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白い彗星の艦長室のひとり言

ガンプラをはじめとして、各種トイ、話題のアニメについて盛り上がりましょう。

いまさらですが……R3 L-GAIM Mark-II その3

2007-09-15 22:52:49 | ガンダム・模型情報
今日は脚部の製作でほぼ終わってしまいました。


以前、別の記事で自分はアニメロボの足首&手首フェチであるとカミングアウトしたことがありましたが(笑)、その自分のフェティシズムのツボを最初に押した犯人?がコイツです。

マークII登場以前のヘビーメタルの足首は、かかとがV字に二股に分かれた物が多く、今までのロボットデザインとは違いましたが、それ程印象的という訳でもなかったのですが、このマークIIの足首を初めて見たときはとても衝撃的でした。

まるでハイヒールを履いた女性のシルエットのようでもありながらも力強い造形で、一発でやられてしまいました
今でもファイブスター物語に登場するモーターヘッドの中に、良く似た形状を持つ足首が多く登場するので、永野さんの中の様式美になっているんでしょうね。


キットも立ち姿の設定画の雰囲気をよく再現してあると思うのですが、一つ残念なのが、ムーバル・フレームの設定画に描かれている「甲はこういう形になっている」という永野さんの注釈と共に描かれている甲の上部が三角形に盛り上がった形状が再現されていません……

永野さん特有の後出し設定なのですが、番組放送中にリアルタイムで設計されたキットではないのですし、ムーバル・フレーム状態も再現できるように他の部分は頑張っているのにどうして採用してくれなかったのかなというのが残念でなりません(涙)
キットを改造するという手もありますが、パテなどで盛り上げて造形するスペースはないので、甲のそのもの形状を一から作り直す位の大改造が必要となりそうなので今回は泣く泣くパスしました……

但し、その他の部分に関してはとてもよく再現されていると思います。
特に足首付近のフロッサーエンジン部(オレンジ色の部分)については、旧キット等では取って付けたような箱型だったものが、膝下のラインによく馴染んでいて違和感無く収まっています。
また、旧キットではマークIの物を移植するのが定番?だったスネの形状や長さも最適だと思います。

装甲の分割線も、今風のデザイン的な設計になっていて、そのままでも見た目上の違和感は少ないと思います。
生粋のマモルマニアでこの設定に無い分割線が許せない方は接着して合わせ目消しすることになると思いますが、塗装が大変になったりムーバルフレームを鑑賞できなくなったりといった弊害が出てきますので悩ましいところですね……
リック・ディアスの脚部にある分割線が許せなくて接着合わせ目消ししてしまった自分は、現在のところどう処理しようか悩み中です……




自分のもう一つの萌えポイント(←オイ!)である手首は、ガンダム系MG準拠の可動式の物と、ヘビーメタルらしいとても美しい造形の固定式の2種類が付属しています。
バンダイのキットでは珍しく、接着指定されたその固定式手首は、前回のエヴァンゲリオンとはまた違った魅力ある物ですね。
どちらも人間が手袋をしたようなデザインは共通ですが、ヘビーメタルの場合はよりしなやかな所作が似合いそうな指です。

モーターヘッドでは、基本的な形状は継承しているものの、よりメカニカルなデザインになっているので、この薄いゴム手袋をしたような手首はヘビーメタル特有の様式美ですね。


前回は気が付きませんでしたが、ヒジの関節は設定画に描かれている通りに、オレンジ色の部分を動かさないように曲げられるもう一つの関節がありました。
結果的にはセイバーラックが干渉して曲げ角はさほど変わりませんが、開発担当者の心意気を感じる部分です。


ということで、本体部分はほぼ組みあがりましたので、次は背面のランドブースターか、それとも禁断のバスターランチャーか……


いまさらですが……R3 L-GAIM Mark-II その2

2007-09-14 22:08:18 | ガンダム・模型情報
今日はあまり製作が進みませんでしたので、組み上がっている上半身で気が付いたことを一つ。



エルガイムといえば、長期に渡ったロボットアニメに登場するメカの関節について初めて光を当てた作品としても有名です。

幼少の頃にガンプラを作ったことがある方はお分かりだと思いますが、旧キットの多くは設定画通りの関節機構を持っているので、殆ど曲がらないんですよね…
劇中では安彦良和さんのディレクションによって、まるで人間のようなアクションを魅せるモビルスーツですが、実際には関節の可動に関してはまったく考えられていなかったんですよね。
これは、デザイン云々というよりは時代だと思いますが、子供心には劇中と同じポーズが取れると思っていたのにまったく動かないというのはショックだったです。

この幼少のガンプラ体験があるかないかで、最近のマスターグレード特にザクVer.2.0に対する対応が随分と違ったものになります。
自分なんかは、凄いでしょコレ?劇中と同じハッチ解放シーンができるんだよ!という気持ちが強いですが、ガンプラにまったく縁の無い生活を送ってきた方は、模型なんだから劇中のポーズが取れるのは当たり前なんじゃないの…?!
という自分が子供の頃に思っていたのと同じ反応になります(汗)


ちょっと脱線してしまいましたが、エルガイムのデザイナーである永野護さんは、当時のガンプラを見ながら動かない所を徹底的に動くようにデザインに起こしたと語っていました。
具体的には内部フレーム(ムーバブルフレーム)を設定し、関節を覆っていた装甲を取り除き露出することで装甲同士が干渉する事無く深く曲げることのできるデザインになっています。
今では当たり前すぎてどこが凄いのか分からないかも知れませんが、当時のQ&Aには、砂が詰まったりしないのですか?なんて質問が真面目にされるほどのショックだったのです。

この永野氏から生み出されたHM(ヘヴィメタル)のデザインによって、アニメメカの関節は一気に進化を遂げていく事になります。
エルガイムの後番組として放送されたZガンダムでもムーバブルフレームという設定そのものが取り入れられて、ガンダム世界においても内部フレームの存在及び関節の露出が当たり前のことになった訳です。

