イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

心地よい風

2017年07月31日 | 術後8年~

今日は娘たちと三人で実家訪問。
ちょっと前に‘ぼんこ’が
「お母さんの子供の頃の写真見てみたい」
と言ったのがきっかけで
娘たちにアルバムを見せてあげることにした。

‘ちょん’が小さな私を見て、自分に似ていると言う。
本当に似てる。

じいちゃん若い!
お母さんのお母さんも、お母さんのおばあちゃんも若い!

40年前だもんね~
私の子供の頃の写真もすっかりレトロ。
一回り?二回り?くらいしてあの頃のファッションが可愛い。
ベレー帽とかカゴバッグとか
可愛いものを持たせてもらっていたことに
今更ながらありがたいと思う。

アルバムをめくりながら時が進んでいくと
ドライブと海水浴と、時々旅行の写真が繰り返し出てくる。
特別ではないけれど幸せな風景。

父のサラリーマン時代の海外出張の写真も見せてもらった。
当時じっくり見せてもらった記憶がないから新鮮。
中国とドイツ、それぞれの写真にお国柄が出ている。
ドイツ、行ってみたいな。
父は亡くなった母をドイツに連れて行ってあげたかったらしい。
仕事の合間の観光写真もあり
男ばかり数人がちょっとポーズを取って記念撮影してる姿が面白い。
‘ちょん’が「ジャケット写真みたい」と言う。
そうそう、GSバンドのレコードジャケットみたいな感じで笑える。

写真を見たいと言っていた‘ぼんこ’は
いつの間にか飽きて亀の餌やりに夢中。
実家の妹が迷い亀を拾ったそうで、まだ小さくて可愛い。
‘ぼんこ’は一気に亀飼いたいモードへ。
実は最近また亀を飼いたいと思っていた私も心を奪われた。
我が家にもまた亀がやってくるかも。

アルバムを一通り見て、次は公園へ。
これまた‘ぼんこ’のリクエストで水切りをやってみたいと。
子供の頃、父が公園の池でやって見せてくれたのを思い出し
池に行ってみたけれど、周りにロープが張ってあって近付けず。
更に平たい石が全く見つからず
なんとなくそれっぽい石で父がやってみたが、一回跳ねただけ。
それより何より父がよろけて池に落ちそうで危ないので
早々にあきらめて池の周りを散歩することにした。

公園はたくさんの木が生い茂り
日陰になった小路は通り抜ける風が気持ちいい。
木々の数だけ蝉もたくさん、蝉しぐれ。
セミの幼虫が出てきた穴があちこちに空いていて
虫が怖い‘ちょん’は恐る恐るついてくる。
子供の頃、小さな穴を見つけては
幼虫が入っていないかと棒を立てて探したのが懐かしい。

池の畔の東屋まで行ってみた。
昼過ぎで一番気温が高い時間にもかかわらず
涼しい風が吹き抜けて、真夏の暑さを忘れる心地よさ。
椅子に座る‘ちょん’に「大丈夫?」と声を掛けると
以外にも「家の近くにあったら毎日来たい」と。
それくらい気持ちの良い空間。
どこかに亀がいないかと探していた‘ぼんこ’は
見つからなくて残念そうだった。
やっぱり買わないとかな。

それにしても、最近の公園は遊具がさっぱりなくなって
子どもたちはただ広い空間で何をして遊ぶんだろうと思う。
砂場の中にあった土管の山みたいのや
ところどころのぞき穴の空いたブロック塀は姿を消して
砂場の中に亀とうさぎがポツン。
老朽化ってことかな?
もしくは「落ちると危ないから」だろう。
あんなの、何度も落ちたり転んだりして遊んでたけどね。
落ちても危なくないように砂場の中にあったんだろうし。
すりむいたり、アザになったりもたくさんしたけれど
それがあったから、危険かどうかの判断も身についたと思う。
その経験がない子供はどうやって学ぶんだろう。
どうやったら危ないか、どの程度なら怪我をするか
怪我をしたらどう対処したらいいか、どうしたら怪我を防げるか
言葉で教えることはもちろん大事だけれど
耳で聞いただけで理解して、いざというとき行動できるのだろうか。
うーん。

時代の移り変わりに色々思う一日であった。

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