『Welcomeのぶ・ろ・ぐ』A recluse in Manila

隠遁オヤジは今日もまた桜散る散る日本と陽はまた昇るマニラにて世の無常を嘆きつつ、後は野となれ山となれ。

日本の防衛ライン

2014年04月04日 | 閑話休題(世相、健康、独白等)
桜は満開。美しい日本。
ツバメが3月の終わりには我が家に飛んできて、せっせと巣を修復して、子作り子育ての態勢に入り始めました。
なんと、うちには3つもツバメの巣があります。

春めいてきたので、暗い話でも書きますか。(なんやそれ!)
普段何気無く地図を見ている人にはなかなか気付かないことがあります。ところが見方を変えるだけでなるほどそうか、と思うことがあります。

どういうことかと言いますと、地図帳を逆さに見てみましょう。
そう、ちょうど風水のように下側を北にして上が南、右が西、左が東です。

そうしますと、まず日本列島という島が、アリューシャン、千島列島と連続性があるように見えてきます。
樺太から日本列島、琉球諸島、台湾、フィリピンに至るまでが、日本を中心にした防衛ラインだということが、普段見ている地図とは違って、よりはっきりとわかります。

中国と朝鮮を封じ込めるためには、日本海、琉球、東シナ海、台湾、そしてバシー海峡を挟んで南のフィリピンに至るまでが、日本の生命線になるということです。
台湾は現在大陸に乗っ取られるかどうかの瀬戸際に立たされています。
フィリピンは南シナ海で中国と領海問題を抱えています。
ここで対中包囲網として浮かび上がるのは、フィリピンと南シナ海を挟んで反対側に位置するベトナムです。
(アジアの儒教的序列すなはち、中華、小中華、それより格下という序列から言いますと(あくまでもごく一部の限られた地域で通用することですが)、中華の下に小中華があり、これが朝鮮と越南(ベトナム)です。そんなわけで、ベトナムというのは長い歴史の中で、中華に対して鬱屈した感情を抱いています。国民は勤勉で気高いところがあります。)このベトナムも領海問題では「中国はけしからん!」と怒っている国です。

こうしてみると、中国は喉から手が出るほど尖閣諸島と沖縄を欲しがるのがわかります。
これさえ突破すればあとは太平洋ですから。

ということは、日本にとっては、東シナ海は絶対的な防衛線ということになります。

ここで、もうひとつ重要な防衛ラインがあります。
それは、中国と半島が日本海から出られなくするための重要なラインですが、日本海を北に上り、津軽海峡あるいは、樺太へと回って行くラインです。
絶対にロシアとの協調が不可欠になります。

ともすれば、「ロシア=敵」というソ連時代の洗脳が抜け切れていない短絡脳細胞の右翼がいますが、何もわざわざそのような狭い考えに固執することはありません。ロシアが親日国であることはすでに自明です。
この中国という傲慢かつ無宗教欲望拝金主義国家は、早い話が特亜以外の日本の周辺国の共通の敵というほどの存在(この表現は決して大袈裟ではないように思います)になっていくでしょうから、間違ってもこの国に海外覇権を求めさせてはなりません。中国にとって「平和的に解決」という言葉は、あくまでも中国にとって優位な状態にすることを意味します

この野心旺盛な国をのさばらせないようにするためにロシアと組むのは日本にとっては重要な選択なのです。何も小生がロシア贔屓だからというわけではありません。目先の北方四島にこだわる必要はありません。もっと先のことを見て行く方が日本にとっては大事です。取り敢えずは、共通の敵とでも言うべき大陸を封じ込めるための重要な戦略です。

ウクライナで中国とロシアは仲良し?
とんでもない。取り敢えず組める相手と組んでいるだけです。
陸続きの国家はしたたかです。

ちなみに、日本とロシアの合同訓練は、日米合同訓練よりも多いのが現状です。
日本の港にはロシア艦隊が立ち寄っています。
あ、それと、大震災のあった年の秋頃でしたか、ロシアの戦闘機が日本の領空を通過して行きました。
この時「ついにロシアまでが」という書き込みが見られましたが、あれは日露合同訓練によるものでした。偏向報道を得意とするマスコミは、中国に遠慮してか、今や日本の軍事訓練が日露合同時代に入っていることさえも日本国民に伝えません。

さて、今の極東アジアの情勢は、なんだかんだ言いながら言葉でどつき合いながらも戦争を回避して存続できるのでしょうか?はたまた、やがてメインイヴェントである戦争をするために、これから着々と準備期間に入っていくのでしょうか?、、。
朝鮮が中国に取り込まれた後、どうなりますかね。それまでには韓国と有事が起きるかもしれませんが、軍事力は圧倒的に差がありますので、全面戦争は向こうができないでしょう。2015年にはおそらく米軍は韓国からひきあげていくでしょう。もし有事が起きるとすれば、それ以降でしょうか。外国人登録法改正後の手続きでどうなっていくか。万が一有事の際の反日分子の動きに対する撲滅行動が具体的な形になる時が来るように思います。そのやり方の模範例が、今回のクリミアとウクライナにおけるロシアの動きです。理想的な殲滅作戦といえます。
問題は、そういったことが起きた後、中国とどうなっていくか、、ですか。

戦争を望むタイミングがあるとすれば、平時ではなく、例えば自然災害の後を狙って日本攻撃もあるのかなと。

古来より麻薬と売春と武器商人は不滅なのです。

いかんいかん、なんだか春から縁起の悪い話になってしまいますた。

ひとえに平和を維持して欲しいと願うのではありますが、、このまま行きますと、近未来の極東アジアでの武力衝突💥は不可避なのではないかという気もします。

春の妄想でした。



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