そして、模型の世界においてもバンダイさんの努力によりABS樹脂による関節が取り入れられて、永らく定番だったポリキャップを仕込むスペースを必要とせずに設定画のデザインに近いながらもへたることのない関節が生み出され、時には元デザイン以上の可動を誇るキットが生み出されています。

そして、ついに本家ともいえるエルガイムシリーズにおいても最新のABS関節にて設定通りの可動を可能にするキットが発売された訳ですが、ヒジの関節については90°+α程度に留まっています……
フレーム単体では二重関節により更深く曲げることができるのですが、実際にはセイバーラックが干渉してしまってこれより深く曲げることができないという何とも皮肉な結果となっています(汗)
まぁ永野さんに言わせれば、ココは本当はこうなっていて、更にココはここまでスライドして…云々と新設定を披露してくれそうですが(笑)



身近な解決例として、同じような球体関節を持つターンAガンダムの関節は、球体がスライドして可動する角度を確保するという方法があります。
但しこれはバンダイ独自の解釈という訳ではなく、シド・ミード氏がデザイン上のラフスケッチで示唆したものなので、おいそれと別のモデルに採用していいものでもないでしょうが……

このヒジ関節が十分なものなのか、ポーズ付けの上で制約になるものなのかはまだ分かりませんが、マークIIといえばやはりいかにカッコ良くバスターランチャーを構えられるかに集約されると思うので、その段階において不十分であれば何らかの対策をしなくてはいけないでしょうね。



実はマークIIの製作が進まなかったのは話題の映画『HERO』を観に行ってたからでした。

TVスペシャル以来の久利生公平はやっぱり魅力的なキャラクターで、法廷物としてみた場合も検事側の視点というのは今でも新鮮でした。
劇中でも登場人物たちが皮肉を込めて語っているように検事=イジメル人、弁護士=正義の味方みたいな図式が当たり前だったりしますからね。
本当はそうではないケースが多い気がしますが……

登場人物も城西支部の面々は当然魅力的なのですが、TVスペシャルから引き続きの登場となる中井貴一さんや、劇場版で初登場となる香川照之さん、雨宮役の松さんとは親子競演となる松本幸四郎さん、そしてTVスペシャルからの久利生公平の因縁の相手である政治家役に森田一義さん(タモリ)がとても存在感のあるキャラクターを演じていて、TVシリーズから大ファンだった自分は大満足で何年か後にパート2も観てみたいなと思える素敵な映画でした。

いまさらですが……R3 L-GAIM Mark-II その1 

2007-09-14 00:21:33 | ガンダム・模型情報
昨日、おとといと物凄い数のアクセスをいただきましてありがとうございます。
かめっチさんのガンプラ秘密工場(仮)から来ていただいた方も多いと思います。
かめっチさんのような親切丁寧な製作工程はありませんが、また覗いてみて下さい。

さて、新劇場版エヴァンゲリオン初号機もひと段落して次のアイテムをどうしようかと思いましたが、MGの新製品も暫くないので買ったはいいけど作っていないキットの中からエルガイムMK-IIをチョイスしました。

今年の2月ごろに発売されたこのキットは、リアルロボットレボリューション(以下R3)という新カテゴリーの第2弾としてリリースされました。
キットが発売された時は狂喜乱舞しましたが、好きだからこそ中々手が出せないという思春期の男子のような気分(笑)でここまで放置していました。

キットは過去の(サンライズ)ロボットアニメに登場するメカを現在の技術で蘇らせるというある程度の年齢のユーザーにとっては夢の企画なのですが、第3弾となるレイズナー強化型以降のリリース情報がいっさい聞こえてこないという危機的状況でもあります……
そんなこともあり、今一度このR3ってどうなのよ?という確認の意味を込めてR3エルガイムMK-IIに挑戦してみたいと思います。


エルガイムといえば、現在ファイブスター物語を連載している(してないけど…)永野護さんの出世作としても名高い、富野監督がダンバインの後番組として手掛けた作品です。

このマークIIは、番組後半に登場する主役メカで、その悪役チックな面構えや後に主流になる長物武器(バスターランチャー)が特に印象的でした。
今では当たり前ですが、マークIIという呼称も当時としては凄く新鮮でした。
現用兵器に詳しい方はあまり驚きはなかったかも知れませんが、マークIIといばトヨタのセダンしか思いつかない子供にはもうビックリなネーミングだったのですよ(笑)

当時ティーンだった私は、この永野さんが描くメカ及びキャラクターに魅せられてしまい、アニメーションそのものを見ていない時期でも、ファイブスター物語だけは読み続けて現在に至ります。


そんな思い入れのあるマークIIですが、当時としてはキットに恵まれず、最初に発売された1/144スケールやフルアクションシリーズとして、金属パーツやゴムパーツを取り入れた1/100スケールのキット共に永野さんが描く設定画のイメージと程遠いデキで、MAX渡辺さん率いるMAXファクトリーが製作するフルスクラッチ(この言葉も死語になりつつありますね…)やキットを大改修した作例を目指して、当時としてはとても高価なキットを切り刻んで完成させられなかったり、エルガイム・マークIIの前身であるアモンデュール“スタック”の頭部をエポパテをこねて作ったりした時も、祖母にゴミと間違われて捨てられたりと、エルガイム・マークIIにまつわる記憶はしょっぱい記憶が多いです……




ということで、前置きが長くなってしまいましたがこの辺まで組んで見ました。
さすがに、今風というか及第点な感じがしますが、永野さんの描く設定画を何万回も見た自分にとっては気になるポイントもいくつか存在します。



マークIIというか、全てのロボットにとって一番の見所となる頭部についてですが、横顔はなかなかいい雰囲気なのですが……



肝心の正面が設定画とかなり雰囲気が異なります。
当時の永野さんの設定画のラインが繋がっていないということもありますが、特に違和感を感じるのが耳?にあたる部分が末広がりになってしまっていて、外側に来る太いコードもかなり内側から生えてしまっています。



理由は2つあって、内部フレームの再現によってコードそのものがなかり頭部フレームに密着しているのと、耳のボックスの中に前後パーツの接続ピンが存在しているのが原因です。

ボックス自体の角度を変更しようとすると大改造になってしまうので、写真に引いた線のようにコードを外側から生やすことでイメージはずっと良くなると思います。



ということで、ボックス内の接続ピン及び受けを削って空っぽにして、コードを外側に引っぱり出しました。更なる調整も必要ですが、最初の写真と比べるとずいぶんとイメージが良くなったのではないでしょうか?!


