品川区大井町愛D歯科&矯正歯科(抜かない、削らない、神経を残すや顔や口の健康美容を目指します。)

歯を抜かない子供の矯正治療や矯正歯科、むし歯や歯周病予防、歯科ドックなども行い、顔や口の健康美容を考え治療を行います。

歯科と心身の関係について

2019-04-02 11:20:18 | 病巣疾患(感染)
少し前には、歯科医院へ行く目的は、虫歯や歯周病の治療や親知らずの抜歯など、
お口の中の問題だけでした。
それが、最近では、全身疾患や心の病の治療や予防の一環として、歯科を受診される方が増えています。
お口の中をきれいにしたり、歯並びやかみ合わせを整える事は、一見すると、健康の基本であり、病気予防の原点のような気もしますが、
今まで、日本では、あまり重要視されてこなかったように思います。
その結果が、どうかは、断言できませんが、日本人の死亡原因の1位であるがんは、日本では増加傾向ですが、
アメリカでは、減少傾向をたどっているそうです。
ご存知のように、アメリカ人は、歯並びや歯の白さなどに、子供のころから手をかけています。
そこには、もちろん「見た目」もありますが、それ以上に、将来の歯科や医科の医療費を少なくすることができるという期待があります。
日本のように、国民皆保険のない国では、歯科も含めて医療費が、日本とはけた違いに高いのです。
さらに、お口の中の細菌や治療の跡が、様々な全身疾患に関係していることを古くから知っているので、
子供の時に、多くの人が矯正歯科治療を受けて、歯質の強化などの予防処置をして、虫歯や歯周病を防いでいました。

一方で、日本は、予防よりも治療に重点が置かれているので、都心部でこそ、虫歯はみられなくなりつつありますが、
歯並びやかみ合わせに、注意を払わなかった結果、若年者にも歯周病が、増えてそれが全身の病気や心身の不調を招いている可能性を指摘されています。
その結果、必然的に歯原性菌血症、病巣疾患(感染)、不顕性誤嚥、口腔内フローラ→腸内フローラの悪化などを招いて
がんをはじめ様々な病気や心身の不調のある人が、増加してしまいました。
病気にならないように、予防重視にするか?治療重視で、病気になってから治療すればいいと考えるかは、正に
個人の考えとお国事情としか言えませんが、将来の病気の予防のためにも日本でも歯並びやかみ合わせを整える事に
幼少期から適切な予防歯科医をかかりつけに持つことは、重要だと思います。