選挙の結果はチラホラ聞こえてくるだけで、もうウンザリしています。
この先見えてくるのは「強行採決」と「再可決乱発」の2つ。来年参議院選挙があるだけにそんなにやれないだろうという見方もあるでしょうけど、私は希望的観測はしません。
かつて「官邸崩壊」という本をこのブログで紹介しました。そこで語られている話を読んだ上で選挙に行った方がいれば、こういうことにはならなかったのではないかと言わざるをえません。
昔から言われているフレーズに「地獄への道は善意で敷き詰められている」というのがあります。
http://mojix.org/2009/03/20/the_road_to_hell
今回の選挙もそれに通じている気がしてなりません。たしかに民主党政権は問題がいろいろありました。ですが、自民党に戻す方向性を志向したことによって、それ以上の地獄のような事態を招くということになりかねないと見るのは私だけでしょうか?
個人的な心境をシェイクスピアの言葉を借りれば「成し遂げんとした志をただ一回の敗北によって捨ててはいけない」でしょうか…。
この選挙結果は選挙前から危惧していた、さらなる政治の劣化を招くことになるのではないかと危惧しています。
(選挙後でも与野党の離合集散があって、より信頼できる政党が出現するなら多少は期待できますが、現実を考えればそれも絶望的でしょうね)