ソフビ魂 使徒サキエル&シャムシェル

2007-09-11 16:36:47 | ガンダム・模型情報
新劇場版エヴァ初号機の最終回としてお送りする予定でしたが、今回のメインはやはり2体の使徒なのでここは一つソフビ魂の使徒サキエル&シャムシェルのレビューとしてお送りします。

そもそも魂シリーズのことはあまり詳しくないのですが、超合金魂や魂SPECという人気商品を輩出しているバンダイの人気ブランドですね。
聖闘士星矢の装着フィギュアも大人気です。


その魂シリーズからソフビ魂としてリリースされた今回の使徒2体、その名の通りソフトビニール製の人形です。
特撮好きの方にはソフビ製人形はすっかりお馴染みですが、アニメに登場するキャラクターがソフビ人形としてリリースされるのは極めて稀なことではないでしょうか。

ソフビ人形だけあって、ブリスター等のパッケージに収まっている訳ではなく、店頭にぶら下げて展示できるようなフックが付いていて、また商品ラベルも特撮物の怪獣を思わせるようなデザインに思わずニヤリとさせられます



サキエルです。パッケージには第3とも第4とも書かれていないので新劇場版かどうかは分かりません。
胸のコアはクリア素材、肩の部分は乳白色の半透明素材と質感も良いです。
塗装も微妙なグラデーション塗装が美しい仕上がりです。

ポーズは固定で、注意書きにも書かれているように立たせにくいですが、発売されたことを素直に喜びたいです。



サイズは、同じ魂シリーズのエヴァと合わせてあるのでプラモデルのエヴァと比べると少し小さめです。
なにぶんポーズが固定なのでエヴァと組み合わせて再現できるシーンも限定されますが……



本来はエヴァと対峙するさいは、N2地雷で焼かれた後の2個目の頭部が現れた“双頭バージョン”になっていなくてはいけないのですが、まぁ雰囲気で(笑)



初号機のプラモデルに付属しているATフィールドを使えばこんなシーンも再現できます。




さて、もう一体の使徒シャムシェルです。
こいつが立体化されるなんて……ソフビ魂万歳
新劇場版は後頭部に小さい顔が追加されたので、こいつはTVバージョンということになりますね。
サキエルと同様に大変立たせにくいですが、そんなことはどうでもいいです(笑)

腕の触手?はクリアー成型の別パーツになっています。しかし、エヴァンゲリオン未見の方には何じゃコリャ?的なアイテムなんでしょうね……
映画ではお腹?に生えている足がワシャワシャCGで動いていて、虫嫌いの自分にとってはある意味サキエルやラミエルよりも凶悪な使徒です



対シャムシャル戦といえばまずはコレ。
「目標をセンターに入れてスイッチ…目標をセンターに入れてスイッチ…目標を……」



更にはコレ。
シャムシャルの下には漫画本を噛ませて調整しましたが、まだ身長対比がおかしいですね……
なんちゃって火花はリボルテックに付属していた物を拝借しました(笑)
エヴァのお腹に光の触手が刺さっているのが理想ですが、残念なことに触手は殆ど固定です。



ということで、何回かに分けてお送りしていたエヴァ特集も一旦終了です。
このソフビ魂というシリーズに使徒というアイテムは非常に適していると思いますので、この後もラインナップを充実して欲しいです。
特にTV版終盤に登場するゼルエルは、以前消化したシンクロ率400%バージョンの魂SPECエヴァ初号機と並べる為にも是非発売して欲しいものです。


おまけ

何かの食頑だったと思いますが、シンジ君とエヴァ初号機のツーショットです。
個人的にこうやってパイロットのフィギュアと並べて飾っておくのが好きなので、製作するプラモのパイロットフィギュアは見つけると入手しておくことが多いです。



この手のミニフィギュアの中では格段にデキがいいです。特に顔はシンジの特徴の無い顔を見事に再現していると思います(笑)



BANDAI 人造人間エヴァンゲリオン初号機 その5

2007-09-10 22:39:26 | ガンダム・模型情報
珍しく更新度合いが高かったりしますが……
新劇場版のエヴァ初号機の紹介ももいよいよ佳境ということで、今回は付属武器なんかを使ったアクションポーズ編となります。



まずは基本となる立ち姿から。映画のパンフレットに載っている立ち姿の設置画を参考にしてます。

肩のマーキングパーツも入れた最終仕様です。エヴァといえば何といっても猫背ですが、このキットも胸部及び腰部に渡って4個の関節があり特徴的な猫背を再現できます。但し、重心が前の方に偏ってしまうので長時間飾る場合は注意しないと前に倒れた際にツノがポッキリ……なんてことにもなりかねません




股関節及びひざ関節はかなり自由度が高いので立ち膝も楽勝にこなします。
エヴァは靴の設置面が小さいので長時間飾るにはこの方が良いかも知れませんね。



咆哮ヘッドです。
猫背と同じく胴体の関節を全て後ろに反らすことでかなり胸を張ったポーズにできます。
余談ですが、エヴァ初号機の特徴的な「アォーーーーン!!」ていう鳴き声?は、綾波レイ役の林原めぐみさんがやっているって知ってました?




