先日、ある企画をNさん(26歳・栃木県:繋ぎ牛舎・50頭搾乳)に相談したところ、「う~ん、どうかな?」と言われてしまいました。
それは今年の春に、この地域で開いた小さな勉強会のアフターフォロー。あの勉強会はすごく参考になったというN牧場を事例に、「親子の移行期をスムースにしよう」というのが狙い。Nさんとお父さん、勉強会講師の獣医さんの3人で、その後の改善結果や経営の考えなどを議論・整理してみよう . . . 本文を読む
7月20~21日、神奈川県・横浜ロイヤルパークホテルで、全国酪農青年女性会議らが主催する第36回「酪農発表大会」が、約600名の酪農家や関係者を集め、開かれました。
大会では経営の部6名、意見・体験の部6名がご自分の経営を発表。経産牛50頭規模から100頭以上と多彩で、成長途上にある農場や円熟味を増す農場、かすかに苦戦がうかがえる農場など、経営の過程やベクトルもさまざま。しかし、それぞれが個性的 . . . 本文を読む
Kさん(群馬県)を訪れたさい、弊社発行「農場をうまくやる方法 ~コーチングで農場が100倍魅力になる~」に関連して、従業員さんとの接し方の話になりました。
K牧場はフリーバーン牛舎、経営主+若い従業員2名。以前は、スタッフ研修をいろいろ工夫したそうです。乳房炎・乳質の目標値を決めたり、読んで欲しい技術記事が載った酪農雑誌のページを、それとなく事務室の目に付くところに開いておいたりしました。
「 . . . 本文を読む
千葉県房総半島の真ん中。山の頂上の一本の松の木に登ると360度広がる展望。周囲の山々の向こうに、筑波山、九十九里の海、大島、西には富士山。あまりの絶景に魅了された矢住青年は、迷わずそこを開墾地に決めました。戦後の動乱期のことです。
これが、後に「乳搾り体験」の先駆けとなり、また地域の牛群改良に貢献してきた㈲マザー・デーリーセンターの始まり(注:昭和30年代後半に東京から隣接地に進出してきた現在の . . . 本文を読む
親父の成功体験との「すり合わせ」に悩んでいるんですよ、と笑うIさん(28歳)。
Iさんは大学で家畜飼料学を勉強した後、東京の一般企業に勤め、昨年、家に帰って酪農に就きました。お父さんは地域酪農のリーダー格。早くから、繋ぎ牛舎をフリーバーン+アブレスト搾乳に改造。
Iさんの父親評は「自信満々で、何事も過去の成功体験を基に考える。例えば、育成貧乏になるといって、後継牛はすべて導入。そのほうが儲かっ . . . 本文を読む