みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

夏休み「おっさん時代」 3

2012-07-17 17:58:31 | 日記
万葉記念館、駐車場入り口右側に「酒船石遺跡群」がある。

中でも10年ほど前に発見された スンゴイ「亀型石造物」

何がスンゴイって、太陽信仰・天照大神と言いながら、この亀型石造物は、どうみたって道教よりで鬼道そのものだ。

ボランティアの解説おっちゃんによると「天皇が祭祀するときの禊ぎの施設」と言っていたが、それなら余計に鬼道っぽいわ。


卑弥呼(日見巫女)は間違いなく鬼道に仕えるシャーマンだったことを考えると この時代の祭祀は鬼道を踏襲していて 面白くて不思議だ。


拙僧が中国の仏教協会へ表敬訪問をした時のことだが、偉い人の墓標が亀の石像の上に立っていた。


「おぼっちゃま」のルーツや徳川家の墓型の原型は これだな!と思い、聞いてみた。


「知りませんかー?それは亀が龍王だからアル。火龍、水龍とアルが、亀は末っ子の龍王ヨ。忍耐強くて、力持ち、だから墓標を支えるアル」


ナルホドネ


だから、竜宮城の龍王の使いは亀で、亀自体も龍王一族なんだ。


つまり、この次元(時間に支配される三次元)=浮き世からあの次元(時間もない永遠の次元→四次元若しくは多次元)=常世

へとワープする時には龍王の手助けが必要となるわけだ。


だから、飛鳥時代、つまり天皇が斎王(神の依代、よりしろ)を兼ねていた時代は亀型の石像の上で、この次元から神の次元にワープする為に必要な装置であったに違いない。


だから亀なのだ。明日香からは亀と蛇が絡みあった紋様が石窟から発見されている。

蛇は男性のファロスを表し、亀は女性性のエロスとエネルギーを表現している。
亀は玄武と呼ばれる。


やはり、仏教よりも道教、道教よりも鬼道だ。

「鬼門トンコウ」も鬼道より出でている。


卑弥呼の時代、最先端思想は仏教ではなく、鬼道だったろう。


日本が古来 大事にして来た宗教観は古代原始神道と鬼道が習合、収斂(しゅうれん)=ハイブリッド統合されたものだ。


だから、満中陰の法要や逮夜の風習は道教、いや鬼道が発端である。


その思想を色濃く引き継いだ文化が、明日香で花開き飛鳥京を不可思議な宗教都市に染め上げたと思われる。

梅雨明けのギンギンギラギラの太陽が照りつける 炎天下、解析ボランティアのおっちゃんの説明を聴いていたら、生アクビが出てきた。


マズイっ!


脳梗塞や熱中症の兆候だっ!

Oさんに「暑くてクラクラするから、万葉記念館に入ります」とSOSを発信、万葉記念館に入場、


クーラーがしっかり効いていて、スーッと汗が引き始めた。


しかし、拙僧がやぶ蛇をしたのと勘違いで また、汗が噴き出した。


それは、万葉記念館の解説ボランティアさんの登場で始まった。


また詳しくは、次のブログにて


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