車を貸してもらっていたので
明るくなるのを待って、
国頭に大きなパンノキがあると聞いたので
小雨降る中を飛行場に向かう道路を走っていった。
探すこともなく
道路わきの屋敷に大木が見えた。
断りもなく写真を撮って、
門の表札をみると先田と書いてある。
もしかして
郷土研究科の先田先生の親戚かもしないと思って、
お話をききたいと思ったが
時間が早すぎるので集落のめぼしい地点まで引き返して
景観の写真を撮ることにした。
天皇賞に輝いた集落がその後どんなふうになっているかこの目で確かめ、
これからの私たちの公民館活動の参考にしたいと思って
下調べをしておきたかった。
ホテルの朝食が7時からと聞いていたので
一旦宿に戻って朝食を済ませて
また出かけた。
防風林の現地視察が9時から予定されていたので、
それまでの間にパンノキの持ち主に逢って、
いつ頃に植えたのかを聞き取りしたかった。
船を降りるとき、
私がお土産に持っていたパンノキの苗木をみて
入知恵してくれた方が知名町で天下一の銘柄酒造主新納さん、
新納にもいろいろとお世話になっている。
不思議にと縁がある方だ。
パンノキを見に行こうと思い立ったのも
先輩と出会えたからで、
次なる縁につながっていくことになった。