見通沢
2017-10-31 | 日記
どうも福島県は、裏日本に入るようだ。
是は天候のこと。関東地方は冬型の気候ともなると、日本海側からの雪雲が、群馬や栃木の山脈にさえぎられる。雪を降らして乾いた風が、例えば空っ風となって、平野に吹き下ろしてくる。福島県に押し寄せた、日本海からの冷たく湿った空気は、日光国立公園の山々にさえぎられて、此処で雪や雨になる。
なので、関東地方の天気予報では、お天道様マークばかりだったのが、福島の大内宿では、小雨も降ってきた。そして里山の、その奥の山には、雪がうっすらと積もっていた。
昭和 30年代のわたしの里でも、村には瓦屋根の家など、一割もなかった。みんなが わらぶき屋根。ちょうど、上の画像のようであった。道路のわきには小川が流れていた。此処で朝には、歯磨きをした。水は綺麗で、キラキラと光っていた。
食い物の好みは、頑固なモノ。
4年前に来たときも、盛りそばだった。
今回は、小雨も降り肌寒い。
『熱燗を一合』
すぐに出てきた お銚子はキンキンに熱かった。
『すごく熱いので、お気をつけて下さい。』
お店のお嬢さんが言うとおり、熱いので素手ではつかめない。
なんとか苦労して、酒を注ぎ ぐいとやる。
熱燗独特の辛口酒の、臭いが鼻にツンと沁みた。