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【国立科学博物館】 発見の森 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート①―

2014年07月23日 | 展示レポート

こんにちは、WEcafeスタッフ 古垣内(ふるがいち) です。

な、なんと、上野にある国立科学博物館・地球館の展示の一部が15年ぶりにリニューアルされるという発表がありました

リニューアルに伴い、地球館では、2014年8月末でお別れの展示もあるとのこと

これは、8月中に見納めておかねば!ということで、国立科学博物館の地球館リニューアル前の展示を緊急レポートします

 

 

レポート第一弾は、地球館3階『発見の森』。

『発見の森』は、雑木林の自然環境が再現されている森です。

子どもの頃、ここで探検をしたなぁという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

ここでは、少し時間をとって見学することをお勧めします!

実は、この森、雑木林の1日が再現されていて、展示室なのに夜が訪れるんです

昼間の森だけではなく、ぜひぜひ、日暮れから夕闇、朝日が昇るまでに森が見せる様々な様相をお楽しみください。夜の森は、静まり返り、フクロウの声が響いていて、ちょっとした冒険気分です

   



森の中を観察してみよう!

この森には、動物や鳥たちの剥製が展示され、その生活が再現されています。みなさん、森の中にいる動物たちを見つけられますか??

 

第一問:動物がいます

 

 

答え:イノシシ親子とリスです☆ 見つかりましたか??

   

 

第2問:鳥がいます

 

 

 答え:シジュウカラです☆

 

この森には、30種以上の生き物たちがいます。ぜひ、森の中での動物観察を楽しんでみてください

 

さすが国立科学博物館、「見る」だけでは終わりません!

色々な鳥や虫、カエルの声を聞き比べることもできます

え!? ゲロゲロではなくて、こんな可愛い声で鳴くの!?というカエルもいました!

  

そして、「触れる」ことができる剥製もあります この触感は、レポートではお伝えしきれませんので、ぜひ実際に展示室で体験してみてください。

タヌキの毛は、柔らかいのでしょうか?硬いのでしょうか?

 

 

 

鳥たちの視点から森の中を眺めてみよう!

木にとまる鳥になった気分で、森の中を見渡せる場所「鳥の目デッキ」があります

この鳥の目デッキでは、樹上で生活する生き物の様子だけではなく、普段は見上げるだけの木々も間近に観察できます。

 

「鳥の目デッキ」から展示室を一望!」

 

 

普段は見ることができない土の中を覗いてみよう!

植物の根は、種類によってさまざま。こんな太い木の根も

   

 

あちこちにある仕掛けも楽しめます。ここは…アリの巣が出てきました

  

 

『発見の森』は、雑木林の中で様々な発見ができるように工夫されています

子どもたちはもちろんですが、大人も新しい発見があること間違いなしです。

 

ぜひ、この夏の冒険の1つにこの『発見の森』も加えてみてください

 

 


こちらの展示レポートもあわせてどうぞ

【国立科学博物館】 宇宙・物質・法則 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート②―

【国立科学博物館】 海洋生物の多様性 -地球館リニューアル直前・見納め展示レポート③-

【国立科学博物館】 たんけん広場 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート④―


 国立科学博物館 

【リニューアル工事について】
*工事等による閉鎖期間: 平成26年9月1日(月)~平成27年7月頃まで
展示改修エリアはこちらをご覧ください。
*国立科学博物館WEB「大規模リニューアル直前 地球館見どころ紹介」

【住所】東京都台東区上野公園 7-20
【交通】
・JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分
・東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分
・京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分
【常設展入館料】一般・大学生 620円、高校生(高等専門学校生含む)以下 無料
*国立科学博物館大学パートナーシップ入会校の学生さんは常設展入館無料!
【開館時間】9:00 ~17:00 (入館は16:30 まで)
*金曜日のみ9:00 ~20:00 (入館は19:30 まで)


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