《一期一話》前川佐美雄 2023年01月31日 | 〈我が家のARCHIVES〉 《一期一話》前川佐美雄(まえかわ・さみお)梁(はり)はしる親子ねずみを見たりけり鼠といへど親子づれはよき現代では珍しい光景ですが、わずか60年前までは日本ではよく見られた光景。昭和21年2月(1946年)の作。『紅梅』に所収。
《一期一話》松村蒼石 2023年01月30日 | 〈我が家のARCHIVES〉 《一期一話》松村蒼石(まつむら・そうせき)雪は無限ましらは谷の温泉(ゆ)に集(つど)ふひしひしと降り続く雪の中、谷の温泉に集まって、気持ちよさそうに湯に浸かっている猿の群れを詠んでいます。『雪』所収。
《一期一話》清水房雄 2023年01月29日 | 〈我が家のARCHIVES〉 《一期一話》清水房雄二十年はもつと言はれし入歯のこと吾にその要ありなしのことこの時作者は八十代。「この義歯なら20年は持ちますよ」と言われ「私にこれを作る必要がありやなしや」と自問するおかしみ。
《一期一話》大高弘達 2023年01月28日 | 〈我が家のARCHIVES〉 《一期一話》大高弘達(おおたか・こうたつ)大寒の月に機械が軟着す病に倒れ、周囲の人々の助力を得て編むことができた句集。たくまず笑いを誘う技術はさすがです。『海鳴りの森』所収。
《一期一話》京極為兼 2023年01月27日 | 〈我が家のARCHIVES〉 《一期一話》京極為兼木の葉なきむなしき枝に年暮れて又めぐむべき春ぞ近づくなだらかな上句を受け、下句が自然に新年の到来と生命の甦りへの期待を重ね合わせて詠んでいます。鎌倉時代後期の歌人。『玉葉集』所収。
《一期一話》服部嵐山 2023年01月26日 | 〈我が家のARCHIVES〉 《一期一話》服部嵐山(はっとり・らんざん)海鼠(なまこ)喰ふはきたないものかお僧達(たち)平素生臭ものを平然と喰べている御坊さん達、ナマコとみるといかにも汚いものの様に目をそむけるとは偽善者ですなあ。『玄峰集』に所収。
👨🎓我が家の卒業生👩🎓 2023年01月25日 | 〈我が家のARCHIVES〉 👨🎓我が家の卒業生👩🎓茨城県在住マルプー「なな」ちゃんからお散歩後の画像が届きました。ななちゃん、お散歩無い日は「不機嫌」とか。今朝は沢山のお散歩で上機嫌のお顔とか。確かに可愛く上機嫌に写っています🤗
お寝坊あ〜ちゃん 2023年01月25日 | 〈我が家のARCHIVES〉 今朝は冷えます。お寝坊トイプーばあちゃん「あ〜ちゃ」は当然まだ寝床の中です😫こちらがトイレ片付けや新設している最中もずっとこの体勢。手伝おうとする姿など皆無の「あ〜ちゃん」でした😖
《一期一話》藤原俊成女 2023年01月25日 | 〈我が家のARCHIVES〉 《一期一話》藤原俊成女(ふじわらのしゅんぜいのむすめ)霜枯(しもかれ)はそことも見えぬ草の原たれに問はまし秋の名残(なごり)を霜枯れで寂しくなってしまった草野になお艶やかに咲き乱れる秋草の面影を探ねる心を詠んでいます。『新古今和歌集』所収。
《一期一話》坪野哲久 2023年01月24日 | 〈我が家のARCHIVES〉 《一期一話》坪野哲久(つぼの・てつきゆう)めぐまれて小さな星に棲(す)みながら人間最も凶悪である短歌と日常生活の思想とを一体のものとして表現する事に全力を傾けた歌人と言われる。『人間旦暮』所収。
母子ツーショット 2023年01月23日 | 〈我が家のARCHIVES〉 今年最初の母子ツーショット❣️トイプー「れい」ママと実子の「七福」君(右)です。母親は2.6kgと小さいですが、息子は桁違いに大きい9.5kg❣️お二人さんを見るたびに、よくこんな小さな母からこんな大きな子が生まれたものだと思うのでした‼️
《一期一話》木下幸文 2023年01月23日 | 〈我が家のARCHIVES〉 《一期一話》木下幸文(きのした・たかふみ)門(かど)さして人をいれじとせしほどに春さへもこずなりにける哉自身の貧窮を嘆いた歌で知られる江戸後期の歌人。家の門を閉ざして人を入れまいとしたため、春さえもここにはやって来なくなってしまった。
《一期一話》小林慶子 2023年01月22日 | 〈我が家のARCHIVES〉 《一期一話》小林慶子(こばやし・よしこ)唐突の召天あらん唐突をあはれ希(ねが)へり老人われは天に召され時は「唐突」にお願いしたいものだと願う老年の心。作者は長年キリスト教徒でもあった。『み翼のもとに』所収。
《一期一話》星野立子 2023年01月21日 | 〈我が家のARCHIVES〉 《一期一話》星野立子竹馬の子のおじぎしてころびけりせっかく知り合いの人にお辞儀をしたのに、次の瞬間目の前で転んでしまうという失敗。ほのぼの失敗談に心癒されます。『立子句集』所収。
《一期一話》土屋文明 2023年01月20日 | 〈我が家のARCHIVES〉 《一期一話》土屋文明(つちや・ぶんめい)ふらふらと出(い)でし来りし一生(ひとよ)にてふらふらと帰りたくなることありこの様な歌を作りながら満百歳の長寿を生きるとは本人自身も予想したであろうか。『出版人の万葉集』所収。