「エヴァ再起動です!」
「まさか…暴走?!」
「勝ったな…」

今までのロボットアニメではピンチになると主人公であるパイロットが驚異的な力を発揮するというのが定番でしたが暴走状態になると、パイロットが操縦するより強いというのが新鮮でしたね。
しいて言えば、イデオン的でしょうか



新劇場版キットの見せ場でもあるPET素材で再現されたATフィールドです。
まぁ一種のバリアなのですが、これを引き裂くように破壊する初号機はカッコイイですね~



新劇場版で新たにデザインされたガトリング砲です。組立説明書ではガトリングガンとなっていますが、どう見てもガンではないですよねぇ……
けっこう重いので持たせるには苦労します。撮影の時は支えを噛まして撮りました。



映画では殆ど1シーンだけの登場なのでお見逃し無く。




プログナイフ装備です。
左肩の収納部を展開状態にできるのも新劇場版キットの見所ですが、エナメルシンナーが回ってパーツを割ってしまったので(涙)オミットしてあります。
本来は、ナイフを装備する際は装甲の一部を取り除いて空洞にするのが正しいです。
専用の持ち手が付いていて、親指の立ち具合がイカシます




専用の接続パーツを使うことで、別売のアクションベースを取り付けることができるので、派手なアクションポーズも可能です。
これなら安心して飾ることができますね。



ちなみに、ベースは成型色の黒をいかしてグレーを薄目に掛けて仕上げました。NERVマークはほんのお遊びで。



前回もちょろっと登場したパレットライフルです。
これも説明書ではパレットガンになっていますが真相はいかに

ガトリング砲の登場ですっかり影が薄くなってしまいましたが、エヴァの基本兵装の一つなので、序以降の映画にも登場する可能性は大ですね。


ということで、新劇場版エヴァ初号機のアクションポーズ集でした。
リボルテックと比べると可動範囲が狭いのでポーズ付けは少し難しいです。特に腕の可動範囲は構造上かなり狭いのですが、それを補って余りあるゴムの質感がプラキット版の特徴ですね。

次回最終回には届いたばかりのアレとコレを使って劇中シーンの再現をしてみたいと思います。

BANDAI 人造人間エヴァンゲリオン初号機 その4

2007-09-09 22:38:24 | ガンダム・模型情報
前回は完成直前の状態を紹介しましたが、今回からは完成品の紹介となります。
ディテール編、付属品を装備したアクションポーズ編、そしてとあるアイテムと絡めた劇中再現編と3回に渡っての紹介になると思います。



背部エントリープラグ挿入部付近です。
割りとシンプルなデザインのエヴァにあって一番ディテールが集中している部分といえます。
LMHGでも再現されていたエントリープラグの取り出しアクションが再現されています。前方に倒れるハッチについては、模型誌の作例では下方がグリーンに塗り分けられていましたが、劇中ではそのようなカットは確認できなかったのでそのまま紫のみで塗りました。まぁマスキングが面倒なのが一番の理由ですが(笑)

エヴァについてはガンダムのようなマーキング(注意書き)が似合うかどうか微妙なところですが、過去の版権イラストなんかを見る限りは意外とCAUTIONやDANGER等の注意書きが書き込まれてるので、うるさくならない程度にエヴァ用デカールやガンダムデカールを使ってディテールアップしています。
ちなみに後方ハッチに貼ってあるのは“pilot SHINJI IKARI 適任操縦者:碇シンジ”と書かれているデカールを使用しました。
先日も書きましたが100mを超えると思われる巨体に対してはスケール的に有り得ないサイズですが雰囲気重視ってことで……




装甲の重なり具合がとても美しい背面です。
アンビリカルケーブルの挿入部付近に外部電源口を示す“E”マークを貼ってみましたが写真だと思いっきりシルバリング(白浮き)してますねぇ……現物ではあまり気にならないんですが(汗)




頭部についてはそのままだと装甲の隙間が目立つので、なるべく密着するようにあちこち削り込みました。
角のラインがヨレているのは触れない方向で……
グルっと取り囲む装甲の裏は設定通りに赤く塗りました。

胸のボルト?部分は一度開口して市販のディテールアップパーツを埋め込みました。かなり密度感が上がるのでオススメの工作です。ここも新設定通りに赤く塗りました。




パレットライフルは一応設定を参考に塗り分けましたが、細部は異なっているかもしれません。まぁ武器についてはいつもそんな感じなのであまり設定には囚われずに自由にやってます。

このパレットライフルは劣化ウラン弾!を後方の8の字ターレット部分で加速して撃ち出すレールガンという設定なので、MGザクver.2.0に付属していた核マークを拝借しました。
漢字のデカールは“動作時放射能注意”と書かれています。漢字とアルファベットを組合すことでエヴァらしさが高まりますね。

このライフルは、ステアー社のACRという試作ライフルが元になっているようで、実際スコープの有無や後方のデザインが異なるものの前半部分はそっくりです。




前腕のデカールはキット付属の転写デカールではなく、市販のエヴァデカールのものを使用しました。
エヴァの生みの親である山下いくと氏のイラスト等で書かれている“PROJECT-EVA”のロゴが再現できますが、何故か2枚しか用意されていないために内側は3号機用の物を使いました。ほんと意味分かりません……




今回一番苦労させられたのが肩口になる“EVA1”マークの再現です。
キットではシールの上からクリアパーツをはめ込むことで再現するようになっていますが、塗装した部分とかなり色味が違ってしまうのでとても面倒でしたがここも塗装で仕上げました。

クリアパーツを一旦真っ白に塗り半分づつマスキングをしてオレンジとグリーンに塗り分け、次に残したい部分をマスキングして黒を塗り、最後に付属の転写デカールを中央に貼りました。
自分の腕ではかなり困難な作業でしたが、完成後は違和感無く収まり満足しています。


ということで、完成したエヴァ初号機のかなり細部に拘ってアップしてみましたが、現物より相当に拡大されて写ってしまうだけにちょっと辛い部分もありましたね……ここらへんはまぁ素人の趣味の範疇なのでご容赦下さい

次回はアクションポーズ編を予定していますので、もう少しエヴァ初号機にお付き合いください


BANDAI 人造人間エヴァンゲリオン初号機 その3

2007-09-08 12:07:56 | ガンダム・模型情報
以前は塗装前の状態まで紹介しましたが、今回は塗装編になります。
比較の為に塗装前の状態はこちら。


ペーパー掛けしているので全体的にちょっと白っぽいですが、成型色はほぼこんな感じです。
細かく色分けされていてこのままでも十分な感じですが、更に自分のイメージに近づけるために、ちょっともったいないですが一旦サフ掛けしてしまいます。



