2年ぶりのNHK交響楽団の演奏会が
鳥取市の梨花ホールで開催されました。
なんといっても日本一の交響楽団!
なんとしてでも行かなくっちゃ!と
楽しみにしていました。
今回はオリンピックやパラオリンピックでも演奏されている
あのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番
と華やかさでは群を抜いているかと思う
同じくチャイコフスキーの交響曲第4番
ピアニストは若い青年ピアニスト 藤田真央(1998年生まれ)
海外のオーケストラとも数々共演し
詩情あふれる演奏が人気を集めているそうです。
指揮は京響の常任指揮者の広上淳一(1958年生まれ)
小さな体での目いっぱいの指揮ぶりが
オーケストラ演奏への親近感を作ってくれますし
多分演奏者の皆様にも人気なのでは?と思えます。
演奏はNHK交響楽団
1925年創立ですから今年95年を迎えることになるそうです。
今回は大好きなチェロ奏者の藤村さんも出演!
チェロ愛が大きい母さんにとって、幸せいっぱい~~~
座席はいつものバルコニー席(新しくなっていました。)
ピアノの演奏が良くみえるように舞台に向かって左側が定席です。
こんな感じに舞台が見えます。
演奏開始よりずいぶん前から
コントラバスの奏者たちが盛んに音出しをしています。
ピアノコンチェルトがあるのでピアノが前の真ん中に設置されています。
お客様も入ってきました。
前列2列は空けているようですがほぼ8割ははいっているでしょうか・・・
さて楽団員が入りピアノのAの音出しから始まります。
コンサートマスターのまろさんがぽん!とAの音を、
その音に合わせて楽団員が音合わせです。
いつもこの瞬間から胸わくわくドキドキで曲の始まりをまちます。
ピアノ演奏は若さが際立つ演奏でした。
経験を積んでますます素晴らしい演奏家になって頂きたいと
幼さがどこか残る挨拶の姿に拍手拍手で応援しました。
もち論N響の演奏は?
素晴らしいものでした。
ピアノ演奏者のテンポやリズム、表情に合わせて
ピアノ演奏が一層引き立つように
楽団員の皆さんが演奏していらっしゃることが良く分かりました。
気持ちが高まり夢中で聴いていたチャイコフスキーでした。
拍手に応えてピアノアンコール演奏があり
始め聴いた曲でしたが、
メロディの優しいテンポもゆっくりな演奏に
心が静かに落ち着いていきました。
休憩20分のあと
いよいよチャイコフスキー交響曲第4番です。
コンサートマスターがまろさんから若手の楽団員に代わって
まろさんが若い人を育てている雰囲気が伝わりました。
今度はオーボエがAの音出しをして
その音をコンサートマスターが拾って後
楽団員がその音に合わせていきます。
この瞬間からもう聴くモードに入っています。
指揮者が入ってきて演奏が始まります。
かあさんはチェロ見~
あ~~~なんて素敵
いつもの演奏より皆さんぐっと力が入っていることが分かります。
いつも淡々と静かに、こころ深く演奏される藤村さんも
体が大きく揺れて弓に力が入っていることが
手に取るように分かります。
チェロトップの藤森さんは、何度も椅子から腰が上がっています。
ペットも2本で素晴らしく大きな音さえわたる音が響いてきます。
ファゴットやフルートも美しい演奏です。
管楽器もめいっぱいの演奏であることが分かります。
大きな指揮で有名な広上さんの指揮もかすむくらいです。
楽団員さんの演奏に対する気持ちが
いっぱいいっぱい伝わって感動の演奏会でした。
2年前のように楽屋入り口でちょっと藤村さんに
お会いしたかったのですが
コロナの時代・・・・・
泣く泣く諦めて帰途につきました。
ご一緒してくださったお2人とオーナーの4人
あ~~~よかったとため息交じりの車の中
今聞いたばかりの音が、メロディが浮かんでくるような
聞こえてくるような気がしていました。
8月最終の土曜日、夏のシーズンのご褒美に
連れて行ってくれたオーナーに
ありがとう!!!でした。
さあ~頑張らなくっちゃ!!!!