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今さら感×現実感=『AI崩壊』

2020年02月01日 00時27分25秒 | 映画


鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:19/19
スリル😱:★★★☆☆
 興奮🤩:★★☆☆☆
 驚き😳:★★☆☆☆

うーん。。。
AIという言葉が広まりつつある
このタイミングだからこその映画だとは思うんだけど、、、
だいぶ今さら感。。。
それに加えて、現実感が強すぎて夢がない。。。
途中から、ただの刑事モノになってたし(笑)

話としては、もうタイトルそのまんまなんだけど、
桐生浩介(大沢たかお)が開発した医療AI“のぞみ”が突如暴走を始め、
国中が大混乱に陥り、さらに、その容疑が桐生本人にかけられてしまって
逃走劇が始まるというもの。

AIが暴走したら、、、って設定はすでに1984年に『ターミネーター』で観ていたし、
逃走する桐生はネットにつながるあらゆるデバイスから探知可能というのも、
2008年に『イーグル・アイ』で同じようなシチュエーションを観ていたから、
設定はその2つを足して2で割り、さらにスケールをだいぶ小さくしたかなという印象。

昔だったら、その設定だけでSF感あったけど、
今となっては割と実現しそうな感じもあるから、
もはやSF映画で味わうようなドキドキ感は一切なく、
「まあ、そうだよね」っていう淡々とした感想しか持てない。。。
(ただ、誰もが想像するであろうことをうまく形にできたという点ではよかったのかも?)

むしろ、現実感が持てるからこそ邦画で実現できた気もする。
それってつまり、邦画ではこういうアクション性や近未来感のある
シリアスなSF映画は作りづらい気がしていて、
現実に起こりそうなことをいかにドラマチックにしていくかってことに寄ってる気がするから。

もちろん市場の大きさもあるんだろうけど、
アメリカみたいにいろんな人種、言語、文化がある国は、
とにかく「画で魅せる」ことが大事だと思ってて、
それはまさに百聞は一見にしかずというか、
言葉や文化が違っても派手で煌びやかな映像なら
みんなわかるだろうってのがあると思うんだよね。

一方、単一民族の日本はそんな派手な映像にこだわらなくてもみんなに伝わるから、
他の例えば“間”とかセリフの言い方とか、
別のところにこだわりがあるのではないかと思ってる。
だから、派手な映像が好ましい夢のある設定の映画は少なく、
現実路線になったのではないかと。
実写映画はね。アニメや特撮は昔から夢がある内容だけど。

まあ、あくまでもイメージから生まれた持論なので、
文化人類学的にはまったく違うかもしれない(笑)

そんな感じで、この映画はAIってのを最近知りましたっていう人にはいいかもしれないけど、
昔からハリウッドのSFやファンタジー映画に慣れ親しんだ人からしたら、
だいぶ物足りない映画かなと思います。
これを観ると『アイアンマン』のジャーヴィスがいかに優れているかがわかる。。。

なお、主題歌がAI(えーあい)だけに、AI(あい)なのはちょっと笑ったw


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