福島原発事故から10年たちました
この記事を書こうと思ったのは
10年目の3/11にテレビ放送され また日本アカデミー賞 12部門を獲得した
『Fukushima 50』(フクシマ フィフティ)を観たから
そして それに違和感をもち、疑問を感じたから
まず10年前に何が起こって 現状はどうなのか
下記のNHKのサイトをみるとわかりやすい
いまなお悲惨な現状がわかります、驚いたのは今現在多くの作業員が事故処理のため働いていること
また、ここで特記したいのは 1,2,3号機が炉心溶融(メルトダウン)を起こしていること
津波により 電源喪失し壊滅的被害をもたらしたのは周知だが
1号機は地震により炉心溶融が始まっていた?
事故直後 想定外という言葉が行き交ったが、この記事によると 想定内の事故?
想定外といえば下記の事象も
2号機、格納容器爆発という最悪事態はギリギリのところで幸運な偶然に恵まれて回避される。
それは原子炉の下部にあるサブレッション・チェンバーという圧力抑制室のどこかに穴が生じ原子炉内圧力が低下したことによるものと推定されている? 神の御加護
2号機は原子炉建屋上部のパネルが1号機の爆発の衝撃で吹き飛び、水素が外へ逃げたことで爆発を免れたが・・・
『Fukushima 50』で描かれている通り、吉田所長をふくむ多くの現場作業員の方々が、文字どおり命がけで
最大限の対策作業を行ったことは否定しません、現在の廃炉作業等を含め、頭が下がる思いです
汚染水問題をふくめ 前途多難という言葉では軽すぎるほど重い
心に残ったのは 吉田所長演ずる渡辺謙が”俺たちは何を間違ったのだろう”という言葉
今回の大津波の様な 自然の脅威に対する備えが万全ではなかったからか?
それとも 日本の原子力政策自体が間違っていたのでは?
この映画の中では 原発自体は肯定しているようで、前者の様でしたが