イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

■胃切除後の「いいかも」睡眠編

2013年09月05日 | ■胃切除後の「いいかも」

横になるだけではダメ - しっかり眠る「睡眠」

食べ過ぎてガスが溜まったり
膨満感になったり、お腹が苦しいとき。
長時間お出かけしたり
無理してたくさん動いたりして疲れたとき。
腸の動きが悪く、便やガスが溜まってお腹が張るとき。
尿の出が悪いとき。

これまでも何度か書いてきた通り
体をリセットするために睡眠は大切。

体調がいいときは「これくらいなら大丈夫」と思っても
あとになって調子が悪くなってくると
「やっぱり無理しなきゃよかった」と後悔することがよくある。
というか、もう胃のない生活はその連続。

そんな時は何よりもまず体を休める、それが基本。
睡眠は心も体もリフレッシュさせてくれる。

ここで言う睡眠はしっかり眠ること。
ただ横になって目を閉じているだけでは、残念ながらあまり効果なし。
15分でもいいからとにかく眠る。
すると、なぜか不思議と体がリセットされて動き出す。
目が覚めるとまず腸が始動、おならやゲップとなってガスが出る。
お腹に便が溜まっているときは
起きて体育座りをすると便意をもよおし易くなる。
お腹がスッキリすると食欲回復。
これでまた美味しいものが食べられる。

理想は
食後はしばらく座って休んだあと、横になって一眠りする。
これを毎食後繰り返すことで体が楽になる。
すぐ横になるのは、食べたものやガスが逆流するので危険。

でも一日中食べて寝て、というわけにはいかないので
術後4年経っても
未だについつい無理をして夕方苦しくなるという毎日。

まぁ、胃がなのだから
「辛いときには無理はしなくてもいいんだー」と
軽い気持ちで休んで一眠りするに限る。
怠けているとかグウタラしているとか思われても
もうそれは仕方ない。
そこで無理してもっと辛くなったら困るから、気にしない。

睡眠時間は当然長く眠れば体のスッキリ度もUP。
長い睡眠は尿がたくさん溜まる。
これこそ横になっているだけではダメ、眠るからこその効果。
体の中のいらない物を排出するために長い睡眠は大切。

私は昼夜問わず1時間半睡眠。
夜中は目が覚めてもまたすぐ眠れるので特に問題はない。
続けて眠れば翌朝トイレでスッキリ。

昼寝はまるでタイマーのようにピッタリ30分。
これは時計代わりになり、結構重宝している。
娘が帰宅する時間とか、見たいテレビがあるときとか
起きたい時間の30分前に眠りにつくと
98%くらいの確率で希望の時間に目が覚める。
超便利。


■胃切除後の「いいかも」逆流対策編

2013年07月11日 | ■胃切除後の「いいかも」

胃がなくなって以来、水平に寝ることができない。
仰向け、横向きに関わらず、食べたものが逆流する。
ついうっかり水平、もしくはうつ伏せに寝てしまうと
あとでとんでもないことに。
腸液が逆流して喉が焼けるようなヒリヒリとした激痛。
たいていの痛みには耐えられる私だが
この痛みだけは涙が流れるほどの辛さ。

昼寝、夜の就寝共に上半身を高くして寝ることがまず第一。
クッションをいくつも重ねたり、マットレスを折りたたんだり
何とかして上半身を高くして寝ていた。
しかし、寝ている間にクッションが崩れたり
体の重みで高さが保てなかったり
なかなか快適に眠ることができない。

介護用の三角マットなども探してみたが
なかなか希望の形が見つからない上にお値段も高い。
ビーズクッションなんていいかな、とチェックしていたところ
数ヶ月前理想に近いものを発見。
バイト代もちょっと溜まったので、先日思い切って購入。

ビーズクッション、トルテ。
いい感じに斜めにもたれかかることができる。
ビーズがぎゅっとつまってしまるので
体をしっかりホールドしてくれて安定。
座椅子のように座ることもでき、パソコン作業も楽ちん。
軽い上に持ち手がついているので持ち運びや移動も簡単。

上半身分の長さしかないので
お尻の方は別に座布団かクッションを敷く必要があるが
就寝時は布団にこれを置いてもたれれば、体が痛くならない。
睡眠は体を休め、新陳代謝を促すことはもちろん
胃のない者にとっては
次の食事に向けて内臓の調子を整えるための大切な時間。
食べ過ぎてお腹が苦しくなった時も、ゆっくり休めばまた
「美味しいものを食べたい!」という気持ちが湧いてくる。
快適な休息を心がけるのが大切。