細部の塗装やパーツままだ付いていませんが、基本塗装が終わった状態です。
イメージとしては、前回紹介した映画のパンフレットに描かれている逆さ磔状態のイラスト及び劇中での第4使徒(TVシリーズでは第3使徒)サキエルとの夜間戦闘シーンです。

基本色の紫はガイアカラーのパープルをベースに、更にそのパープルにラベンダーを加えて明度を上げたものを上掛けしました。

グリーンの部分は、蛍光グリーン+蛍光イエローにホワイトを加えて調色しました。蛍光ペンでもそうですが、蛍光グリーンだけではあまり鮮やかな色にならないので、発色の良い蛍光イエローをかなり加えてあります。

胸元のオレンジ部分は、劇中では発光していなかったので、蛍光カラーを使わずに通常のオレンジとイエローにホワイトを加えたものです。
ここには写っていないですが、ひざの突起物先端の△部分と靴のソールは劇中でグリーン部同様に発光していたので蛍光色で調色しました。見た目は殆ど変わらないですけどね……

胸の装甲及び口元は劇中やキットに指定では水色掛かったグレーですが、魂SPECのシルバーがいい感じだったので、シルバーに置き換えてみました。けっこういいアクセントになったと思いますがいかかでしょうか。



更に細部の塗装とディテールアップパーツを加えて完成直前の状態です。
困ったことにウチのカメラでは紫部分が紺色になってしますので、若干補正して概ね完成品と同じ色味にしてあります。

以前も書きましたが、エヴァは明確な身長設定を決めずにシーンごとに40mから200m位の大きさで描かれていて、このキットもエントリープラグの大きさから判断すると100mオーバー位の造形になっていますが、空機遠近法とかは一切無視したビビットなカラーになってしまいました

塗装しているときは、まるで釣具かスポーツ用品を塗っているような感覚に襲われます(笑)

エントリープラグ挿入口のカバーやほほの部分の色分けについては、時期によって色々な設定が存在するようですが、細かいことはあまり拘らずに画面で受けたイメージで塗り分けました。




正面から。
逆三角形のフォルムがエヴァらしい造形です。



全身はこんな感じです。
色味補正しているためか、写真のエッジがギザギザ滲んでますね…
今回は、完成前にどのようにPCモニター上に映るかのテストも兼ねたアップですのでご容赦下さい。



暗闇に浮かび上がるエヴァの特異なシルエットみたいな感じがでてるといいですが…
目は蛍光イエローとホワイトを混ぜたクリーム色を手描きしました。
ぼんやりと浮かび上がっているのは蛍光色のおかげですかね。



別アングルで。
今回は、写真写りのテストでもあるので、照明についても色々と試行錯誤して写してみました。ブラックライトも当てているので蛍光塗装した部分が若干発光して、概ね当初のイメージに近づいてきましたね。



肩のマーキング部はまだ仕様を決めかねているので取り付けていません。
今回、グリーンやオレンジをかなりビビットな彩色にしてしまったので、キットに付属しているシールを使うとかなり違和感がでてしまうんですよね…
同様の理由で、腕に付いた装甲?の前部分やツノのラインなんかも塗り分けるはめに……



これは失敗例ですね。
光源の関係で本体までかなり強く光が当たってしまっているので、夜間シーンの雰囲気とは違っちゃいました。
う~ん……カメラは難しいですねぇ



これも極端な失敗例ですね
ウチにあるブラックライトでは光量が全然足りなくてまともに写りませんでした(笑)
夜光塗料なんかを使えば、夜になるとこんな風に見えるんですかね?それはそれで面白い効果が得られるかも知れません。


とまぁ、こんな感じで細部の仕上げをしつつ、写真撮影についても試行錯誤している状態です。
大好きなエヴァ初号機なので、やはりよい写真でアップしたいですからね
ちなみに撮影中に接着後ハメ加工していた二の腕のグリーンのライン部分が割れてしまいました


BANDAI 人造人間エヴァンゲリオン初号機 その2

2007-09-05 02:01:41 | ガンダム・模型情報
いつもきちんとした製作記を書きたいと思いながら、その2にして途中経過をすっ飛ばしてサフ前の基本工作が終了した状態になってしまいました(汗)

最終的な仕上げは映画を観てからと思っていたので、観終わったあとに少しでも早く塗装作業に入れるようにと少しづつ工作を進めていたのでした。

ということで、早速『ヱヴァンゲリオン新劇場版:序』を観てきました♪
公開間もないので、ネタバレにならないように簡潔に感想をまとめたいと思います。

過去に観たTVシリーズや劇場版の2本はいずれも、観終わった後に何とも言いようの無い虚脱感や、モヤモヤした気持ちが広がったりしましたが、新劇場版を観終わった後に感じたのは、素晴らしい高揚感と次回作への期待という、およそエヴァを観た感想とは思えない気持ちでした(笑)

2007年の技術と気分で生まれ変わった新エヴァは、何とも言えない気持ち悪さ(ホメ言葉ですよ)こそがエヴァの特徴だと思っていた自分にとっては肩透かしを食らったような、とてもストレートなエンターテイメントムービーに仕上がっていました。
画面から受ける印象は、同じような作りの劇場版Zガンダムの時に感じた新旧フィルムの違和感はほとんど感じることも無く、まさしく新作映像という雰囲気でした。
もちろん、コンセプトや予算の関係など直接比べて良いわけでもないんですけどね(汗)

最新のコンピューター技術で描かれたエヴァや使徒はとても魅力的で、特に冒頭の夜間戦闘シーンや使徒ラミエルの○×△□※な部分(検閲が入りました)は、ロボ好き魂に火をつけてくれます。

