イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

翻弄される日々

2014年01月22日 | 術後4年半~

栄養点滴に行って来た。
今日は朝からお腹にガスが溜まり
食欲、体力共にかなり低め。
家を出ようにも体が動かず、病院に着いたのは11時。

「2時間くらいで終わるようにしますけど」
はい、いつも通りね。
持参した‘ぼんこ’の本
『コミック版世界の伝記ウォルトディズニー』を読む。
ちょうどいい感じに眠気が襲って来たので、そのままお昼寝。
点滴が終わるまでしっかり眠れた。
やっぱり疲れている。

会計窓口にカルテを出してふと時計を見てビックリ!
3時!?
‘ぼんこ’の帰りに間に合わないっ!
と一瞬焦ったが
そう言えば今日は水曜日だから6時間、助かった。
時計も見ずにすっかり眠っていたせいで時間を忘れていた。
2時間て言ったじゃんよー
そう言って毎回2時間以上かかるから
次は早めにしてもらうよう頼もう。

それにしても。
病院のベッドは気分がいい。
家での不調はやはり精神的なものが大きいと改めて思う。
温かい病室に広々ゆったりのベッドであったか毛布。
誰も話しかけてこない、何もしなくていい。
ただ横になってぼーっとして、眠って。
なんともいえない解放感。
おまけに看護師さんは優しいし。
たまに誰かにお世話してもらうのもいいものだ。

で、お腹のガス溜まりは夕方まで続き
とても食べる気がしない。
また何か温めて食べてもらおうかな、とも考えたが
娘たち、特に今‘ちょん’には甘えるのはやめよう
そう思い直した。
受験まであと1ヶ月ちょっと、一番大事なときである。
そんな時に母がこんなんで本当に申し訳ない。
そう思うと、ここはあと一息頑張りどころ。
せめて食事だけは精一杯のできることをしてあげなくちゃ。
ごはん大好きな‘ちょん’のお腹を満足させることが
母ができる唯一の応援である。

今日のメニューはドリア。
でも調理に時間はかけたくなかったので
手抜きしてレトルトの野菜カレーを買っておいた。
ごはんをグラタン皿に盛り付けて、温めた野菜カレーをかけて。
朝茹でておいたブロッコリーをたっぷり並べる。
あとはチーズをたっぷりかければいいか。
いや、ウインナーものせよう。
自分が食べたくないからって、娘たちの分まで質素にしてはいけない。
育ちざかりの体にはたんぱく質もそれなりの量が必要。
肉類も食べたいはずである。
こんな時はウインナー、そしてチーズたっぷり。
どうにかやる気を奮い立たせて作ったドリアをオーブンへ投入。
あとは焼ければ食べられる。
あんまり手間はかけていないけれど、作ってあげられた満足感。

焼いてる間、休憩。
結局母は気持ち悪くて食事に参加できなかったものの
今日も何とか二人のお腹を満足させられたかな。
後片付け、ありがとう。

母はその後ひたすら寝た。
気持ち悪いときはとにかく眠らないと気分が切り替わらない。

そして今。
なんかスッキリした感じ。
なんか食べられそう。
こういう時に食べなければ!
時間的にはちょっと遅いけれど、いっぱい寝た分夜更かしできる。
楽になったからって油断しないよう気を付けて、ちょっとずつ。

お腹の調子ってつくづく気持ちに影響するんだなと思う。
気持ち悪いときは「このままダメになりそう…」ってくらい絶望的。
スッキリすると「あれ?動けそう?」と体も動く。
その間、気持ちもユラユラ。
イライラ怒りっぽくなるときと、ゆったり楽しい気分になるとき。
一日の中でのめまぐるしい気分変動に翻弄される毎日もキツイ。


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