一週間の東京ミッションを終えて里寺へ戻る新幹線なう
一週間はたっぷりあるようで少なく、短いようで長い。
ふたごちゃんにも会いに行った。
まだ6ヶ月ベビーなのに片方は人見知りする。
片方は一応 妹である。
お姉ちゃんはのんびりしていておおらか。妹はナイーブでデリケート。
ふたごだけど、パーソナリティは違うようだ。
区別や差別をしないようにするあまりに、周りの扱い方が同質になり、ふたごはますます「瓜二つ」となるようだ。
拙僧を含め ふたごちゃんのまわりはコレからどんどん 区別なく 差別なく 均質な対応をすることになるはずだ。
たぶん(-。-)
里に戻ったら映画を観にいこう
見るのは「レ・ミゼラブル」「TED」あと「ジャンゴ」
拙僧の中の興味3部作
最近、黒澤明監督の「乱」と「用心棒」を観た。
「乱」は見終えて 悲しいため息をついて
「用心棒」は見終わった途端に 満足のため息が出た
巨匠と世界からリスペクトされたあとの黒澤作品はバランスがワルい。
それに比べて モノクロ時代の三船敏郎主演ものは「完全無欠」で、サッカーで言えば現在のバルサでのメッシで手のつけようが無いレベル。
F1なら黄金期のマクラーレン、アヤトン・セナとホンダパワーのコラボレーションに当たる。
世は無常である
また、人生も無常である。
LIVE IN JAPANでのリッチー・ブラックモアのギタープレイも超絶の域を超えているし、オーバースピードでパワードリフトをアウトからカマすネルソン・ピケもそうだった。
脂の乗っている天才は「神域」にいる
しかし、永遠ではない。
「無常」は凡人にも天才にも等しくやってくる。
スターであり続けることは大変難しいが、不可能ではない。
しかし、才能がMAXに輝いている「時」は「永遠」ではない
そんなこてをつらつら思いながらトム・ハンクスの「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」と言うめんどうくさいタイトルの映画を見た。
ほとんどトム・ハンクスは出て来ないので、ブルース・ウィルスの「シックス・センス」みたいな扱い出演。
主人公はどちらも少年。んで、影扱い主人公のトム・ハンクスもブルース・ウィルスも「死人」
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」はアメリカ 9・11がベースになっている。
9 11でお父さんを亡くした少年の話だが、少年はアスペルガーである。
アスペルガー特有の性格と能力を持って、少年はお父さんに近づこうとする。
愛するお父さんを亡くした少年の喪失感と
喪失感と闘う少年の日々
3・11や9・11で家族や愛する人を亡くした人の絶望や喪失感、そして否応無しに心を埋め尽くす「無常」を丁寧にかつ、圧倒的な語彙数で「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」は拙僧の心に迫ってきた。
あと1ヶ月と少しで、3・11から丸三年。
遺体安置所や津波で失われた沿岸部を供養巡礼したが、亡くなられた一人一人や取り巻く家族の 表現を超えた「悲しみ」「絶望」「喪失感」そして「無常」を改めて、改めて思い出し、噛み締めた。
昨年公開された、めんどうくさいタイトルの地味な映画だが、9・11から時間を経てアメリカが正面から向き合って出来た「力作」である。
見終わったあと、アスペルガーの少年を主人公にしないと この映画は成り立たないなと ふと思った。
おっ、もう名古屋か…
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