■胃切除後の「いいかも」炭水化物編

2012年12月04日 | ■胃切除後の「いいかも」

「なんとか食べられるものを」と
自分に合う食材・食品を探す毎日の中から
「お!これはいいかも」というものをメモ。
あくまで私の個人的感想。

ずっとお腹がもたれるため敬遠していたごはんを
最近食べられるようになってきた。

■おかゆ・おじや
3年経って今更な感じだが
たぷりの水でやわらかくゆるく炊いたおかゆ(おもゆに近い)
これを基本に、朝はさっぱり梅干しで。
他には病気食の定番、玉子おかゆや
だし汁で炊いて味噌を溶いたおじや等々。
それからおすすめなのが残り物煮汁。
味噌汁はもちろん
鍋物、おでん、ポトフから、茹で鶏や塩豚の茹で汁
煮物(切り干し大根、ひじき煮等)の煮汁など
具を全部食べて残った煮汁は食材の旨味の宝庫。
この煮汁に、刻んだねぎや乾燥わかめ
焼きのりを加えておじやを作れば家族みんなで楽しめる。
ピザ用チーズのトッピングやお餅入りも美味。

■うどん
うどんは今までも食べていたが、最近ちょっとはまっている。
おかゆ・おじや同様に残り物煮汁でやわらかく煮て
卵を落としたり、お餅を入れたり。

■粉もの(パン・スパゲッティ・マカロニ)
これはずっと好んで食べている主食、お腹がもたれにくい。
小麦粉は米に比べて糖の吸収、血糖値の上昇が緩やかだそう。
うどんも小麦粉だが、パスタ用とうどん用では種類が違い
パスタ用の方が血糖値上昇が緩やかだとか。
お腹のもちはごはんが上だが
胃がないとお腹が空くわけではないのでお腹のもちは無視して
ダンピング症候群の症状軽減&緩和のためには
小麦粉製品が私には合っているのかもしれない。

■バナナ
忘れてはいけない健康食。
栄養満点果物、具合が悪くて食欲がないときはこれ!
かと言ってバナナだけが栄養食品ではないので
甘いのが苦手な時は無理はしない。
自分が食べられる食材を色々組み合わせて
まんべんなく食べることが大切。

炭水化物はエネルギーの源。
おやつも含めて毎食取り入れたいもの。
胃の手術後はおかゆが一般的だが
十人中十人がおかゆが合うわけではない。
麺が好きな人はすぐ飲み込まず、よく噛んで食べている。
パンも同様。
我慢して好きじゃないものを食べていては元気になれない。
食べたいな、これを食べると調子がいいな、と思うものを
無理なく食べて楽しい食事をしよう。

とにかく基本は”やわらかく仕上げてよく噛んで食べる”
時間の許す限りよく噛んでゆっくり食べれば
お腹への負担が軽くなる。


■胃切除後の「いいかも」小食事編

2011年04月27日 | ■胃切除後の「いいかも」

「なんとか食べられるものを」と
自分に合う食材・食品を探す毎日の中から
「お!これはいいかも」というものをメモ。
あくまで私の個人的感想。

■冷凍おにぎり
炊き込みごはんが残ったときはもちろん
普通に白いごはんが残ったときも
砕いた乾燥わかめや桜えび
おかか、佃煮、鮭フレーク、梅干しなどを加えて
ラップで小さくにぎっては冷凍保存。
食べるときはレンジでチン!500W2分くらいで温まる。

でも、
やっぱりごはんはもたれる…
そこで、

■冷凍パン
小さめのパンを安いときにまとめ買いして冷凍しておくと便利。
大きさにもよるが
トースターで温めると焼きたて感が復活して美味しい。
1000W2~3分くらい。

揚げ物が苦手でなければ、

■冷凍コロッケ
なぜかコロッケがよく食べたくなるので
こちらも安いときにまとめ買い。
ポリ袋や保存バッグに入れて冷凍保存。
食べるときはトースターで温めるのが揚げ立てっぽく仕上がる。
500W8~10分くらい。
時間がないときは
レンジ加熱500W1~2分(ほんのり温まる程度)のあと
トースターで1000W2~3分くらい焼くとカリッと仕上がる。
じゃがいもなのでごはん代わりにいいかなと思う。

