牛舎の敷料としての戻し堆肥を初めて見たのは、ずいぶん前のこと。昭和50年代の中ごろ、アメリカ・ワシントン州で酪農を研修し、新規参入したK牧場(神奈川県)が最初だった(現在、Kさんは廃業)。
その後しばらくして、栃木県などのフリーストール農場で戻し堆肥を取り入れるところが出てきて、今ではどこでも一般的になった。
群馬県S牧場も、そんな一人。この牛舎(フリーバーン・約100頭)では嫌気性微生物資材を用い、毎日の除糞ではバケット3台程度の汚れた敷料を掻き出し、戻し堆肥を入れ、薄くオガクズを撒く程度。
牛体とベッドの見た目の汚れ具合は写真(9月初旬)のような感じで、体細胞数は10万~15万で推移。
近刊のDairy Japan10月号には、戻し堆肥の利用について、1日1頭当たりの敷料費(10日ごとに交換)は、戻し堆肥59円、オガクズ75円というデータが示されている(茨城県畜産センター:井上雅美氏)。
戻し堆肥に“過度に”期待するのは禁物だろうが、その特性をしっかり押さえて使えば、メリットは十分にあるはず。
ちなみに、ホールディングエリアからパーラーピットにまで、戻し堆肥を敷いている農場もあります。
その後しばらくして、栃木県などのフリーストール農場で戻し堆肥を取り入れるところが出てきて、今ではどこでも一般的になった。
群馬県S牧場も、そんな一人。この牛舎(フリーバーン・約100頭)では嫌気性微生物資材を用い、毎日の除糞ではバケット3台程度の汚れた敷料を掻き出し、戻し堆肥を入れ、薄くオガクズを撒く程度。
牛体とベッドの見た目の汚れ具合は写真(9月初旬)のような感じで、体細胞数は10万~15万で推移。
近刊のDairy Japan10月号には、戻し堆肥の利用について、1日1頭当たりの敷料費(10日ごとに交換)は、戻し堆肥59円、オガクズ75円というデータが示されている(茨城県畜産センター:井上雅美氏)。
戻し堆肥に“過度に”期待するのは禁物だろうが、その特性をしっかり押さえて使えば、メリットは十分にあるはず。
ちなみに、ホールディングエリアからパーラーピットにまで、戻し堆肥を敷いている農場もあります。