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あおり運転どころの騒ぎじゃない『アオラレ』

2021年05月28日 23時10分28秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:11/95
   ストーリー:★★★★☆
  キャラクター:★★★★★
      映像:★★★★☆
      音楽:★★★★☆
映画館で観るべき:★★★★★

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
スリラー
スプラッター
カーアクション
あおり運転
ターミネーター2

【あらすじ】
美容師のレイチェル(カレン・ピストリアス)は今日も朝寝坊。
慌てて息子のカイル(ガブリエル・ペイトマン)を
学校へ送りながら職場へと向かうが、
高速道路は大渋滞。
度重なる遅刻に、ついにクビとなってしまう。

最悪の気分のまま下道を走るが、
信号待ちで止まると、
前の車は青になっても発進しない。
クラクションを鳴らしても動かない。
イラついたレイチェルが追い越すと、
次の信号で横並びになったときに、
ドライバーの男から「運転マナーがなっていない」と言われる。
彼はレイチェルに謝罪を求めるが、
彼女は拒絶して車を出す。

息子を学校に送り届けた後、
ガソリンスタンドの売店で
さっきの男に尾けられていることに気づく。
レイチェルは嫌な予感がするが、
時すでに遅し。

信じられない執念に駆り立てられた男の“あおり運転”が、
ノンストップで始まるのだった──。

【感想】
たった2回のクラクションが、
命の危機を呼び寄せようとは、
誰が想像しただろうか。
『アオラレ』ってタイトル、
ぬるすぎだよ。
そんな甘っちょろい言葉で片付けられないほど、
この映画は常軌を逸していた。

おあり運転?
いやいや、これは『ターミネーター2』(1992)で
ジョン・コナーを執拗に追いかけるT-1000以上に執念深い男の話だよ。
すべてを破壊し、すべてを殺そうとする
ラッセル・クロウ(なんと役名なし!)のサイコっぷりが凄まじい。

彼もいろいろあったらしく、
鬱憤が溜まりまくってる役どころなんだけど、
その背景について詳しく語られることはない。
だからこそ、このサイコ野郎の極みっぷりに対して、
「え、なんで?なんでこうなるん?」っていうぐらい、
頭の中には?マークがいっぱいになる。

でも、その振り切り方がよかった!
ストーリーはシンプルどころか、
もはやあってないようなものって感じすらするんだけど、
キャラクターに全パラメータを注いだのがこの映画の魅力だよ。
ただただ、レイチェルを執拗に追いかけまわし、
彼女に関わる人をその手にかけようとする鬼畜っぷり。

設定やキャラに振り切りすぎた構成にB級感を感じつつも、
むしろその振り切りっぷりに
怖さよりも滑稽さが浮かび上がってきて、
ちょっと笑ってしまう(笑)
ラッセル・クロウのチートすぎる強さに、
憧れさえ持っちゃうからね。

好きだよ、こういうよくわからない方向に振り切った映画。

ただ、アメリカで自動車を運転しようとは
まったく思わなくなる(笑)

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