『麦ふぁ~バニラ』
先日ふと食べたくなり
いつも麦ふぁ~がおいてあるスーパーに行ったら、ない!
いつもの棚のいつもの場所にも、他の棚にも、どこにもない!
震災の影響で納品できないのかなと思って製造元を調べたら
愛知県…???
原因はわからないけれど
久しぶりに食べたかったのに残念。


■胃切除後の「いいかも」おやつ編

2009年11月11日 | ■胃切除後の「いいかも」

「なんとか食べられるものを」と
自分に合う食材・食品を探す毎日の中から
「お!これはいいかも」というものをメモ。
あくまで私の個人的感想。

『マリービスケット』
森永製菓
病院での術後のおやつ。
甘すぎず素朴なさくさくビスケット。
病院で出るだけあって「ビスケットはやっぱりこれ!」と思う。
(1枚標準5.8g当り)
エネルギー 25kcal
たんぱく質 0.4g
炭水化物 4.5g

『かーさんケット』
ミスターイトウ(イトウ製菓)
マリービスケットに代わるものをと探して見つけた
お手ごろ価格のビスケット。
素朴な味わいで美味しい。
(1袋190g当り)
エネルギー 839Kcal
たんぱく質 14.1g
炭水化物 150.6g

『ほっぺたいむ プレーンビスケット』
サンエス(販売:正栄食品工業)
かーさんケットが売っていない店で代わりに見つけたもの。
スーパー用の105円シリーズもの。
かーさんケットより甘さ控えめ。
(1袋120g当り)
エネルギー 530kcal
たんぱく質 9.7g
炭水化物 93.7g

『カルシウムウエハース バニラ味』
池田模範堂
病院の術後のおやつ、1回に3枚。
今なら食べられるけれど、術直後は辛かった。
市販されているのかは不明。
1枚に200mgの天然カルシウム(ホタテ貝カルシウム)配合で
成人が1日に必要なカルシウムの量は600mgだそう。
ビフィズス菌を増やすフラクトオリゴ糖入り。

『カルシウムウエハース CA-200』
ハマダコンフェクト
薬局で売っている。
池田模範堂のものより軽め。
1枚で牛乳約1本分のカルシウムが摂れる栄養機能ウエハース。
(1枚標準5.8g当り)
エネルギー 27kcal
たんぱく質 0.3g
炭水化物 3.4g
カルシウム 200mg

『麦ふぁ~バニラ』
竹田製菓
商品名のイメージ通り軽い食感。
デザインが素朴で好き。
20枚入りで152gなので1枚約37kcal。
おやつに3枚食べれば手軽に100kcal摂取できる。
(100g当り)
エネルギー 490kcal
たんぱく質 6.7g
炭水化物 69.7g
カルシウム 320mg

『たまごボーロ』
竹田製菓
子供の頃からボーロと言えばこれ。
口溶けがよくお腹に優しいのがいい。
(100g当り)※130g入り
エネルギー 396kcal
たんぱく質 1.4g
炭水化物 93.6g
カルシウム 250mg

『タケダ7連ボーロ』
竹田製菓
小袋に分かれているので食べやすい。
各袋にMonday~Sundayまで書いてあり
7連=1週間分ということらしい。
パッケージの絵も可愛い。
(1袋13g当り)
エネルギー 51.48kcal
たんぱく質 0.182g
炭水化物 12.20g
カルシウム 32.5mg

『こつぶっこ』
亀田製菓
りんごとはちみつの甘さが美味しい。
揚げせんべいだが、ギッツリせず軽い食感。
90gの1袋タイプ、60gの4連タイプもあり。
同社の『揚一番』も同じような味。
同じような味で言うと
同社の進物用『穂の香 はちみつ揚』が一番美味しい。
進物用なので普通に買えないのが残念。
(1個装約31g当り)※4袋入り
エネルギー 163kcal
たんぱく質 1.4g
炭水化物 18.9g
カルシウム 75mg

ここに挙げたおやつはどれも食後お腹が痛くならない。
よく見ればほとんどがロングセラー。
素朴なおやつはお腹にやさしく、長く愛されるということか。
今一番のお気に入りは麦ふぁ~バニラ。