Dairy Japan 関東支局

デーリィジャパン関東支局です。関東や長野、山梨、新潟、静岡などを歩く中からトピックスをお届けしました。

農場スタッフとの会話から

2007年03月05日 | Weblog
農場スタッフさんから見て、酪農業への就職って、どんなところが面白いのだろうか? 先日、7軒の農場で聞いてみました。

もちろん答えは、農場規模や雇用のタイプなどで千差万別ですが、共通しているのは「やればやっただけ、牛が応えてくれること」。しかし、これは酪農経営主からも、後継者からも、奥さんからも聞く言葉。

そこで、さらに雇用される側からの意見、日ごろ感じていることは?と伺うと、けっこういろいろな内容が出てきました。人事にふれる微妙な問題でもあるので、ここではあまり書けませんが、感じたのは、

「経営主のカウ・センスと、雇用される側のそれが合っていないと、双方にストレスが溜まるな」

ということ。

Dairy Japan誌で現在「ほんとに、いい農場なんて、できるんかいな?」を連載していただいている山本浩通先生(獣医師・宮崎県)は、

「コーチングでは、人を責めずに、原因を攻める。ミスを成長のチャンスにする」

と述べています。でも、なかなかこれが難しい。こうした視点で、農場で働くみんながコミュニケーションできている農場は、まだ少ないでしょうね(DJ社でも、できているかな?)。

でも、少ないということは、それだけ可能性があるということ。山本先生も弊社刊の著書「農場をうまくやる方法」の中で「農場で働くみんなが元気で明るいと、農場の成績は上がります」としてます。


以前、北海道の酪農後継者グループを、ある県の農場へご案内したことがあります。視察のテーマは「上手な雇用」。
農場を見学し、経営主の話を聞いた彼らの感想は「本州では、人を“使う”というより、人を“育てよう”と考えている」というものでしたが・・・いま振り返ると、少し表面的な視察だったかな、と反省しています。



 

 


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