みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

熱膝小僧のイタイヤロー

2011-11-03 17:48:15 | 日記
午後から 五番組のくみぼんこさんは五軒。

五番組には 忍者の頭領 「百地三太夫」こと百地丹波守の本家と分家さん二軒が入っている。

上忍の里とプロフィールにあるのは 里村に「百地家」があるからだ。

分家は今日明らかになったが、吉宗将軍・寛政の頃に本家から別れたことが戒名で判った。

分家の跡取りさんは東京・国領あたりで仕事をし、人生を学んでいる。

本家の跡取りさんは今も里村に暮らしている数少ない若者である。B'zの稲葉くん似である。B'zのアレンジャーだった明石昌夫さんと会社をやっていた拙僧が言うのだから、間違いなく似ている。だから拙僧が百地くんに付けたあだ名は「B'zくん」

性格が良いし、控え目な好青年である。

くみぼんこさんの最後に、30分以上 里村の成り立ちと歴史と存立意義を講釈した。

現在は「温故知新」で「不易流行」であることが大事と拙僧は考えている。

自分や家や 住む里村の成り立ちや歴史を知った上で、生き、働き、暮らして欲しいと思う。

その郷土意識に育まれた 宗教や仏教は強くて、しなやかで、根がはっているものになる。

百地家二軒、ある種の里村のリーゾンデートルだ。その家系を継ぐ人達には 知っておいて欲しい事が沢山ある。

けれど若者は生きるのに精一杯である。その分を拙僧が補えればいい。

みんなの為に 代わりに学ばせてもらう。

楽しい。

もっともっと深めて行こう。南無阿弥陀仏も研究も。
いれいろちがう 阿弥陀さんを12体も拝顔させて頂いた。どれもが阿弥陀さんだが、それぞれの家の顔をしてらっしゃる。

有り難い。

熱込めて講釈していたら、膝が悲鳴をあげた。

湿布をして、デブの非礼を膝に詫びる。

ごめんなさい。膝小僧さん。

くみぼんこさん

2011-11-03 13:09:22 | 日記
朝から 年内最後の 五番組「くみぼんこ」さん

一昨々年まで16軒回ったが、家人が亡くなられて 跡を継ぐ人が出て行き 12軒となってしまった。

あと数年で10軒もきるだろう。

午前中は七軒、午後から五軒。

しみじみと五番組の方々と 各軒をお勤めしてまわる。