またエヴァらしい謎の部分もふんだんに盛り込まれていて、使徒の呼称番号がTV版と比べて一つずつずれていたり、ラストシーンに登場するカヲル君がもの凄く意味深な言葉を発したりしていますが、これらは次回作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』以降で次々と明らかになっていくんでしょうね。
エンドロール後に流された次回作の予告編では、あんなのやこんなのが入り乱れて……とてもここでは書けないので、劇場で確かめて下さい。


映画の話は尽きないのですが、ここからはキットの話です。

リニューアルされた新キットは、劇中に登場したワイヤーフレームで描かれた3Dバージョンのエヴァ初号機の特徴をよく捉えた好キットです。
初見の際は、旧LMHG版とさほど変わらない印象でしたが、実際に組んでみると左右合わせのパーツ分割は少なくなっていて、新劇場版の特徴的なカラーリングもパーツ分割で再現されていて、塗装派にも素組み派にも易しい仕様になっています。

話は少し脱線しますが、エヴァがオンエアされていた頃は、アニメや模型から遠ざかっていた頃で、再びアニメや模型に手を染めるようになったきっかけがエヴァであり、LMHGのキットだったりするので、今回の新劇場版のエヴァやリニューアルキットはとても感慨深いです。
当時はニッパーすら持ってなくて(汗)、爪切り!でパーツを切り離して、キットに付属しているシールで色分けできない部分は、ペイントマーカーではみ出しまくりながら塗っていたのを思い出します(笑)



頭部及び背部はとても細かくパーツ分けされていて、独特の装甲(拘束具)の重なり感がよく再現されています。
反面、頭部の装甲は組んだ時に隙間や段差が大きかったので、ダボを短くカットしたりフチを薄く削ったりして頭頂部の装甲がピッタリ収まるように調整してあります。

肩のロックボルト部分や背面のエントリープラグ挿入部の凹ディテールは、金属製のディテールアップパーツをとりあえず埋め込んでみました。
最終的には塗装後に位置調整をします。
このパーツは、プラプラさんのPPアポジAというパーツで、天地入れ替えることで開口部の雰囲気の変わるスグレ物です。



胸部の装甲にあるロックボルト?は一体成型のモールドで再現されていますが、少しダルイ印象なので、3ミリのピンバイスで開口してWAVEのOボルトを埋め込みました。グレーになっている部分がそれです。



腹部の蛇腹部分と、太ももの装甲は合わせ目がくる部分なので、接着して処理してあります。当然のように塗装作業は大変になるので無視してもいいと思います。
また、パーツのフチが目立つ部分でもあるので、薄く削ってあります。
ここら辺の作業は、自己満足的な作業(って言ったら、模型は全て自己満足なんですが…)なので、必須作業という訳ではありませんが、やっておくと格段にスケール感がアップします。

パーツの削り粉で腕のゴム部分が小汚くなってますが、後で洗浄しますので…
この腕にあるパーティングラインを消すいい方法はあるんですかね?
かめっチさんのサイトで良い解決方法が紹介されればいいな…なんて期待してます♪




上半身に比べると、分割方法などに少し不満の残る下半身です。
太もも裏やふくらはぎにかなり目立つ合わせ目がきますので、接着して合わせ目消ししてあります。
MG並のお値段のキットだけにここはもう少し頑張って欲しかったですね…
MGターンAで発揮されたスライド金型の技術を使えば、合わせ目なしでスッポリ被せる装甲パーツができると思うんですけどねぇ……
事業部は違いますが、同社の魂SPECでも再現されていただけに残念です。

甲にくるベロの部分にある凹モールドはかなりダルいので、開口してディテールアップパーツを埋め込んでみましたが、中に詰めるパーツは再考の余地アリですね。

劇中でかかとにあたる部分が、エ○マックスのように伸縮して衝撃を受け止めていたのが印象的でした。ソールの黄色い部分が発光していたのも見逃せないポイントでしたね。



背面は合わせ目を消しただけで特筆することはあまりないのですが…
パーツを薄くしたり、余分な部分と思しき箇所を切り飛ばしたりしましたがよく分かりませんね(汗)
LMHGと違い、寸胴ぎみなところが新劇場版でメカニック作画監督を務める本田雄さんによって書き起こされた3Dバージョンの設定画に準拠してますね。
ここで書くのもなんですが、肩の上方へ伸びている部分(プログナイフを収納しているところ)が短くなっているのも新劇場版の特徴で、おかげで再販されたエヴァデカールに入っているNERVの大判デカールは貼れません…


武器はとてもデキがいいので、接着して合わせ目消ししただけです。手首は表情のあるエヴァらしい物が6個付属しています。
エルガイムMK-IIのようにエヴァの手首も可動式になっていたらどうしようと思いましたが、3パーツ構成の固定式になっていて特筆すべきは甲のナックルガード?が別パーツになっているところですね。これは塗装派、素組み派双方に嬉しいポイントだと思います。
6個分のパーティングラインを処理するのは大変ですが、いつも固定式の手首をたくさん入れろとリクエストしている身にとっては、文句言わずに黙ってヤスリを掛けるだけです(笑)


さて、ここからはバラしてサフ吹き、そして塗装へと入っていくのですが、塗装のイメージとしては、やはり一番印象に残った夜間戦闘のシーンを参考にしたいですね。

各劇場で売り切れ続出らしいプログラムの表紙に描かれた初号機も衝撃的です。

スキャナで取り込んで鮮明な画像を添付するのはちょっと問題がありそうなので、デジカメで直接撮影してみました。
天地逆ではなくこういう向きのイラストなのです。なんとかこのグリーン部が発光している雰囲気を塗装で再現できたらと塗装方法を模索しているところです。

また初号機の特徴である紫色の再現については、赤味が強いか青みが強いかで随分と印象が変わってくるのでとても重要な部分ですが、この紫というのが写真で撮るととてもやっかいで、今回の無塗装状態の色は直に見るとドムのような赤味が強い成型色なのですが、写真に撮ると自分のPCモニターではリックドムのようなやや青みが強い紫に写っています(例えが分かりづらいですか??)

