Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

死生観に悩む高校生たちが体験する、ひと夏の世にも奇妙な感動エピソード『サマーゴースト』

2021年11月21日 21時54分34秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:58/249
   ストーリー:★★★★★
  キャラクター:★★★★☆
      映像:★★★★☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★★☆

【要素】
アニメ
ヒューマンドラマ
死生観
感動
幽霊

【元になった出来事や原作・過去作など】
・小説
 乙一『サマーゴースト』(2021)

・漫画
 井ノ巳吉『サマーゴースト』(2021)

【あらすじ】
「サマーゴーストって知ってる?」
ネットを通じて知り合った高校生、友也・あおい・涼。
都市伝説として囁かれる
“通称:サマーゴースト”は若い女性の幽霊で、
花火をすると姿を現すという。

自身が望む人生へ踏み出せない"友也"。
居場所を見つけられない"あおい"。
輝く未来が突然閉ざされた"涼"。

彼らにはそれぞれ、
サマーゴーストに会わなくてはならない理由があった。
生と死が交錯する夏の夜、
各々の想いが向かう先は――。

【感想】
短編アニメーションということで、
40分という短い尺の映画でした。
しかしながら、その短い中で重要な要素をうまく詰め込んだストーリー展開と
感情移入しやすいキャラクター設定が素晴らしく、
涙を誘う構成に脱帽。

特によかったのが、
3人それぞれが幽霊に会いたい理由。
それはそのまま「幽霊が見える条件」に繋がっているんだけど、
これがとても腹落ちしやすい内容で、
彼らのあらゆる言動の動機がはっきりしているのが好きだったなー。
尺が長いと「あれ、この人たち何でこんなことしてるんだっけ?」
と感じてしまうこともあるから、
これは短尺ゆえのメリットかと。

ラストの終わり方も、
これまでにあるっちゃあるんだけど、
今回の話の内容に見事マッチする手法で、
そこが涙ポイントだった。

絵はラフタッチの印象が強く、
ここは好みが分かれるかもしれない(僕は濃い目が好きだけどw)。

あと、キャラクターの顔がどことなく『エヴァ』っぽく見えた。
友也は碇シンジ、涼は渚カヲル、幽霊はアスカ(笑)

40分ですぐ終わるし、
料金も通常より安い(大人1人1300円)ので、
これはオススメできる。

「サマーゴースト」公式サイト

光溢れる世界を描き出す気鋭のイラストレーター loundraw(ラウンドロー) 初監督映画作品「サマーゴースト」2021年11月12日(金)...

「サマーゴースト」公式サイト

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