米国財務省によると、今年4月時点の米国債発行総額はまたしても
過去最高を更新し、3兆9574億ドルとなった。
保有額1位の中国は50億ドル増やし、2位の日本も100億ドル
以上も買い増した。
3位の英国も420億ドルと、大幅に増やした。
4位のブラジルは変わらずといったところ。
一方でやや減らしたのが、7位のロシアだった。
前月比70億ドル売却した。そして10位のルクセンブルクもやや
減らし、ロシアと同様70億ドル売却した。
今回ルクセンブルクは保有額の1割を減らしたことになる。
その他額は小さいが、米国債を売却した国は、シンガポール、韓国、
メキシコ、インド、イスラエル、トルコ、スウェーデン、スペインなど
といったところだ。
さて今年も6月に入った。
何が言いたいかといえば、英国が米国債売却を敢行するかどうかの
時期に来ているということだ。
何度か紹介してきたが、英国は毎年6月になると米国債をほぼ全額
売却してきている。
最近はユーロ安ばかり報道されているが、そろそろドル安が一時的
に起こるだろう。
しかしながら、その原因については報道されることはない。
ここがある意味でもどかしい点であり、情けないことでもある。
欧州経済の不安拡大. . . 等といった内容で、真実をカモフラージュ
させることは十分想像がつく。
読者のみなさん、マスコミの報道に騙されてはいけません。
いつもながらのやり方で報道規制を敷いているわけです。
★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者
しかし何がアメリカを回して復活しているのかのメカニズムが分かりません。
私もアメリカが復活している様には見えません。やっぱり復活の為の主軸が見えないのです。
銀行の破綻をお教え頂きましたが、その一方で、その他産業は、どうなっているのか?が疑問です。
自動車業界の不振は、ともかくとして、良い話を聞きません。それで復活とは有り得ないでしょう。
仕事をしている人間として、ああ、世の中は、こうやって儲かっているんだな?って実感のある説明がマスコミの報道では少なすぎます。
所詮、浮世離れしている連中の寝言なんでしょう。
世界で羽振りが良い国ってあるんでしょうか?