みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

ナイト ホークス 13回帰

2011-09-08 18:59:38 | 日記
ナイトホークスが復活した。活動を休止して13年。昨夜 一夜限りの復活を果たしたのだ。

おもしろかったなぁナイトホークス。

拙僧がマネジメントしていたナイト ホークス13年ぶりだ。

ナイトホークスにゆかりあるアーティストが五時半から演奏を始め ナイトホークスの登場は8時近くに。
ナイトホークスのリーダーであり、コンポーザーであり、ギタリストであり、キーボードで、ボーカルでもある天才青木は正に「登場」と言う言葉が相応しい。
身長193㎝以上、体重120㎏まるでプロレスラーである。そして声も大きい。

マンガチックなキャラクターに恐ろしげな風貌に タイアップも良くついた。
東映「極道の妻たち」とかアニメ「風魔の小次郎」とかとか

体格からなのか声も日本人離れしていて、外人風の迫力ある声であるのでHondaのCMにも起用された。
レコーディングの事やらライブの事やらタイアップの事やら思い出は尽きない。
機会ある度にブログするが、記念の13回帰なので ひとつだけエピソードを紹介する。

デビューして間もない頃メンバー4人で車移動していた時だ。

赤い超高級外車が 意味もなく 彼らのクルマのケツをかいた(後ろから煽ること)

ベース松本「青ちゃん、後ろのクルマ、地方ナンバーだから俺たちのことナメてんじゃねぇの?」

ドラム工藤「ムカつく懲らしめてやるぺ!」

青ちゃん「やめれ。おめたち。デビュー控えてもめごとすんなって」

ベース松本・ドラム工藤「しかし、ムカつく。うしろからバッシングしてるべや!」

怒ったベース松本とドラム工藤は窓から身体を乗り出し、顔を出し、アッカンベーをして 赤い高級外車の輩二人を挑発した。

その当時は松本も工藤も長髪で 後ろから見ると女に見えたし(青ちゃんは消臭力じゃなくて長州力だけど)工藤も松本もどちらかと言うとかわいい顔だったので、バカにされたと思ったのか赤い高級外車の2人は挑発に乗り、速度を上げてメンバーの乗るクルマを追い越し、行く手を塞ぐ格好で赤い高級外車を止めた。

赤い高級外車の2人は知らなかった。いまから自分たちに起こる惨劇を。

だいたい赤い高級外車に乗ってる人は、その手の人たちか、ボンボンか、若くてチャラく成金になったかの何れかであるのが相場だ。

かくして赤い高級外車から 喧嘩の強そうなその手の2人が降りてきた。

普通なら赤い高級外車の2人がベース松本と工藤に 怒鳴って、吠えて、殴って、謝らせて、落とし前つけさせて 締めくくり、そして爆音を立てて走り去る。
はずだった。

しかし、赤い高級外車のその手の2人は知らなかった。

ベース松本が普通のベース弾きではないことを

ドラム工藤が普通のドラム叩きでは無いことを。

う~ん 残念。時すでに遅し。普通ではない松本・工藤のリズム隊は臨戦態勢に入っていた。

赤い高級外車のその手の2人は知るよしもなかった。
ベース松本が実はライト級のボクサーであることを。
ドラム工藤が自衛隊・習志野第七師団空挺部隊の元エリートであることを

ちなみに 習志野第七師団空挺は自衛隊の中の最強部隊である。パラシュートで敵陣に降り立ち、前線を確保する 最強・屈強の部隊。ある種 仙石元官房長官 風に言えば「最強の暴力装置・最強の戦略部隊」なのである。

災害時に駆けつける比較的に柔らかで優しく力持ちな自衛隊とは一線を画する部隊。

そしてドラム工藤は、その屈強エリートたちの中の最強空挺だったのだ。

おまけに全自衛隊員 体力測定第一位であった。

この事はデビュー時のドラムマガジンのナイトホークス特集に詳しく出ている。
「空挺出身のプロドラマー」がドラム工藤の異名であった。

カーン リングの鐘はなった。その手の2人とボクサー松本と元空挺工藤の タッグマッチ無制限一本勝負の異種格闘戦が火蓋を切った!

面白いように松本のフック・ジャブ・ストレート・アッパーカットが顔面にヒットする。

工藤の素早いカニバサミやロータックルで立ち上がる隙もないほど 地面に転がる片割れ。

血まみれになり、フラフラになりながらも その手の人たちの沽券に関わるので 彼らも負けを認めない。
青ちゃんは またかよ!喧嘩!とタバコをくゆらせながらクルマで事の一部始終を眺めていた。

止せばいいのに赤い高級外車の2人は不利な戦況を帰りみず 青ちゃんにも挑発をして ドアに手をかけ怒鳴った

「降りてこいや!ボケ!ボーって見てんじゃねえ!」

アー!一巻の終わり。

普段は温厚で大人しい象さんのような青木秀一だが、一旦怒りに火がつくと 猛り狂った暴れ象になる。
こうなるとボクサー松本でも元空挺・工藤でも太刀打ち出来ない。出番は無くなる。

青ちゃんヌックとクルマを出て、2メートル近い巨体を震わせて「何だと!コラァ!」

なかなか終止符のつかなかった異種格闘戦に終わりが来た。

右手で工藤担当の輩の首を、左手で松本担当の輩の首をブギュッと鷲掴みにして2人を一気に壁に叩きつけた。ドカーン!

カーン 終了。

勝負はついたが、松本と工藤は収まらず、かと言ってギブアップして白目をむいてる相手を 攻撃し続けるのは男の子らしくないと、腕力は振るわず違う落とし前を見つけ出した。

「おめら二度とクルマでナマ言えないようにしてやるべ!」

数分後、赤い高級外車はただの赤いポンコツと変貌した。

今だからこそブログ出来るナイトホークスの大立ち回りエピソード。

世の中には 本業以外に 特技を持ってる人がいるので、くれぐれも見くびって 喧嘩を売らないように致しましょう


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