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灯台守の2人の男が閉塞感ある環境で正気を失っていくホラー『ライトハウス』

2021年07月22日 15時45分04秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:134/145
   ストーリー:★★☆☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★☆☆☆
映画館で観るべき:★☆☆☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
ホラー
スリラー
バイオレンス
スプラッター
灯台
人魚

【あらすじ】
1890年代、ニューイングランドの孤島に
2人の灯台守がやって来る。
彼らにはこれから4週間に渡って、
灯台と島の管理を行う仕事が任されていた。

だが、ベテランのトーマス・ウェイク(ウィレム・デフォー)と
未経験の若者イーフレイム・ウィンズロー(ロバート・パティンソン)は、
そりが合わずに初日から衝突を繰り返す。

険悪な雰囲気の中、
やってきた嵐のせいで2人は島に孤立状態になってしまうが……。

【感想】
A24ってことで期待はしたけれど、、、
ホラーとは言うものの、
ホラーなのかって言いたくなるぐらいには
謎めいた映画だった。

これは2人の灯台守の男が、
任期を終えて帰ろうとしたら、
嵐のせいで迎えの船が来ず、
そのまま取り残されてしまうという設定。
そこから、だんだん正気を失っていき、
とんでもない悲劇につながるというものだ。

まず、正気を失う理由がよくわからなかった。
とてつもなく狭いキューブの中に閉じ込められたり、
行動が著しく制限されている状況ならわからなくもない。
しかし、ここは狭いとは言え、一応島だ。
男2人が住むには十分すぎる広さだし、
外に出れば広い海が広がっている。

まあ、取り残されたことで食糧がなかったり、
ゆーても古く汚い場所なので、
快適に過ごせるわけでもない。
おまけにトーマスは、
雑用をすべてウィンズローに任せるという横暴さがあるので、
ウィンズローからしたらストレスフルに違いはないのだけど。。。
とはいえ、正気を失うほどかなとは思う。

あと、トーマスが頑なに灯台のてっぺんに
ウィンズローを入れさせないのもわからなくて。
「この灯りは俺のもんだ!」と、
まるで子供がおもちゃを独り占めするかのような言い草。
おそらく、トーマスはベテランがゆえに、
ここは自分の縄張りという意識が強く、
新参者を入れたくなかったんだろうと推測。

すべてが意味ありげに見えて、
ほとんど意味がないっていうのが、
この映画の特徴かな(笑)

ただ、この映画、
ものすごく豆知識が多い。
公式サイトに「徹底解析ページ」が用意されてるほど。
まあ、公式でそんなのを用意するぐらいには
難解っていうことでもあるんだけど(笑)

本作は、実際に1801年に起こった
「スモールズ灯台の悲劇」という事件を元にしているよう。
さらに、過去の様々な作家や画家、
映画などの影響を受けており、
その要素もちょいちょい入れ込んでいるようなのだ。

とはいえ、結局、撮影裏話的な域は出ず、
「なるほど!そういう話だったのか!」と、
ストーリーへの理解が深まるわけではないかなー。
もう「こういう映画である」と受け入れるしかないね。

また、画面のアスペクト比も正方形で、色も白黒、
昔の映画を意識した作りなので、
これも好みが分かれるかもしれない。

それにしても、ウィンズローが灯油を飲むシーンがあるんだけど、
飲めるもんなの、、、?
実際の撮影もかなり泥酔してやってたらしいけど、
いろいろ常軌を逸した内容であることに変わりはない(笑)

映画『ライトハウス』公式サイト|7月9日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

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映画『ライトハウス』公式サイト|7月9日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

 


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