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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

ゲイリー・オールドマンがすごすぎた『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』

2018年03月31日 20時06分40秒 | 映画


熱い映画だった。
太った猫背の気難しい、でも意志の強い動物好きなウィンストン・チャーチルの
首相就任からダンケルク救出までぐらいを描いた内容。

さっき観た『ペンタゴン・ペーパーズ』同様、
人の上に立つ物の重圧がヒシヒシと伝わってくるけれど、
チャーチルも迷い葛藤するときがありつつ、
市民の声を元に再び揺るがぬ意志を手にするところはかっこよかった。

特に地下鉄に乗って市民と触れ合うシーンは感極まって泣いてしまったよ。。。
“Never”と。
史実かどうかはわからんけど。
ただ、どこぞの国の首相と比べると余計にかっこよく見えた(笑)

と、けっこうチャーチルがすごいみたいな感じに見えるけど、
ちょっと調べると実際は
「自分を“選ばれた者”と思い込んでいた」、
「戦争をゲームのように考えていた」、
「誰が死のうが興味がなかった」
という記述もあるから、
映画での彼は一部の姿なのかなと思った(笑)

でもゲイリー・オールドマンのヨボヨボした演技はすごくリアルだったし、
あの特殊メイクもチャーチル本人に似ていて、
改めてメイク担当した辻一弘さんの技術の高さに圧倒される。

報道の自由のために戦った『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

2018年03月31日 20時03分13秒 | 映画


おおお、これクッソ面白い!
ベトナム戦争に関する政府の極秘文書を巡る、
報道の自由 VS 政府の対立が興奮するわ!

この前のドラマの『FINAL CUT』がマスコミのクソを描いていたとしたら、
これは逆にマスコミの正義を描いている感じ。
2016年に日本で公開された『スポットライト 世紀のスクープ』を想起させるけど、
こっちの方が規模もデカいし、テンポもよくて、断然面白かった。
(でも脚本は同じ人が書いてるw)

とにかくメリル・ストリープの重圧がすごくて。
古くからの友人を非難することになったり、
自分の会社の株式公開後の記事掲載の決断だったり、
想像以上にハラハラする映画だった。

日本の映画やドラマではあんまり見たことないけど、
事実に基づいて政府の闇を暴いたり、
実在の大統領をクソ呼ばわりするのはアメリカらしいなと思った(笑)

しかもラストの終わり方が秀逸すぎて!
「あれなに、続編あるの?!」って思ってしまう!(笑)
ああいう終わり方、好き。
アメコミヒーローモノのような、次を臭わせる終わり。
さすが、エンタメ作品も多く撮っているスティーヴン・スピルバーグ監督!(笑)
世界史詳しい人ならわかるかもしれないけど!(笑)