上の映像を拡大すれば、取り壊しが始まったホテルの残骸とか、重機のユンボが見える。
また木立の間には、干上がってしまった露天風呂の様子が……。
■ 女夫渕温泉ホテル廃業 地震被害で復旧断念
【下野新聞(栃木) 1日付朝刊1面】
日光市湯元で2月に震度5強を観測した地震で被災した、同市川俣の女夫渕温泉ホテルの山越稔社長(58)が31日、下野新聞社の取材に7月末で廃業したことを明らかにした。本館や源泉が大きなダメージを受け、地震直後から営業できない状態が続いていた。
本県を代表する秘湯の一つとされ、全国的にも知られる同温泉ホテル。東日本大震災に続いた自然の猛威に、開業から43年で幕を閉じた。
山越社長は「再開も考えたが、ホテル全体が被災した。復旧費用も相当な額になり、苦渋の決断をした。自然の中で多くのお客様に楽しんでいただいたが、自然の力にはかなわない。これまで利用していただいたお客様には感謝の言葉しかありません」と話している。
同温泉ホテルは1970年、奥鬼怒温泉郷入り口の渓谷沿いにオープン。本館のほか12の露天風呂や日帰り入浴施設を備え、県内外から多くの観光客らが利用していた。
しかし2月25日の地震で激しい揺れと突き上げに襲われ、本館などが大きく損壊。直後から営業はストップし、加盟する奥鬼怒・川俣温泉旅館組合や県旅館ホテル生活衛生同業組合も5月末に脱退していた。7月からホテルの解体工事が進められている。
(茂木信幸)[下野新聞 1日]
http://plaza.rakuten.co.jp/meganebiz/diary/201308020000/
女夫渕温泉ホテル廃業 【岩水】
露天風呂のテーマパークなどと呼ばれて、多くの温泉マニアに親しまれていた。
それがこのような形で、終わってしまうとは、まことに持って残念しごく。
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日光の光徳から、緑濃い谷を深い山腹にへばりついて
縫うような山道を辿り着いたならば、
温泉は枯れてしまっていました。