カルチャーショックなうまいもん その一

一度食べてダメで、その店には行かないと決めて、３ヶ月経って またふと行きたくなり、また行ってダメで、またふと行きたくなり、更にまたダメでを四度程 繰り返して好きになる 食べ物や店は他にも ある。

先ず 第一は本格的な冷麺。拙僧にとり冷麺と言えば現在、それは韓国冷麺・平壌冷麺の事を言う。

35年ほど前には 冷麺と言えば 中華冷麺の事で麺は黄色く柔らかい麺が基本で中華タレにつけて食べるのが普通だった。

「めっちゃウマい冷麺あるから連れて行ったるわ！」と大阪のとある韓国人街にナニワエキスプレスの清ちゃんに案内されて食べたのが、韓国冷麺との初めての出会いであった。

透明のようで、限りなく薄く白濁してるようなタップリのスープにマロニーのような麺が 丁寧に折り重ねて入っていた。

欧風カレーを食べに行って、タイカレーが出てきた食べ物カルチャーショックの原点が ここに始まった。
中華冷麺と思っていたのに、見たことも聞いたことも勿論食べたこともない韓国冷麺が横たわっていた。
心の中でやはり目が点 ‥