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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

こんな草彅剛見たことない!『ミッドナイトスワン』

2020年10月02日 01時40分10秒 | 映画


『ミッドナイトスワン』

【基本情報】
製作年:2020年
製作国:日本
 配給:キノフィルムズ

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:129/138
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
新宿のニューハーフショークラブのステージに立つ、
トランスジェンダーの凪沙(草彅剛)。

ある日、凪沙は故郷の広島から親戚の娘である
一果(服部樹咲)を預かることになる。

常に社会の片隅に追いやられてきた凪沙。
実の親の育児放棄によって孤独の中で生きてきた一果。

孤独と隣り合わせだった2人の間には、
だんだん奇妙な感情が芽生え始め、
一果のバレリーナとしての才能を知らされた凪沙は
いつしか彼女のために生きようとする。

【感想】
僕のリテラシーの低さかな。。。
世間の評価メチャクチャ高すぎるのだけど、僕は全然ハマらなくて(笑)
LGBTモノは理解はできても共感しづらいってのと(否定しているわけではないよ!)、
ちょっと要素が多すぎるかなってのがその理由。

トランスジェンダー、育児放棄、児童ポルノ、クラスメイトの悲劇など、
とにかくいろんな闇が唐突にやってくるもんだから、
拾いきれないというか、感情移入する間もないというか。

メインは凪沙のトランスジェンダーとしての生きづらさと、
一果の親が育児放棄したことによる生きづらさが重なって、
いつしか孤独を埋め合う関係になっていったってことだけど、
草彅剛のビジュアルのインパクトが強すぎてあんまり頭に入ってこなかった。

ただ、草彅剛のこれまでのドラマの役どころを考えると新境地という感じはするし、
体当たりな感じはいい意味で衝撃だったけど。

とはいえ、話し方というか、
演技自体は今までの草彅剛とあんまり変わらない気も(笑)

最初は一果を鬱陶しく思ってた凪沙が、
いつしか彼女のために生きようとしていく変化っていうのは印象的なんだけど、
話が途中だれてしまうのは否めない。

一果と親友の関係も、親友が一果に嫉妬して蹴落とす流れかと思いきや、
そんな悪い子でもなかったし、いまいちキャラがつかめなかった。

全体的に僕にはわからなかったかな。。。

映画『ミッドナイトスワン』公式サイト|上映中

トランスジェンダーとして身体と心の葛藤を抱える凪沙は、母に捨てられた少女と出会い、母性に目覚めていく。「母になりたかった」人間が紡ぐ切なく衝...

映画『ミッドナイトスワン』公式サイト|上映中

 

国家の闇と戦う弁護士が胸アツな『オフィシャル・シークレット』

2020年10月02日 00時32分11秒 | 映画


『オフィシャル・シークレット』

【基本情報】
 原題:Official Secrets
製作年:2019年
製作国:イギリス・アメリカ合作
 配給:東北新社、STAR CHANNEL MOVIES

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:75/137
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
英国の諜報機関GCHQ(政府通信本部)で働くキャサリン・ガン(キーラ・ナイトレイ)は、
ある日、米国の諜報機関NSA(国家安全保障局)から送られたメールを見て愕然とする。

英米がイラク侵攻を強行するため、
国連安全保障理事会のメンバーに対するスパイ活動を指示するものだった。

戦争反対派のキャサリンはその内容に憤りを感じ、
元同僚の友人を訪ね、マスコミにリークしたいと相談する。

2週間後、メールの内容が英国「オブザーバー」紙の一面を飾った。
マーティン・ブライト記者(マット・スミス)の勇気ある告発記事だった。

GCHQではリークした犯人探しが始まり、
職員一人一人への執拗な取り調べが繰り返された。

キャサリンは、自分の仕事仲間にまで尋問が及ぶ状況に耐えきれず、
自らリークしたことを名乗り出る。

しかし、キャサリンの告発も虚しく、
イラク侵攻は開始され、キャサリンは起訴される。

キャサリンを救おうと人権派弁護士
ベン・エマーソン(レイフ・ファインズ)らが立ち上がった。

そして、裁判が始まる。
果たして、キャサリンは有罪か、それとも無罪か。
そこには驚きの結末が待っていた。

【感想】
実話に基づく映画で、歴史のお勉強系ではあるけれど、
これは2003年に始まるイラク戦争を題材にしたものなので、
割と最近の話である。

淡々と進みはするのだけれど、
後半のキャサリンの夫が強制送還されるところからの展開が
ドラマチックでつい引き込まれる(彼女の夫は移民のため)。

相手は国家、そう簡単に話は進まないのだけど、
キャサリンを守る唯一の方法が存在した。

それは、彼女の行動が“やむなき事情”に該当するかどうか。
これを証明できれば、彼女の無罪を勝ち取ることができる。

“やむなき事情”とは、命の危険にさらされること。
戦争によって多くの命が失われるから条件はクリアしていることになる。
しかし、この戦争自体は国家が認めたものだからそれに該当しない。

では、その戦争に違法性が認められれば、、、?

最近、裁判というものに触れたこともあり、
国家を相手に「そもそも」の前提を覆すべく
奮闘する弁護士の姿は身近に感じられてかっこよかったな。

国家の闇をリークするところが『スノーデン』っぽい。

映画『オフィシャル・シークレット』公式サイト/8月28日(金)公開

イラク戦争を止めようとしたある女性の衝撃の実話。8月28日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ 他にて全国ロードショー!

オフィシャル・シークレット