ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

2019年ベストな映画、逃がした映画

2020-01-03 11:09:14 | 映画・読書
こういうのは、普通なら年を超す前にやるんだろうし、そもそもわざわざとりあげるほど封切りを観てはないけどね。
正月って、子供の相手する以外こちらにいるとやる事もなく、何もやる気もせず、暇なもんでして。

旧作は、相方が入っているアマゾンプライムビデオと、ツタヤのレンタルが安くなったタイミングで借りるようになった。地元本部に個人商店のビデオ屋があるけど、やはり在庫少ないから行かなくなっちゃったね(台風直前に借りるには便利だけどね)
嬉しかったのは、「断絶」のモンテヘルマン監督の「コックファイター」等のB級ものが借りて見られたこと。
あとは、「ザ・コミットメント」をはじめとするバンドものをたくさん見れたこと。「シング・ストリート 未来へのうた」なんてもろ80’sNEW WAVE全開でとても笑えたわ。
昔は映画と言えば監督名で見てたけど、今は「国境もの」とか「イカれ男もの」とか小さいテーマでくくって見ていくのが良いね。


映画館でも公開された「ローマ」、
見るのに半日かかる「サタンタンゴ」
の2つは、やはり劇場で観ておきたかった。
ビルエバンス、デビッドボウイ、ジョアンジルベルト、ブルーノート等のドキュメンタリーも見逃したが、家のショボいテレビの音と画面だと今一だろうな。
100インチのスクリーンとめっきり安くなった精度の良いプロジェクターの購入
を保留にして一年以上経つが、どんなかな〜
昨年末、那覇よりは近い沖縄市のプラザハウスに大人向きの映画館ができ、この手の映画がかかるようになったので嬉しい。やはりいつかは映画館のある街に住みたい。



さて、ロードショーに関しては、おそらく世間的に評価されているものしか観てないはず。

・ジョーカー(トッド・フィリップス)
「タクシードライバー」のビデオとサントラを何度も繰り返し見たり聞いたりしていた我が20代を彷彿させるというか、時代が再び暗くなってきた結果なのか、
しっくりくる。
日本が世界の中で一番輝いていた事など一度もないし、これからそうなる事など絶対にあり得ない。もちろん、どんな国が世界の中心になるべきでもない。
人間の理想が作り上げるユートピアが、過去に一度も無かったように、この先に現れるはずが無い。過去の人々が夢想してきたものは全てデストピアと分かってしまった21世紀に生きるとはどういうことか、、、

・ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(クエンティン・タランティーノ) 
ヒッピーカルチャーの歴史を書き換えた云々よりも、実在したチャールズマンソン、シャロンテート、ロマンポランスキー達のいた時代の空気の中に居られるのが何とも嬉しかった。


・グリーンブック(ピーター・ファレリー)
主人が戻るまで、車の中でタバコ吸ったり本読んだりして待っている、おかかえ運転手というのに成りたいと、ある人が言っていたが(少し同感)、この映画の運転手はそうでは無い。

・運び屋(クリント・イーストウッド)
老後におかかえ運手の仕事が無理なら、運び屋にでもなるか。荷物運びの車の仕事も悪く無いな。好きな音楽聞いたり出来そうだし。
運び屋をテーマとして見るのも良いかもな、フローズンリバーとか面白いのがいっぱいありそう。
それにしても、ニール・ヤングとイーストウッドだけは長生きしてほしいね。

次点で案外曲が良かった「イエスタデイ」ってとこかな。

しかしながら、何だかんだいっても一番感動したのはテレビドラマの「いだてん」
傑作だね。
現在に繋がる日本の本当の歴史を垣間見る事ができた気がする。〇〇年に何とかの事変が起きました、とかじゃなくて、国民全体の細かな描写や心の動きの積重ねで歴史はできてるんじゃないかな。音楽は昨年子供も一緒にお世話になった大友さん。

こんな山の中にこもって世間から離れて暮らしていても、2020年が良い年になるとは到底思えない。けど、新年早々縁起の悪いこと言っていれば、ハズれて良い年になるかもと、僅かな希望ばかりは捨てないO型双子座生まれ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