個人的にはエヴァ初号機の紫はやや青みが強い方が好みなので、最適な色になるように調色してみたいと思います。

では、最後にがまんできないので一言……

「バンダイさーーーーーーん、エヴァ※号機もちゃんとキット化して下さいよーーーーーーー!!」

リボルテックヤマグチ 新劇場版エヴァンゲリオン 零号機編

2007-08-29 03:06:08 | ガンダム・模型情報
先日の初号機編に続いて、同時発売の零号機です。


初号機と同じようにというか、初号機より大胆にカラーリングが変更された零号機です。
反面、細かい部分がちくちく変更されている初号機に対して、カラーリングのみの変更に見えます。
但し、このフィギュア自体は初号機と同じく大幅にTV版からアップデートされています。



映画を見る前なのでなんとも言えませんが、この黄色い零号機が活躍するのは起動実験での暴走とヤシマ作戦でのシールド防御だと思います。
以後はTVシリーズと同じく、装甲変更されて青いカラーリングになるんでしょうね。

起動実験での零号機は、初号機とはまた違った暴走っぷりで、初号機が残忍というか暴力的なのに対して、零号機はヒステリックな感じとでもいうのか、頭抱えて壁(の向こうにいたゲンドウ)をボコスコ殴りまくっているのが印象的でした。




「なんてこった、PK外しちゃったぜ!!」
とか言っている訳ではなく(前もやったなこのネタ…)、暴走時の苦しげなポーズです。新規の手首のおかげでTV版よりポーズが決まります。



零号機にはパレットライフルやマゴロク・E・ソード、カウンターソード、そして新設定のガトリングガンが付属しますが、いずれも零号機の為というより初号機の武器庫といった感じです。初号機で紹介したのでここでは省いて武装セットのESVシールドです。

正式名称は“エヴァンゲリオン専用単独防御兵装(Enchanted Shirld Virtue)”略してESVシールドです。
TVシリーズでは急遽決まったヤシマ作戦の為にNERVが徴収したシャトルの底を使って急造した盾でしたが、新劇場版の方はエヴァンゲリオン専用となっていることから元々構想にあった物であろうと推測できます。
映画でどのように描かれるかが楽しみです。

初号機編でも書きましたが、谷明氏による原型で幾重にも重なり合った装甲を見事に再現してあります。
また、全塗装仕上げになっているのも質感を大きく向上させていて、特にイエローオレンジはとても発色が良く仕上げもキレイでした。(1ヶ所だけ塗装飛びがありましたが)

ESVシールドのデキが素晴らしいので余計に同じように全塗装仕上げされた零号機が欲しくなってしまいます……



ESVシールドの裏面です。
裏面もかなり複雑な形状になっていて、メインのグリップの他にサブブリップが3ヶ所、地面に固定する為のアンカーも装備されています。



TV版との比較です。
零号機本体はともかくというか、ESVシールドが大きすぎて新劇場版は隠れてしまってます
いかにも急造品というTV版のシールドもセンスあるなぁと思っていましたが、やはり立体栄えするのは新劇場版の方ですね。



正式なポーズは不明ですが、盾を構えるとこういう感じになるんでしょうか。
グリップが複数付いているので、色々なポーズ付けに貢献してくれそうです。
これが初期型?零号機の一番の見せ場でしょうからね。




最後に初号機と組み合わせてのヤシマ作戦の再現です。
この状態で飾るにはけっこうなスペースを取るので場所の確保が大変です。
あくまでイメージなので、スクリーンでどのように描かれるか今から楽しみです。いい意味で裏切ってくれるのを期待しています。


ということで、映画公開に先駆けてのレビューでしたので、実はあまり派手なポーズは意識的に控えています。
付属品には空中に浮かせてディスプレイできるパーツも付属しているので、映画を見た後に改めて色々ポーズ付けしてみたいですね。




P.S
ここのところ、エヴァの話題を聞く時は大概パチンコの話だったりするのがちょっと複雑だったりします(笑)


リボルテックヤマグチ 新劇場版エヴァンゲリオン 初号機

2007-08-28 02:18:57 | ガンダム・模型情報
先日お伝えした通り、海洋堂のリボルテックシリーズで発売された新劇場版のエヴァです。
お盆明けには届いていたのですがけっこうなボリュームで撮影に時間が掛かってしまいました。

新劇場用にカラーリングが変更された初号機及び零号機と、新劇場版第一弾となる序編でのクライマックスを飾ると思われる“ヤシマ作戦”で使用されるポジトロンライフルとEVSシールドがセットになった武装セットでの発売です。
完成品トイとしては、バンダイからもハイコンプロシリーズで初の非ガンダムアイテムとして初号機が発売中、零号機も9月下旬頃に発売になるのでお好みでチョイスすると良いと思います。

自分はハイコンプロを買っていないので詳しいことは言えませんが、店頭で見る限りは非常に小さい割りに(ガンプラでいう1/200サイズ)各関節可動で、付属品が充実していてリボルテックで別売のポジトロンライフルや各種アイテムを収納できる兵装ビル!!まで付いています。
にも関わらず、自分がリボルテックをチョイスした理由は、シリーズを通して買い続けているということの他に……続きは後ほど(笑)



初号機です。新造形された部分が多くTV版からアップデートされていますが、一番嬉しいのはエヴァらしいグワっと開いた手首パーツとお馴染みのスタンドが採用されたことです。
エヴァはメカというよりキャラクターフィギュアに近いフォルムをしていて、靴底の接地面積が非常に小さいので、初期アイテムでスタンドの付属していなかったTV版は立たせるのに非常に苦労しました。

手首は何故これがTV版には付いていないのか謎ですが、非常にエヴァらしい力強い造形です。その他の手首はTV版と同じですが、謎の指差しパーツは無くなりました。



暴走状態の再現は頭部パーツを丸ごと差し替えることで再現できます。通常版ヘッドもですが、後頭部のエリマキ状のパーツ裏は新設定である赤で塗られています。



パレットライフルは造形的にはTVシリーズと同じですが、塗装が変わって少し質感が良くなりました。



TV版との揃い踏み。一見してカラーリング以外は大差ないように見えますね…
カラーリングと言えば、初めて新劇場版のカラーを見たときは何で緑の部分が増えたんだろうと疑問でしたが、主題歌を歌う宇多田ヒカルさんのCMで流れていた夜間戦闘シーンを見て納得。夜の闇に緑色の発光部分がとてもキレイで印象に残りました。

