Dairy Japan 関東支局

デーリィジャパン関東支局です。関東や長野、山梨、新潟、静岡などを歩く中からトピックスをお届けしました。

ある廃業から・・

2005年11月28日 | Weblog
 8月に取材させていただいた酪農場を昨日訪問したら、牛舎が空っぽでした。  びっくりして近くの酪農場で聞いたら、その方は9月に胃ガンが発見され、手術入院したとのこと。家族会議を開いて酪農継続の可能性を検討したのですが、子供は他の職業に就いており、廃業したことが分かりました。  8月には「牛飼いは一生挑戦ですからね」と仰っていたのに・・と無念でなりません。あのときの取材が一つの区切りになってしま . . . 本文を読む

うれしい瞬間

2005年11月23日 | Weblog
 茨城県のある酪農場に伺ったら、ちょうど届いたばかりのデーリィジャパン12月号を読んでいるところでした。  以前も群馬県である牛舎を覗いていたら、奥さんが軽トラックで帰ってきて、運転席には大事なポイントに赤線が引かれているデーリィジャパン誌がありました。私たちにとって、こうした場面に接するのはうれしい瞬間です。  その茨城県の酪農場。翌日から、ご夫婦で搾乳ロボットを見学にヨーロッパに行くとのこ . . . 本文を読む

少しずつ着実に

2005年11月21日 | Weblog
 群馬県の40頭繋ぎ牛舎。会社勤務を辞めてUターン就農して2年目のKさん。  牛床マットを交換し、繋留方式をニューヨーク・タイストールにして、カウトレーナーをつけた。細霧装置も導入した。今後はファンの台数を増やして、換気を改善したいと言う。  エサは? と伺ったら、「ベースの配合飼料は変えてもらったけど、親父たちがずっとやってきた方法を、一気に変えるのは難しいネ」とのこと。牛はずっと改良されて . . . 本文を読む

良質な粗飼料

2005年11月18日 | Weblog
 来年の企画の相談で、ある大学の先生(栄養学)を訪ねました。先生らのグループの研究報告などを軸に話をしていくうちに「良質な粗飼料って何だ?」という議論になりました。  良質の指標となるのは何か? 当然、ポイントが高いのは、よく食べてくれて、乳生産に反応してくれるもの。繊維の消化速度がDMIと密接な関係があることは分かっているし、乾物中のOa(高消化性繊維)含量を指標とした乾草の乾物摂取量の推定式 . . . 本文を読む

管理チェックシート

2005年11月14日 | Weblog
 埼玉県内の新築の繋ぎ牛舎。2月に着工し、牛が入ったのが10月初め。いくつか写真を撮りたかったので、朝の搾乳時間にお邪魔しました。  ふと見ると、壁に貼ってある管理記録シートは白紙のまま。「毎日、記入しようと思えば、できるのだけど・・」とのことでしたが、生乳の安全・安心の確保のための全国協議会(事務局:中酪)では、来年以降、全酪農家にチェックシート・記録簿を配布し、記録の徹底を本格的に推進するそ . . . 本文を読む

基礎から勉強したい

2005年11月07日 | Weblog
全共会場の当社展示ブースに「牧場に勤めているのだけど、基礎から酪農を勉強したい」と、若い女性が書籍を探しに来てくれました。 また、会社で本誌を購読しているという二人連れの女性に「どちらの会社ですか」と伺ったところ、「地元の○ファームです」と、いわゆるメガファームと呼ばれている農場でした。埼玉県のある酪農場も、農場スタッフと一緒に、連日、見学に来ていました。 見本市とは、現在の業界水準を示し、未 . . . 本文を読む

とちぎファームフェスタ(全共)終わる

2005年11月06日 | Weblog
ファームフェスタ(全共)は6日、午前中に各部優等賞牛のパレード、褒章授与、閉会式が行なわれ、日程を終了しました。 すべての出品牛を自家産・自県産でのぞんだ地元・栃木県は、準名誉賞1頭、優等賞6頭(未経産牛1頭、経産牛5頭)という成績をおさめました(ホルスタイン種)。県改良同志会の臼井勉会長は「栃木県全体の牛群をアップさせるためにも、自家産・自県産の出品にこだわり、努力してきた。いろいろ困難はあっ . . . 本文を読む

とちぎファームフェスタ(全共)最高位賞決定

2005年11月05日 | Weblog
5日はホルスタイン種(10~12部)およびジャージー種(1~4部)の審査の後、最高位賞・名誉賞・準名誉賞が決定しました。 各部の優等賞1席、および優等賞2席は次の各牛です。 ○第10部(経産4歳以上5歳未満) エルムレーン スカイチーフ サニー ET(北海道 ㈲福屋牧場) グリーンハイツ マーク ダーハム ET(北海道 加藤智宏氏) ○第11部(経産5歳以上6歳未満) YMD ユリアナ エルトン . . . 本文を読む

とちぎファームフェスタ(全共)第1部~第9部

2005年11月04日 | Weblog
ファームフェスタ(全共)のホルスタイン共進会が始まりました。3日は第1部~第9部の審査が行なわれ、次の牛が各部の優等賞1席、および優等賞2席に輝きました。おめでとうございます。 ○第1部(12月以上14月未満) レデイスマナー フアースト ラヴ(北海道 天野洋一氏) YMB R チヤンピオン フローラ(岩手県 山火松雄氏) ○第2部(14月以上16月未満) ロツクヘルス S ローゼツタ カイト( . . . 本文を読む

とちぎファームフェスタ(全共)始まる

2005年11月03日 | Weblog
3日、とちぎファームフェスタ(全共)が、午前9時のテープカットを皮切りに盛大にスタートしました。 メインイベントの共進会は、午前10時15分、全国の出品者がショウリングに勢揃いし、高円宮妃殿下のご臨席のもと、開会式が行われました。今回の共進会の目玉の一つは高校生。開会式では、牛を出品する農業高校の名前がアナンスされたほか、午後には「高校生向けの勉強会」も開かれました。 休日とあって、会場は大賑 . . . 本文を読む

ファームフェスタ(全共)直前

2005年11月02日 | Weblog
昨日、ファームフェスタ(栃木全共)の準備に行ってきました。 全国から牛が集まり、出品前の入念な準備に余念がない。ここまで駒を進めることができた喜びと、本番前の適度な緊張。そんな雰囲気が会場をつつんでいました。農業高校からの出品も多い。なんといっても全共だな、といつも思います。 地元の栃木県の出品牛は、すべて自家産・自県産。「これは大変だったよ」と栃木県の出品者の皆さん。その成果は間もなくです。 . . . 本文を読む