みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

魂胆力風?

2012-04-26 15:58:56 | 日記

消臭力じゃないが、「魂胆力」

「なにか魂胆がアルに違いない!」とはよく言うが、魂胆力とは言わない。

「胆が座っている」とか「胆力がある」とも表現するが、魂胆力と言う言葉は無い。

しかし、小沢一郎さんの存在と影響力を見ていて、マスコミや国会議員の騒ぎっぷりを見ていると、胆力も半端なく、据わった肝は頑なで、魂は揺らぐことなく地中深く根ざしていて、「魂と胆と力と」を感じざるを得ない。

だから「魂胆力」

あの橋下徹大阪市長を持ってして「大政治家です、小沢一郎さんは!」と言わしめた魂胆力があるのだ。
拙僧も、岡田さんや菅元首相と 選挙絡みで対立した時、親書を持って小沢一郎さんに直訴した事がある。
どんな国会議員と話しても「拙僧は国民の気持ちを代弁する人間だ」と思えば、平常心で対峙できるが、「小沢一郎」さんと とある大臣と三人になり、向かいあった時には、直立不動、固まった棒のようになってしまった。微動だに出来ないし、蛇に睨まれた蛙状態。

ソニーの盛田総帥や、ホンダの本田総一郎さんと出会った時のようなデカさであった。盛田さんや本田さんはデカいが、何処までも飛べる空のようにも感じた。しかし、小沢一郎さんには深くて重い何かを感じた。

盛田さんや本田さんは政治家ではないので、超カリスマ然としておられて 輝くヒマラヤの山々のようだったが、政治家・小沢一郎さんは政治家である限り、賞賛や尊敬の倍以上、そしりや嫉妬や怒りの対象となる。

そんなそしりや怒りや嫉妬が絡み合った陸山会事件の審判が下った。

「無罪」

一人のおとこの無罪が、確実に「権力」や「政治」に影響を与える。

国会に漂う天の気は、晴れ渡るわけでもなく、雨天でもなく、曇天で、ひたすら風が強い。

その風も、冷たくもなく、暖かくもない。

「風」が吹く。

拙僧を含め、国民一人一人が「風」をどう受け止め、どう利用するか?政治家やトップ財界人なら 尚更である。

ヨット競技はやらないが、オリンピックで観るのは好きだ。

順風なら満帆で 前に進む。しかし、オリンピック選手は逆風でも利用して 前に進む。

離れ業!

小沢一郎さんが無罪であれ、有罪であれ、ともかく風は強く吹いている。

マストが折れないように、巧みに帆を張り 目的地に向かう。

それが肝心だ。

はっ!?みんなの僧のマストは折れてるし、帆だって破れてるじゃんかっ!?って?
そうなんですよねー

誰もがシッカリとしたマストがあって、帆がパンとしてる訳じゃない。

みんなの僧も同じ。

えっ!? どう風を受けて進むのか?

はい!風には関係なく、櫓を持って、手漕ぎで行くんです

風の影響を受ける人たちは少なくない。そういう人たちは、しっかりと帆を張って、頭を使って舵取りをしてください。

拙僧は もはや風には関係なく、櫓を右手で漕いで、左手で舵をとり、宝島に向かって小舟を進めるばかりです。

夕方まで、国会近くの庭園で閑話休題なう。

曇天が 更にどんよりして来て、雨も降り始めた。

風雲急を告げる か?

櫓で漕いでいく拙僧には風は利用も出来ないし、折れるマストも、破ける帆もないから、風は動力源として関係ない。しかし、風が強く吹くと 波は高まり、波がうねる。

荒波に揉まれる覚悟をするために、情報収集は欠かさない。

さて、どうなることやら…魂胆力風