イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

コメダと涙と焼きそばと

2014年01月26日 | 術後4年半~

コメダ珈琲店へ。
本日はミルクコーヒーにしてみた。
「カフェオレでもなくミルクでもない」
ということだが、コーヒー風味のミルクってとこ?
またもモーニングのトーストと茹で玉子だけで3時間。
のんびりお喋りしながら息抜きのひととき。

ピザをお土産に買って帰り、娘たちのランチに。
母はいつものおかゆ、梅干し&とろろ昆布入り。

疲れたので昼寝。

そして夕方。
いつも体調が一番悪くなる時間帯、嫌な予感。
お腹がグルグルし出した。
ゲップのブクブク異常発生が始まった。
横になっていられない。
起き上がってベッドに腰掛けて背筋を伸ばす。
ガスが喉の奥にいっぱいで苦しい。
吐き気。
吐き気があっても「おえーっ」となるだけでおう吐物は出ない。
いつものこと。
でもその「おえーっ」でハアハアするおかげでちょっと楽になる。
でもその「おえーっ」をするのはかなりつらい。
だからなんとかそうならずにやり過ごしたいと深呼吸で頑張る。
これが苦しい。
フーフー息の音で済めばまだいいが
苦しいときは「フー、フー」と声を出さないと本当に息ができない。
今日も結局そうなってしまった。
腰かけているのも耐えられなくなって
またベッドに横たわって「フーッ、フーッ」
息を吐くのも苦しくて、時々息を止めてしまう。
フーッ、フーッ、フーッ…
フーッ、フーッ、フーッ…

そんな風にしていたら
心配した‘ぼんこ’が‘ちょん’を呼びに行ってくれた。
「また苦しいの?大丈夫?」
こんな自分がどうしようもなく情けなくなる。
昨日はおならも出て調子良くなったかなって喜んだのに
一日でまたこれ。
苦しいのと、情けないのと、やるせないのと
ごちゃ混ぜになって涙が出た。

「‘ちょん’、ちょっとここにきて手握って」
ふんわり柔らかい。
‘ちょん’の手を握って泣いた。
悔しい!悔しい!悔しい!
どうしてこんなになっちゃったの?
いつになったら元気になれるの?
泣きながら悔しい気持ちを吐き出した。
‘ちょん’は時々「うん、うん」と言いながら聞いていてくれた。

ひとしきり話したら呼吸が落ち着いてきた。
声を出したおかげで酸素をいっぱい吸ったのが良かったのだろうか。
それでも約1時間、‘ちょん’はよく付き合ってくれた。

でも不安にさせてしまったのは間違いない。
受験の大事な時期に本当に申し訳ないと思う。
‘ちょん’が心配しないように、不安にならないように、
「‘ちょん’は『自分が何とかしよう』なんて急がなくていいんだからね」
と念を押す。
お母さんだってこの年でもまだ急がず色々やろうと思っているから
‘ちょん’にはお母さんの倍の時間があるんだから
「急いで何か結果を出そうとしたり
 一つの道に決めたりしなくていいんだからね」と伝える。
黙ってうなずく‘ちょん’。
‘ぼんこ’は疲れて寝てしまっていた。

そんなこんなで19時過ぎ。
当然夕食はまだ。
「今日は栄養ないけどいいよね」
と、もやしと卵と桜えびで焼きそばを焼く。
‘ちょん’が横で眺めている。
最近そんなことがよくある。
「お母さんが作るの見るの好き~」 と。
嬉しい一言。
覚えてくれているかは分からないが
一応作り方やコツを話しながら料理する。

娘たちも私もやわらかめの麺好み。
それは焼きそばに限らずパスタもラーメンも
うどん、そば、そうめんも。
なので焼きそばの時は多めのお湯を回しかけ
蒸し焼きのようにして麺をむっちりと仕上げる。
「むっちりの方が好きでしょ?」
「うん、美味しそう♪」
先に焼いておいたふんわり玉子を混ぜて完成。

「玉子少なくていいから麺多めにしてー」
そう言う‘ちょん’にはむっちり麺山盛り。
お腹を空かせた‘ぼんこ’も
「もうちょっと入れて」といつもよりたくさん食べた。
私は食欲がないので何も食べず、ソファで座って休む。
二人がお風呂から上がり、イッテQの録画を見て三人で笑う。
穏やかな時間が戻ってきてホッとする。

波乱万丈の一日であった。


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