エヴァの生みの親であるデザイナーの山下いくと氏のイラストを見ると、腹部以外は昔から緑の部分が多めだったので、TV版のカラーリングは作画軽減のために意図的に塗り分けを減らしていたんでしょうね。

ちなみにツノの緑ラインが2本に増えているのが2号(弐号機じゃないよ)みたいでちょっと笑えます。



新劇場版で新たにデザインされたガトリング砲は零号機に同梱されています。
どのようなシチュエーションで使用されるか不明ですが、どうやら初号機が使用するようです。まぁガトリング砲は漢の武器ですからね(笑)
ムクでとても重いので構えさせるのは大変です。写真も写っていないところでアンビリカルケーブルの端っこを手で押さえてます……



リニューアルされたプログナイフとその収納状態はパーツ差し替えで再現できます。新劇場版エヴァのウリの一つですね。



プログナイフは大型化されてフォルムも凶悪な感じになりました。
新劇場版ではプログナイフが外装の一部を兼ねているようで、ナイフを装備すると肩の装甲に穴が開きます。このギミックもパーツを取り外すことで再現できます。



プログナイフの刃は高周波振動していて、目標に接触するとグラインダーのような火花が散るというのはTV版にもあった設定ですが、今回その火花を再現するエフェクトパーツが付きました。



写真の左奥からTV版、中央はゲーム版F型装備用、そして新劇場版のプログナイフそれぞれ。
F型用はともかく、TV版と比べて新劇場版がかなり凶悪なフォルムになったのが良く分かります。




劇中には未登場のマゴロク・E・ソードとカウンターソードも新造形で付属しています。山下いくと氏のイラストで描かれたオリジナル武器なのですが、立体栄えする為か過去にもバンダイのプラキットにも付属していたお馴染みの武器です。
新劇場版には登場するんですかね??



上のはTV版に付属していた物で、今回の新劇場版に付属している物とは大きさや形状が異なります。
個人的にはTV版に付属している日本刀のような曲刀が好きなのですが、今回の直刀の方がメカっぽくてエヴァには合っているかな。



新劇場版の目玉、リニューアルされたポジトロンライフルで正式名称は“戦略自衛隊技術研究本部 大出力型第二次試作自走460mm陽電子砲”というそうです。
TV版のポジトロンライフルは無くしてしまったので比較できませんが、一つのキャラクターとして成立するほどのデザインになっています。

この新劇場版ポジトロンライフルの原型を担当されたのは、『ファイブスター物語』に登場するモータヘッドの造形で有名な天才原型師 谷明(たに あきら)氏です。
冒頭で振ったリボルテック版を購入したもう一つの理由がこれです。谷明さんの造形物は、通常では大変高価なガレージキットを購入して組み上げる腕が無いと堪能できないのですが、完成品として入手できるのは非常にありがたいです。
まぁワールドタンクミュージアムでもっと安価に谷造形を楽しめるのですが、このポジトロンライフルの複雑なデザインを谷氏がどう料理するのかが非常に興味をそそられた訳です。

案の定、後で紹介するEVSシールドと合わせてエヴァ本体よりも存在感のある逸品でした。エヴァ本体が成型色を生かした部分塗装仕上げなのに対して、この武装セットは全塗装仕上げになっているのもポイント高いです。
同じリボルテックシリーズの一つで以前紹介したセイバーとセイバーオルタも全塗装仕上げでとても質感が高かったので、シリーズを通して全塗装にしてくれるとありがたいのですが、低価格を一つの売りにしているリボルテックなので通常アイテムでの実現は難しいですかね

とは言えエヴァ本体も山口勝久氏が原型を担当していて、バンダイ製エヴァには無い独特の筋骨隆々のマッシブなフォルムが楽しめます。
特徴的な蛍光グリーン部も発色、色味共に良いアクセントになっています。

バンダイの場合は、設定画を遵守したCAD設計なので味わいと言うか作家性が低いのに対して、海洋堂のリボルテックシリーズはマスモデルには違いないのですが、作家性を楽しめるところが特徴で、自分の購入理由にもなっています。

例えて言えば、バンダイのラインナップの中でもカトキハジメ氏がプロデュースするGFF(ガンダム・フィックス・フィギュレーション)やジオノグラフィティではアイテムに合わせて最も相応しい原型師が原型を担当していて、中国で大量生産されたマスモデルでありながら、ガレージキットのような作家性を少し楽しめるアイテムになっているのと同じ感じです。



新劇場版ではポジトロンライフルを使用するときに換装されるG型という新装備が設定されました。

プログナイフを収納した基本装備のB型、マグマ内での活動時に使用された耐熱・耐圧スーツであるD型、そしてゲームに登場したF型に続いて今回のG型装備とこれからも色々な特殊装備が増えると嬉しいです。

G型装備は端的に言えば狙撃用のスコープのようで、右肩のパーツを付け替えることで再現できます。取り外しはタイトで軸を破損してしまう可能性もあるので少し暖めてから行うと良いと思います。
写真は収納状態なので、更にパーツを付け替えることでスコープの展開状態を再現します。



映像は未見なので詳しくは分かりませんが、TV版同様このように寝そべって狙撃するのは間違いないと思います。
第5使徒ラミエルの射程外からそのコアをATフィールドごと突き破るために、日本中から電力をかき集めて放つ超長距離からの一点射撃ですね。



長くなってしまったので、零号機とESVシールドは後日にして、最後はTV版、F型装備、新劇場版の揃い踏みです。
こうして見ると、F型はフォルム、色味ともに大きくイメージが異なりますね。単独で紹介してなかったですが、刺々しいフォルムとリボルテックエヴァ一のボリュームはかなり高ポイントですよ