9月26日、埼玉県深谷市で現場勉強会「あなたが変われば、農場が変わる」が開かれました。講師は、山本浩通先生(宮崎県・獣医師)。催したのは若手の酪農サークル「D-1」と弊誌。
先生は、講義だけではなく、参加者同士がロールプレイで「ミーティングの仕方」や「話し方・聞き方」を練習するという、参加型のセミナー形式を取り入れながら、農場をうまくやる方法を示唆してくれました。
今回は、後継者や牧場スタッフ . . . 本文を読む
群馬県M牧場の堆肥場。赤いカンナの花に囲まれ、きれいに整備されていました。
まわりには、牧場自慢の多彩な野菜畑。前は、宅急便で宅配もしていましたが、O-157事件の後、注文が減ったため、今は直売所での販売がメイン。
昨年、牛舎横の道路の拡張で運動場が狭くなったため、フリーバーン牛舎に改増築。「牛は放して飼いたいし、管理も楽になりましたよ」とMさん。
ホルスタイン(経産牛22頭)と野菜の経営に . . . 本文を読む
地域や検定組合によって、こんなにも差があるとは!と報告してくれた家畜改良事業団のKさん。
畜産関係の研究者や業界誌有志による勉強会「畜産経営経済研究会」の9月例会が昨日、「酪農産地の競争力」というテーマで開かれました。
*
Kさんは、全国の牛群検定成績などから、
①飲用牛乳消費、生乳生産量ともに平成8年をピークに減退傾向。
②搾乳牛の生産費は上昇傾向にあり、生乳1kg当たりの . . . 本文を読む
どんなに奇抜にペインティングをしても、元の動物が何であるかが分かるのは、牛しかいないそうです。
牛にはそんな存在感があるのですね。それが、1998年にスイスで世界で初めてて催された、この祭典のオブジェに牛が選ばれた理由です。
今年の「カウパレード in 丸の内」の様子は、弊社ホームページ「DJニュース」で紹介していますが、JR東京駅周辺~有楽町駅までのオフィス街の歩道や公共スペースに、65頭の . . . 本文を読む
今週から発売された「東京牛乳」。さっそく飲んでみました。
この牛乳は、東京都多摩地域の酪農場で搾った生乳を使った産地指定牛乳。東京都では地産地消をテーマに、東京ブランドのさまざまな農畜産物を開発・販売してきましたが、牛乳では初めて。
東京では、約80戸の酪農家が2700頭の乳牛を飼い、年間1万5500トンの生乳を生産しています(東京全体の消費量の3~4%)。パッケージもストレートで、東京の酪農 . . . 本文を読む
あるコンサルタント氏との話から・・。
+++++++++++++++
①(同氏の顧客は)中規模~大規模の、どちらかといえば牛群成績の良いほうに属するところが多いのにかかわらず、昨年の収支は芳しくない結果だった。
②酪農は投資額が大きいので、頭数拡大=収入増ではなさそうで、負債が増え最も苦しい経営タイプになっている(さらに糞尿処理もからむと、管理維持が難しくなり、 . . . 本文を読む
関東の農業高校クラブ連盟主催の「第57回関東地区学校農業クラブ大会」が、2日間にわたり千葉県で行なわれ、各県の予選を勝ち抜いてきた発表者や応援の生徒らが多数参加しました。
発表は「食料」、「環境」、「文化・生活」の3区分に分かれ、それぞれプロジェクト発表と意見発表が行なわれました。
酪農後継者Mクン(群馬県立大泉高校:バイオテクノロジー科3年)は、家業の酪農ではなく、「モミガラを用いた培地によ . . . 本文を読む
K牧場(茨城県)は今年、とうもろこしの刈り取り時に「破砕(クラッシャー)処理」を試みました。
破砕処理の効果は、
①子実をつぶすことで消化性を高める、
②切断長を長くできる、
③コーンコブ(芯)を砕くことで残飼が減る、
④サイレージの詰め込み密度が高まる、
などがあり、
とうもろこしのデンプンをルーメン微生物のエネルギー源として、より有効利用できることが示唆されています(黄熟期~完熟期の場合) . . . 本文を読む