イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

赤、赤、赤…そして黒

2013年11月26日 | 術後4年半~



見事赤玉尽くし!
実際赤いのは鉄剤だけで
ワーファリンと利尿剤はシートが赤いだけ。
赤という色はなんとも強烈。
「薬です!」って感じ。
鉄剤の鉄臭さは更にテンションが下がる。
飲みたくない…

貧血の症状。
今まで何もなかったわけではなく
思い当たることはいくつか。

まず脚のむくみと共に脚力が弱っていることに気付く。
階段の上りがきつい。
膝を曲げてしゃがむと
どこかにつかまらないと立ち上がれない。
ふくらはぎの筋肉が弱っている。

次に敏感舌と口角の割れ、口の中の乾燥。
しょっぱいもの、辛いものは刺激が強すぎて食べられない。
舌を見ると真っ赤でツルツル、突起が全然ない。
口角は伸びにくく、口を大きく開けられない。
これは歯医者で困る。
口を開けて寝ていると口の中が異常に乾燥する。

ネットで調べたところ
これらは鉄欠乏性貧血による赤色舌、口角炎、口腔乾燥症らしい。
赤色舌は舌表面の突起が萎縮して表面が平滑になった赤い平らな舌。
嚥下困難(プランマービンソン症候群)になることもあるらしい。
ちょっと前に風邪だと思っていたのどの痛みはそれだったのか?
しかし私の場合、単に鉄欠乏性貧血ではないのかも。
どっちかというと悪性貧血と言われる
ビタミンB12欠乏症の可能性の方が高い。
これによる舌炎はハンター舌炎と言い
胃を全摘した人に多く見られる症状だそう。
正にそれだろう。
いずれも治療には鉄剤服用、あとはビタミンB12の注射。

ここまで色々書くともはや
ただ疲れやすいとか立ちくらみがするとかの
「貧血かな」レベルではなく、しっかり貧血。
治療せずして改善なしのところまできていたということ。
体調が悪いことに慣れているのも
それに我慢することに慣れているのも困りものだ。

鉄剤のフェログラデュメット。
この鉄臭さがなければ問題ないんだけれど…
小腸に長く留まっているのか
食後数時間経ってもゲップまでもが鉄臭くて気持ち悪い。
過去長らく飲んでいたフェロミアの方が飲みやすかった。
見た目も白の錠剤で威圧感はなかったし。
替えられないか、次行ったときに聞いてみよう。

そして早速便が黒。
鉄剤服用に伴ってそれは仕方のないことだが
毎食後ゆるゆる排便の私にとって
日に何度も黒いトイレを見るのはさすがに気が滅入る。

利尿剤は以前と変わらずよく効く。
飲んで1時間くらいするといつになくお腹に尿がたくさん溜まった感じ。
その後30分置きくらいで3回ほどトイレに行って治まる。
朝食後服用の指示ではあるが
これではバイト中困るので昼食後飲むことにしている。

長らく薬に頼らず来たので
久しぶりに薬を飲むとその作用に体が疲れる。
今の状態では薬を用いないと回復できないから
仕方なく頑張って飲んではいるが
なるべく早く薬に頼らず体本来の力で回復できるようになりたい。
朝食後の7錠はなかなか辛い。

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