イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

原因判明

2013年11月25日 | 術後4年半~

本日、外科&循環器内科通院日。
体重35.3kg、血圧変わりなし。

外科の予約は10:30~11:00枠。
1時間前に着いて血液検査を済ませ、結果が出るまで1時間。
結果が出てから診察の順番が組み込まれるシステムなので
いくら予約していようが
検査結果が出てから診察まで更に1時間待つのはいつものこと。
病院に着いてから受診まで、毎回2時間はかかる。

なので。
今日は待ち時間の間に外出して免許更新に行って来た。
ちょっと無謀だったかな。
でも2時間ぼーっと待つのはもったいない。
幸い、病院から免許センターまでは近いので思い切って出発。
申請、視力検査、写真撮影とスムーズに進み、最後に講習。
と、ここで10:45、予約の時間を過ぎた。
講習の案内を見ると11:05~11:35と書いてある。

まずい、遅くなる。

でも9割以上の確率で1時間は遅れるから、きっと間に合うはず。
もしたまたま空いていて早く順番が来ていたとしても
それはそれで飛ばされていればいいわけで。
ここまで来て帰る訳にもいかないし、腹をくくって受講。
予定通り30分の講習後、病院へ戻った。

そして外科の案内表示を見ると、なんてグッドタイミング!
3番目に番号が出ている。
ちょうど出たばかりくらい。
うーん、今日はついているぞ。
そんなことで気分を良くして中待合で待つ。
こちらも待ち時間少なくして順番が来た。

カルテを見ながら「変わりありませんか?」と尋ねる先生。
「はい、特に」と答える私の顔を見るなり
「顔、白いですね~」
「ここのところ寒くて顔どころか全身白いですよ~」と答えてたら
血液検査の結果を見て「貧血ですね」
ヘモグロビン8.1。

8.1!?

低すぎる。
おまけに低たんぱく。
ここ最近のむくみを訴えると
脚を触って「結構むくんでますね」
不調の根源は貧血だった。
貧血で低たんぱくとは血液がサラサラ過ぎる状態で
血液の水分が細胞間液?へ流れ出てむくむんだそうで
低たんぱくということは
消化吸収がちゃんと行われていないということ。
だから今のこの体(むくみと疲労)は
全てなるべくしてなっていたということになる。
体ってすごい!

というわけで、薬が色々処方された。
・フェログラデュメット(赤玉の鉄剤)
・ラシックス(小粒の利尿剤)
・リパクレオンカプセル(カプセルの消化剤)

利尿剤はむくみ対策。
元々水分摂取が苦手なので
「水分あまり摂ってないんですが」と言うと
先生「いや、水分は摂らなくていいですよ」とあっさり。
私の場合腹水が増える可能性もあるし、特に必要ないとのこと。
その分利尿剤で排出を補助。
今朝、某番組で腎炎の特集をやっていて
「むくむときほど水分を摂った方がいい」と言っていたが
世の中に溢れる情報を鵜呑みにしてはいけない。
あくまで世間一般論と認識して、軽はずみな判断はせず
自分に最適な対処法は医師にしっかり相談することが何より大事。

そして消化剤。
カプセル苦手者にとって毎食2カプセルはかなり抵抗があるが
今のこの状態を脱するには頑張って飲むより仕方ない。
この消化剤、膵臓疾患に用いられる薬らしいが
消化吸収改善によく効くので、私のような場合にも処方しているそう。

それからビタミンB12の注射もしてもらった。
ビタミンB12が足りないのも貧血の原因ということで
胃切除でビタミンB12の吸収が悪い体には
定期的に注射してもらうより仕方ない。
お尻にチクリ。
注射は看護師さんだからお尻を見られても恥ずかしくない。
楽勝、楽勝。
次回CTの予約をして外科終了。

次に循環器内科へ行って貧血だったことを話す。
INR値1.6~が目標で現在1.5なので
あまりワーファリンの効果がない状態が続いている。
INR値は正常値1に対して何倍凝固しにくいかを現しているので
1に近いほど固まりやすい。
1.5なら薬の量を増やさなくてはならないところ。
しかし貧血時にワーファリンを増やすことはできないため
現状維持となった。

貧血で”血液がサラサラ過ぎる”状態である一方で
INR値が低いというのはどういうこと?
INR値で判断するサラサラ度と貧血のそれとは別なんだろうか?

次の受診は8週後、年明けの中旬。
ついに術後5年の区切りの時がやってくる。
正確には手術日より若干早いので満5年には満たないが
それでも5年。
どうか異常なくその日を迎えられますように。

今日は改めて今の先生(外科)で良かったと思った。
8週ぶりに会う私の顔を見てすぐ異変に気付く鋭さ。
症状に対する的確な判断と治療方法の提案。
説明はいつもながらの飄々とした口調で、シンプルで分かりやすい。
万人に高評価であるかは断言できないが
私にとっては相性の良い先生。
それはとても幸せなこと。
この出会いに感謝。


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