伊藤!おい伊藤!
人生たっのしそうだな!
とても痛おかしい映画だった!
バラエティとかでの岡田将生を見ると、
この役合ってるなと思った(笑)
でも、彼の生き様にもきちんと理由がある。
それを聞いたとき、これは単なる伊藤劇場ではなく、
矢崎女史との生き様のぶつかり合いだと感じた。
これから観る人は、
自分が「人生をどう生きたいか」ということを考えておくと、
伊藤と矢崎女史のやり取りを観たときに、
何か思うことがあるかもしれない。
若い頃は、自分の価値観とそぐわない生き方をしている人に
嫌悪感を感じたり、変な正義感を振りかざして正そうとしたりするけれど、
ある程度歳をとって、「まあ、自分がよければいいんじゃない」的な、
他人に対して寛容というか、
自己と他者の違いについての諦めというか、
ある意味興味がなくなってきたとき、
伊藤と矢崎女史の違いが、人によってどう映るかは興味ある。
別に正解なんてない中で、
勝ちにこだわる人生か、
負けても打席に立ち続ける人生か、
戦わずにいることで負けもしないが勝ちもしない人生か。
他者の意見をものともしない強者もいれば
、そういうのを極端に気にする人もいる中で、
伊藤のスタンスは共感できるな、俺は。
「逃げ」に映るかもしれないけど、それは「守り」にも見える。
まあ、どんな生き方でさえ、無様でも自分のやり方を貫くと、
それはそれで味になるのかなと、
意外にもそんな真面目なことを考えてしまう映画でした。
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