森ふれ

体験を通して、森にふれあい、親しみます。
そんな楽しい内容を紹介します。

百花(3)

2018年05月22日 | 日記
アヤメ


ニセアカシア


夜8時すぎ、おとめ座のスピカが輝く。
おとめ座は農業・大地の女神の象徴と考えられる。
古代バビロニアでは、地球がまだ暗く、植物も育たず動物も生まれなかった時代のことが語られる。
カルデアに住むイシュタルは地球や豊穣の女神、地下の黄泉(よみ)の国に通じる七つの門をくぐり抜け、
亡き夫タンムズを探しに行く。
地獄の女王は、夫タンムズの引き渡しを拒むが、地上の神々の説得に応じる。
イシュタルと夫タンムズに魔法の水が振りまかれ解放される。
七つの門をくぐり抜け、地上に戻ったとき、春が訪れ、草花は咲き乱れ、
太陽は温かく地上を照らした。
(この流れを汲むギリシャ神話では農業の神デーメーテールの話として語られる)

百花、花は咲き乱れる。
星空を見上げてスピカを見た時、
農業や大地の女神がそっと微笑んでいるように私には思えてならない。
(投稿:ワイルド三太)
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