【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:53/63
ストーリー:★★☆☆☆
キャラクター:★★★☆☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★☆☆☆☆
【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
ヒューマンドラマ
SNS
裏垢
自己顕示欲
オフパコ
【あらすじ】
青山のアパレルショップで店長を務める伊藤真知子(瀧内公美)は、
どこか満たされない毎日を送っていた。
自分の意見は採用されず、
年下のカリスマ店員・新堂さやか(SUMIRE)に仕事を取られ、
ストレスが溜まる日々。
そんなある日、さやかの何気ない一言がきっかけで、
真知子はSNSの裏アカウントを作り、
胸元の際どい写真を投稿する。
表の世界では決して得られない反応に
快感を覚えた真知子の投稿はどんどん過激になっていき、
それに呼応するようにフォロワー数も増えていった。
ある日、フォロワーの1人と会うことになった真知子。
その相手は、ゆーと(神尾楓珠)という年下の男だった。
真知子は自分と同じ心の乾きを持つ彼に惹かれていく。
しかし、その関係は1度きり。
それがゆーととの約束だった。
ゆーとと会えないことから、
真知子は他の男と関係を持つようになるが、
その心は満たされない。
一方、表の世界では、
店の売り上げ不振回復への施策に自身のアイディアが採用され、
大手百貨店とのコラボレーション企画が決まるなど充実していく。
やりがいのあるプロジェクトに意気込む真知子だったが、
その百貨店担当者の原島努こそが、
あのゆーとだった。
表の世界で再会を果たした2人。
平静を装う原島に対し、
心乱れ動揺を隠せない真知子。
そして、彼女に突然訪れる結末とは…。
【感想】
んー、、、画の過激さに内容があまりついてこなかった印象だったな。。。
もはや瀧内公美のオフパコ映画なんじゃなかろうかっていう感じで。。。
表の世界で満たされない気持ちをSNSの裏垢で発散するというのは、
いかにも現代っぽい闇でわかりやすい。
ただ、後輩のさやかから
「先輩もSNSもっとやればいいのに。スタイルいいんだし」
の一言だけで、
いきなり過激写真投稿するのはあんまりしっくり来ないなー。
例えば、普通の写真をアップして、
そこでフォロワーからの「綺麗ですね!」みたいなコメントを見て、
だんだん過激な投稿になっていくっていう方が自然な気もした。
尺やテンポの問題もあるのだろうけど。
で、ゆーととのラブシーンは、
これはもうかなり体当たり演技で。
いろいろ露わにしながらの濃厚な絡みは
衝撃的ではあったんだけど、、、
なんか、、、正直イマイチ。。。
『娼年』のようなAV感もなく、
『Red』のような顔を食べるようなキスもなく、
エロさも肉欲も感じられなかった。
あえてそういう演技指導だったのかはわからないけれど、
もともと2人はフラストレーションが溜まった状態で、
お酒入っての行為だから、
もう少し獣感があってもいいものかと。。。(笑)
ゆーとを演じた神尾楓珠はちょっと若すぎかつ細すぎた印象。
ああいうダークテイストな大人の男女の絡みのときは、
やっぱり男ってそれなりの年齢と筋肉があった方が、
エロさが増すんじゃなかろうか。
池松壮亮とかピッタリかも。
で、そんなゆーとと会えないからって、
今までSNSを大してやってこなかった真知子が、
狂ったように外でオフパコしまくるのも、
なんか唐突だなって(笑)
まあ、真知子にしろ、ゆーとにしろ、
現実世界で満たされない想いを、
SNSを使ってオフパコで発散するっていうのは、
今どきなのかもしれないけれど、
しっくり来ない流れが多くて、
個人的にはあんまり、、、な映画でした。
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