absolute Ego dance for HDR

美しくて禍々しい世界、を
HDR写真で表現したいと目論んでいるのです。

今日のアート小ネタ⇒ミュシャ+横尾忠則:優雅と異形。

2005年05月16日 22時02分36秒 | art

◇ミュシャ with 伊藤園。

あああぁ・・・と今さら「観ておけば良かったぁあ」(涙)のミュシャ展
一時期エラく話題になってたもんで元来の悪いクセ⇒「世間が騒ぐ程に引いてしまう」が
まさに悪い方に現出した結果となったんですが・・・でも痛い。痛恨ですわ。ふぅ。

ってかその「観たくなった切っ掛け」が伊藤園の「サロンドカフェシリーズ」ってのが
まぁ自分でも思わずニヤリなんですがね。エスプレッソが美味いなぁ・・・なんつって
このところほぼ毎日飲んでるんですが、その缶に登場の「Gismonda」⇒今日の写真。
携帯カメラでの接写はキビシイ事実を思い知らされたんですが、まぁ見てやって下さいな。

・・・にしてもね、この100年前に描かれたくせになんと!モダンなこのムード。
何処から降って来たんだ?!ってな発想とセンスと色使い。
しかもこれが世に出る切っ掛けとなった逸話がまた興味深く。
もうミュシャ展は日本の西側へ移ってしまったみたいなんで・・・画集購入を模索中・・・。

いや、まぁ自分の中では100年前なんつーとエラく太古のイメージで、その中での
このミュシャの画風の「モダン振り」に驚嘆なんだけど、ちゃんと美術史を「学んだ」人に
とっては、当時の世相や流行や風俗なんかを考慮すれば
「割と必然的に登場すべくして出現した結果」なのかもなぁ。
なんせド素人なんで。自分(笑)

ココ、良いです☆


◇横尾忠則@季刊プリンツ21。

いやもぉーね、何が恥ずかしいって
「存在を知っていながら何でこれまで素通りして来たんだ?」って言う、後悔の念をも含んだ
「えっ?今さら?」って言う自問の行為があああっ。そう。恥ずかしい。

何気に本屋で見つけた「季刊プリンツ21」/特集:横尾忠則 ですよ。
思い出す限り、氏の作品を初めて観たのって「LOUDNESS」のCDアートワーク(笑)
だったはずなんですが、その時こそスバラシイと単純に感動しつつも、
功績の数々まで追求の欲求は起きなかったんですが、うーん。
今やこれはきっと「出会い」に違いない。いや、勝手にそう呼んでしまおう。

内容としてはまぁ所謂、
Retrospective:回顧的に作品掲載+対談+本人日記+知らなかったんだけど、98年に観劇して以来
虜になってしまった(!)と言う宝塚歌劇団(しかも毎年公演のポスターを手がけ、去年は
舞台美術を演出する程の熱の入れよう!)団員からの「横尾先生へのメッセージ(笑)」と
なかなか興味深いんですが、やはり圧巻は言うまでもなくこのまさに奇天烈尋常ならざる
作品の数々。

何と言うか、一瞬見て圧倒され吸い込まれて、さらに細部を観るにつけ
再度その発想に唸らされると言う二段階の楽しみが可能かと。

さらに言えば、思うのは良くも悪くも「戦争体験が結実した結果」を感じる点。
実際、氏は9歳で終戦を迎えているんですが、戦争と言う
「非日常が日常と化した究極の異常事態」を通過した経験が
表現されているような気が・・・するのです。
まぁ実際ダイレクトに「それ」を表現したものも勿論あるんですが。

・・・体内を何か異形が動き回っているような言葉にならない感情を抱きながら、
この目くるめく存在感にやられているここ何日かですわ。

P.S あああっ。4日も更新が空いてしまいました。忙しい日々だったもので…と言い訳して逃亡。

Now Listening : Genesis Revisited / Steve Hackett

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2 コメント

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みゅしゃ (あみこ)
2005-05-18 01:39:01
ミュシャ大好きですー!

こんなところでも共通の趣味が。笑

もう、ほんと、かなり好きですよ。

けどこのサイトは知らなかった!

教えてくださってありがとうございます^-^
あるふぉんす (quester)
2005-05-20 04:04:54
共通の趣味>あらまたーいへん!(近所の奥さん風 笑)

Battles、Mars Voltaと来てミュシャですか・・・って

ナイス・ギャップ!(意味不明)



これ、女の子が好きなのはスゴい納得なのですよ。



まぁ告白しちゃうと俺はホントここ最近です。

このステキなモダンにうっとり☆なのは。うん。



で、最近のお気に入りは「黄道十二宮・ゾディアック」です。

全部の星座は描かれてないんだけど、俺の双子座は

ちゃんとあって良かったなと(笑)

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