアした投稿 -2017 5月 21 9:02午前 PDT

ボイコワ&コズ口フスキーの新拠点であるバブシュキナの入口付近

新リンクか。ペア競技のシルエットが壁に描かれるとともに、氷上にはホッケー用のフェイスオフ・サークルがマーキングされている。


(2)タマラ・モスクビナ(Wiki)
・ぺア指導のコーチの重鎮で、五輪金メダリストなど多数の優秀な選手を育成した
・川口悠子&アレクサンドル・スミルノフの現コーチ
・アレクセイ・ミーシンの元・競技パートナ
・選手として国内優勝、五輪5位
・ビールマンスピンを有名にしたのはスイスのデニス・ビールマンだが、元祖はこのかた

Удачи, Лизунчик и Андрей!