今や医学が進歩して、日本人の平均寿命も延びて、「人生100年時代」と言われるようになってきました。
その一方で、「少子高齢化」、がんや難病の増加や老人医療の担い手不足といった医学の進歩では、
追いつかない社会現象の変化が急速に進行しています。
医学の進歩は、人々を病気の不安や苦しみから遠ざけて、医者や病院いらず、病気知らずの世の中になると信じてきました。
ところが、実態は、病院には、患者さんがあふれて、診療科によっては、何時間待ち、
昔は、患者さんが少なかったアレルギー疾患や膠原病などの自己免疫疾患やがんなどの自己免疫の低下によって
発症する免疫関連の病気の増加が、あとを絶ちません。
病気とは、言えるか言えないかのギリギリの不定愁訴をかかえた人たちも増えて、その中に子供たちが含まれてきています。
(今では、子供の頭痛や肩こり、腰痛なども大人並みの不定愁訴を持った子供が増えています)
そこで、考えられて来たことは、日本人の食生活の急激な変化によって、人間の身体の機能や形態が変化(一種の退化?)して、
その変化が、真っ先に起きたところは、人が生きるために必要とされている空気と飲食物の通り道の最初の場所、
つまり、口と鼻の機能と形態が変化したという事です。
特に、口の中の歯並びの基盤になっている歯列弓の劣成長(狭窄歯列弓)が、鼻とも密接に関係して、
ひと本来の呼吸を鼻呼吸ではなく、口呼吸に変えて、捕食・咀嚼・嚥下といった口の機能や形態にも
影響を及ぼしていると考えられています。
そのような理由から呼吸や食べる事を是正して、人間本来持っている機能や形態をできるだけ、
一人一人の患者さんが、感じる自然で楽な方向に誘導しようとするSH療法が、求められつつあるのだと思います。
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