徒然に”夏”を占ってみる

　梅雨らしく一日雨。
晴れて蒸し暑ければタオルハンカチで汗をふきつつ「暑い暑い」とぼやき、雨が降れば降ったでこれまた「蒸し暑い、ジメジメして気持ち悪い」とぶつぶつぼやきながら天を見上げます。
「いったいなんや！無事でいられることに感謝せい！」と天の声がたちまち耳に入ります。畏れをなして傘で身をかくすようにしてしわになった背広を着てとぼとぼと歩く姿は、まるで押しつぶされてたのを無理に引き延ばした提灯みたいや。
まぁきょうの小生はざっとこんな感じやな。（

　さあ、夏の大会はどうなりますかな。
小生は中京＆長良のファンですから当然この二校にがんばってもらいたいです。
今年は案外激戦になると見ています。大垣日大がセンバツ準優勝でしたので夏も圧倒的に大垣日大が優位かというとそうではないと思っています。それほど夏は甘くないです。準決勝あたりで・・・というのはよくある話。
しかし日大が岐阜県内では実力ナンバー１のクラスにいることは間違いないようです。
本命・・大垣日大
対抗・・中京
　この二強は変わらないでしょう。
しかし日大も森田一人では夏は打たれると思います。中京も小亦の成長無くして甲子園はありません。現在すべてにおいて盤石なチームなどないでしょう。
　この二強に続くのは県岐阜商、総合あたりだと思います。
春季県大会で総合が中京を倒したから夏も総合が中京より強いかというと、そうではないでしょう。やはり中京が一枚上だと思います。中京に勝ってそのまま県大会を圧勝していれば評価は高まったでしょうが、どうもそうは問屋がおろさないようですな。竹市がぴりっとしないのが気になります。
　こわいのは県岐阜商。先取点を取ると無類の強さを発揮します。岐阜県大会での勝ち方を知っている、そんな感じの試合運びは別名”伝統の底力”とも言われますが、おそらく今年も健在でしょう。先行逃げ切り型野球という点では日大と同じタイプのチームかと思います。左腕早川が成長していれば（まず成長していると見るべきでしょう）日大を喰う可能性は十分あります。もちろん中京も喰われる恐れはあります。
　続いて城北、市岐阜商、帝京可児、美濃加茂、清翔、大垣西もおもしろい存在です。
伝統校の土岐商、中津商、大垣商、岐阜工業も不気味。
　小生は「気になるチーム」として本巣松陽と進学校の加納をあげてみたいです。
本巣は春季県大会には出場していませんが、エースが投げたときはほとんど負けていなかったと思いますし、失点も少なかったと思います。ただ、弱点は、、、打てない・・。
一方の加納は、けっこう打ちますので思わぬ可能性を秘めています。しかし、進学校の宿命とでも言うのでしょうか、６月頃には勉強の力も伸ばさないといけない時期です。実力試験もあります。そうしますと、どうしても春から夏にかけては力を伸ばしきれていないと思うのですな。でもでも、ここはひとつ加納に期待しましょう。

　中京、県岐阜商、城北の三校がノーシードというところがキーポイントになりそうです。初戦で日大ＶＳ中京、総合ＶＳ県岐阜商、城北ＶＳ美濃加茂といった（関係者にとっては悪夢のような）ビッグカードもありえます。シードでもノーシードでも関係ないです。試合数も変わりません。初戦で当たっても決勝で当たっても、甲子園への道は”茨の道”です。
　月並みではありますが、どうしても、何が何でも、死んでも、という執念・ド根性に加えて、畢竟、最後は”運”かもしれません。

　勝利の女神が「どれひとつ応援しようか」と思うようなチームに運が向くのでしょうかなぁぁぁ。