どうもこのところ岐阜県勢は甲子園で歩が悪い。
特に平成に入ってからの凋落振りは目に余るものがある。それは県岐阜商の甲子園での戦績から見ても、県勢が弱体化していることがよくわかる。
県岐阜商を引き合いに出して申し訳ないが、なぜ引き合いに出したかといえば、「県岐阜商=岐阜の野球」という図式が長年定着していたからである。
岐阜県勢が我が世の春を謳歌したのは昭和30年代だ。この30年代の10年間でもっとも勝率の高い県が岐阜県だったと記憶している。
30年代後半から7年周期で県岐阜商が甲子園に出場するようになり、40年代はそれでも春も夏もベスト8に進出していた。「岐商は出れば必ず勝てる」と小生でなくとも岐阜の人は思っていた時代だ。それが53年夏のベスト8を最後に県岐阜商はベスト8以上へは勝ちあがれなくなってしまった。岐阜県勢最後のベスト8は記憶が正しければ岐阜第一ではなかったか。その後の県岐阜商の甲子園での試合振りはここで書くまでもない。小生は中京ファンであるが、県岐阜商は岐阜高校野球界を背負ってきた屈指の名門だと深く敬意を持っているので誤解されないように。
なぜ、岐阜県勢は勝てなくなってしまったのだろうか???
某強豪チームの監督さんが、四国の強豪の監督さんにこんなことを言われたそうだ「東海地区の強豪には負けたことがない。負ける気がしない。なぜなら東海地区のチームは1点を取りに来るからだ。逆に言えば、1点しか取れない野球だから、たとえば終盤2-1でリードしていても、1点しか取りに来ないから取られても同点ですむ。だから守っていても怖くない。うちは2点以上取りにいけるから。」
ケースにもよるが1点を着実に取りに行く野球は基本だと思う。しかし、今の甲子園で勝ちあがるチームを見ていると、守りがいいのは当たり前&打撃力が強く得点能力が高いチームばかりだ。
岐阜県のチームを見ていると、無死、あるいは1死からでも判で押したように送りバントだ。これでは相手はアウトを確実にとればいいし、送った後の得点圏での打撃はといえば、非力な打撃&相手にデータ研究されているため結局打ちとられる結果になる可能性が高い。
前述の監督は「東海地区のチーム」という表現だが、東海地区でも特に打撃力が弱いといわれる岐阜県を象徴しているのが、これまで甲子園に出場した監督さんの「あと一本が出なかった」というコメントになるのである。
さて、30年代のような強い時代が再び来るにはどうしたらいいだろうか。
関係ないけどこんな書籍も紹介しよう。
特に平成に入ってからの凋落振りは目に余るものがある。それは県岐阜商の甲子園での戦績から見ても、県勢が弱体化していることがよくわかる。
県岐阜商を引き合いに出して申し訳ないが、なぜ引き合いに出したかといえば、「県岐阜商=岐阜の野球」という図式が長年定着していたからである。
岐阜県勢が我が世の春を謳歌したのは昭和30年代だ。この30年代の10年間でもっとも勝率の高い県が岐阜県だったと記憶している。
30年代後半から7年周期で県岐阜商が甲子園に出場するようになり、40年代はそれでも春も夏もベスト8に進出していた。「岐商は出れば必ず勝てる」と小生でなくとも岐阜の人は思っていた時代だ。それが53年夏のベスト8を最後に県岐阜商はベスト8以上へは勝ちあがれなくなってしまった。岐阜県勢最後のベスト8は記憶が正しければ岐阜第一ではなかったか。その後の県岐阜商の甲子園での試合振りはここで書くまでもない。小生は中京ファンであるが、県岐阜商は岐阜高校野球界を背負ってきた屈指の名門だと深く敬意を持っているので誤解されないように。
なぜ、岐阜県勢は勝てなくなってしまったのだろうか???
某強豪チームの監督さんが、四国の強豪の監督さんにこんなことを言われたそうだ「東海地区の強豪には負けたことがない。負ける気がしない。なぜなら東海地区のチームは1点を取りに来るからだ。逆に言えば、1点しか取れない野球だから、たとえば終盤2-1でリードしていても、1点しか取りに来ないから取られても同点ですむ。だから守っていても怖くない。うちは2点以上取りにいけるから。」
ケースにもよるが1点を着実に取りに行く野球は基本だと思う。しかし、今の甲子園で勝ちあがるチームを見ていると、守りがいいのは当たり前&打撃力が強く得点能力が高いチームばかりだ。
岐阜県のチームを見ていると、無死、あるいは1死からでも判で押したように送りバントだ。これでは相手はアウトを確実にとればいいし、送った後の得点圏での打撃はといえば、非力な打撃&相手にデータ研究されているため結局打ちとられる結果になる可能性が高い。
前述の監督は「東海地区のチーム」という表現だが、東海地区でも特に打撃力が弱いといわれる岐阜県を象徴しているのが、これまで甲子園に出場した監督さんの「あと一本が出なかった」というコメントになるのである。
さて、30年代のような強い時代が再び来るにはどうしたらいいだろうか。
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実際のところは組み合わせにもよりますが、愛知勢と当たればやはり厳しい戦いになると思います。
4月から監督が代わり、選手の目の色が変わってきました。
レギュラーの7人が一年生のチームですが
基本からきっちり教えられています。
日頃の練習の成果が出始めたのか、飛騨神岡、東濃実に
勝利しました。
これから強くなるチームだと思っていますので
少しは気にかけてください
岐阜県についてのコメント内容に納得してしまいました。
しかし、簡単に納得してしまった自分に腹立たしく、岐阜県の各高校の指導者の奮起を促すのに何か手段はないものかと・・・・
「Baseball Clinic」という月刊誌に山形県の少年野球事情というシリーズが連載されていますが、山形県を参考に、岐阜県も高校野球関係者や少年野球団体(軟式も硬式も)関係者がもう少し計画性のある協力体制を作ってみてはと、ふと思ってしまいました。
まぁ、私が考える程度のことは関係者の皆さんも考えてはおみえでしょうが・・・・
「岐阜県人じゃないからダメ」とか「地元ではないからダメ」という田舎根性と「岐阜商の栄光」からの脱却が必要かと。いろいろな意味で抜本的な改革が必要でしょうねぇ。